注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
東京スタジアム(味の素スタジアム)は、2001年開場、東京都調布市のFC東京、および東京ヴェルディのホームスタジアムである。今回はFC東京主催として取り上げる。
2003年、日本で初めてネーミングライツを取り入れた公共施設として有名。
記憶はおぼろげだが、最初に「味の素スタジアム」と聞いたときは確かにかなり違和感を覚えた記憶がある。その後はサッカーでも野球でもバスケでも当たり前のことになりましたね。
調布、でピンと来る方もいるかもしれないが、元々は在日米軍の調布飛行場の敷地の一部である。
現在でもすぐ隣に飛行場があり、スタジアム自体も飛行機に配慮して地面を掘り下げた形になっている。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄は京王線飛田給駅。京王線に乗り継ぐには新宿か八王子方面に出る必要があり、その中間付近にある飛田給駅近くに乗り継げる路線が少なくちょっとしんどい。
また普段飛田給駅は区間急行以上は停まらないが、試合時には停める場合もある。
が、普段乗り慣れていない人がうっかり乗るとスタジアム目前で通過してしまう悲しいことになる可能性があるので、乗る前にしっかり確認しましょう。
最寄から★★★★★
飛田給駅からは徒歩5分ほど。道も広いし、特に苦はない。途中お客さん目当てで食べ物も売っている。
駅周辺はFC東京一色に染まっている。赤青の二色に染まっているとも言える。
すき家までFC東京仕様とはたまげた。味スタホームのチームがもう一つあるのは気のせいだっけ
ちなみにふた駅隣の調布は映画の街として売り出している。FC東京もあるのに欲張りだなあ。
【観戦環境】★★★★☆
若干ピッチまでの距離は感じるが、それほど苦にならないし、ちゃんと屋根もついている。
ラグビーW杯の会場になっただけあって立派なスタジアムだ。
【雰囲気】★★★☆☆
FC東京はJリーグでも浦和レッズに次ぐ観客動員を誇る人気クラブだが、スタジアムの雰囲気としてはFC東京の応援というよりサッカー観戦しにきているようなお客さんが多いように感じる。
FC東京がどういうお客さんをターゲットにしているのかよく分からないけど、応援で相手を圧倒するような感じではなかった。まあ人数が多いだけに一体感が出たら凄いことになりそうではある。
【グルメ】★★★☆☆
FC東京はスタジアムグルメがひどく、その反動でアウェイ遠征に出た時にはイナゴのように地元グルメを食い尽くす、いわゆる「イナカツ」という言葉が出来てしまった、という不名誉な歴史がある。
最近はその反省か赤青パークというフードコートを作り、改善の兆しも見える。
が、ルーローハンは30分待たされ、味も微妙…。量のコスパは素晴らしいが…。
赤青パークもよりどりみどりというほどの店数はなく、お客さんの数に対して足りてない気がする。もうちょっとぎっしり屋台並べてもいいんじゃないかな…。
スタジアム内で売ってたこのメンチカツは正解。かなりのボリュームがあり、ソースにしっかり浸かってるのにサクサク感も残っててうまい。
【街との一体感】★★★★☆
FC東京といいつつ、実質FC調布という感じだが、かえってローカル感が増して地元民の愛着が湧く、という構造になっているような気がする。地元のサポーターに聞いてみないと分からないけど。
また飛田給駅からスタジアムまでは割とFC東京一色になっている。チャントにも「飛田給」の歌詞があり、この地への愛着を感じる。
帰り際、ユニフォームを着たままチャリで帰っていく父子を見て、公園に遊びに行く感覚で見に来る人も多いんだなあ、と感じた。それもまたよし。
ちなみに後日、浅草を散歩していたらこんなものを見つけた。
23区内でもこういう活動してるんですね。
【満足度】★★★★☆
全体的に取り立てて欠点のない、完成度が高いスタジアムだなという感じ。
気軽に「行こうかな」と思う人が多ければそれで観客動員に結びつくわけで、それをFC東京が狙ってるなら戦略が上手くハマってると言える。
一方のヴェルディは今度ぜひ行ってみたいと思います。Jリーグ開幕戦を戦い一時代を築いたヴェルディの復活はあるのか…?
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