注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
平塚競技場(Shonan BMWスタジアム平塚)は、1987年開場、神奈川県平塚市にある湘南ベルマーレのホームスタジアム。
湘南というと海のイメージが強いが、このスタジアムは残念ながらだいぶ内陸にあるので、海を拝むことはできない。
むしろ公園内にあるため緑が豊かだ。名前のイメージとは真逆である。
基本的には湘南ベルマーレのホームゲームを行うが、年に1度のペースで福島ユナイテッドFCの試合を行なっている。
これは東日本大震災で福島を離れざるを得なかった人に試合を見てもらうこと、福島県のPRを県外で行うこと、そして湘南と業務提携を行っていることが理由である。ベルマーレの試合でも福島の出店が出たりもする。
サッカー以外では陸上競技も行われており、多田修平が追い風参考ながら日本人で初めて100mで10秒を切る9.94を記録していたりする。
【アクセス】
最寄まで★★★★☆
最寄はJR平塚駅。日本の大動脈たる東海道線で行けるため、非常に便利だ。
新幹線で西から行くなら小田原乗り換えが一番効率的だが、のぞみは止まらないため新横浜から乗り換えか迷うところ。
平塚は七夕で有名な街である。
最寄から★★★☆☆
平塚駅からは徒歩で25分ほど。平坦ではあるがまあまあの距離を歩く。
バスもあるが、道路が混むので下手したら歩くより時間かかるかも。
【観戦環境】★★☆☆☆
陸上競技場らしく、ビッチからの距離があり、お世辞にも臨場感があるとは言い難い…。
苦肉の策として、広告の後ろに少し席を用意してある(1枚目左端)が、大多数の観客には関係ないので…。
また屋根が少ない事もJリーグに指摘されている。
なんか湘南の海岸沿いの公園にコンパクトな専スタ作っちゃダメかな…。
【雰囲気】★★★★★
このスタジアムの売りはその試合演出の良さだ。
それもそのはず、このスタジアムDJは世界まる見えやシューイチなど地上波でもナレーションを務める三村ロンド氏が務めているのだ。
試合前からラジオのような感じでグッズやグルメを紹介するのだが、あまりにいい声なのでそれだけで楽しい。
そして選手の紹介時には、太鼓の達人のように音楽のリズムに合わせて拍手をするような演出がある。
野球では最近日ハムや楽天などがやってたりするがサッカーではここ以外で今のところ見た事がない。あまりスタジアムに行かないような人でも自然と応援に入れるため、凄くいい演出だと思う。
またゴール時の演出も、正直Jリーグでは古くさかったりショボかったりするものが多いが、このスタジアムの演出はさすが洗練されている。やはり地上波の力は違う。というか、他のスタジアムもゴールなんて1番の見せ場なんだからもうちょっと頑張っても良いんじゃないかな…と思う。
更にスタジアムの周辺は緑豊かで、湘南のイメージとはかけ離れているが、落ち着いててとても良い。
ちょっと気がかりなのは、J1のクラブでもサポーターの平均年齢が最も高いという点だ。男性率も高いみたい。なんでだろう?結構頑張ってると思うんだけどな。
【グルメ】★★★★★
「湘南」と聞くと、グルメに関しては「しらす?」ぐらいのイメージしか無いかもしれない。というか私も無い。
が、このスタジアムは一味違う。ありとあらゆるグルメが揃い、そのどれもがとんでもなくウマい。
確かに「湘南名物」みたいなものは少ないが、B級グルメのフードコートとしてめちゃくちゃ優秀である。
屋台はスタジアムの外にあるので、チケット無しで来て、色々買い込んで、公園で食べて遊んで、そのまま帰っても十分楽しめるレベルだ。いや試合見た方が楽しいけど。
(ちなみにこの写真だけコロナ後に撮影したので、本来ならもうちょっと店が多い事を付け加えておきます)
【街との一体感】★★★★☆
湘南と言いながら平塚ベルマーレの残り香が強く、平塚では全体的にベルマーレが推されている一方、藤沢や茅ヶ崎ではそうでもない。
ただベルマーレはサッカーだけでなくフットサルクラブも運営していて、そのおかげか平塚、辻堂、藤沢のそれぞれでフットサルコートを運営している。
普段からフットサルを定期的にやるような人にとってはとても身近なクラブなのかもしれない。
【満足度】★★★★★
ピッチとの距離が遠いのが難点だが、それを補って余りあるおいしいグルメ、そしてスタジアム演出がある。
まあ2019年はいろいろあったが、何はともあれタイトルも取ったし、またこれから立て直せるだろう。
しかしオジサンが多いのはともかく、若い人はあんまりいかないのかしら。
まあ湘南近辺はサッカー以外のレジャーも目白押しだからなあ…。
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