スタ辞苑〜全国スタジアム観戦記〜

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横浜武道館(横浜ビー・コルセアーズver.)~武道館でバスケ?~

注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大の情報を元にしています

【概要】

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横浜武道館は、2020年竣工、神奈川県横浜市にある武道館。

 

かつてこの隣には、横浜文化体育館という体育館があった。1964年東京オリンピックのバレーボール競技をはじめ、大相撲やプロレス、そして成人式などに使われ横浜市民に愛される体育館であった。

sportskansen.hatenablog.jp

 

しかし老朽化が激しくなってきたこともあり、2020年をもって横浜文化体育館は閉館。代わりに2024年、横浜ユナイテッドアリーナという施設を作ることになった。

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解体中の横浜文化体育館。

 

そして今回紹介する横浜武道館は、横浜ユナイテッドアリーナのサブアリーナとして2020年に先駆けて竣工となった武道館だ。

武道館という名前ではあるが実際の武道館は1階部分だけとなっており、2~4階はアリーナとなっている。

アリーナの大きさとしてはかつての横浜文化体育館よりも大きい施設になっているようだ。

 

 

更に、横浜武道館にとって大きなニュースが舞い込んできた。

B3リーグで活動するプロバスケチーム東京エクセレンスが、B1リーグの規定を満たすアリーナを求めてこの横浜武道館をホームアリーナとすることになったのだ!

もちろんホームタウンも横浜へ移し、チーム名も横浜エクセレンスとなる。Bリーグでホームタウンを移すというのは初めての出来事になるが、事情が事情だけに仕方ない部分もあるかな…。

 

横浜エクセレンスはとりあえず横浜武道館をホームとし、将来的には横浜ユナイテッドアリーナをホームとする予定になっている。完成は2024年だから、それまでに十分なチーム力、観客動員力を身に着けておきたいところ。

 

一方、横浜にはすでに横浜ビー・コルセアーズというチームがある。

ただ、横浜の北部をビーコル、南部をエクセレンスがホームにするという住み分けになる予定。そのあたりはケンカにならないよううまく手を回したようである。南部の方が大都市な気がするけど…

 

というわけで、今回は横浜エクセレンスの移転に先駆けて開催された横浜ビー・コルセアーズ主催ゲームの模様をお届けする。

しかし本来のホームである横浜国際プールといい、この横浜武道館といい、まともなアリーナでやる機会がないチームだなあ…。

 

横浜国際プールの模様はこちら。

sportskansen.hatenablog.jp

【アクセス】

最寄まで★★★★★

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最寄はJR関内駅。横浜のビジネス街の中心地であり、写真の通りベイスターズの本拠地横浜スタジアムの最寄り駅でもある。

 

横浜スタジアムについてはこちら。

sportskansen.hatenablog.jp 

 

最寄から★★★★★

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関内駅からは徒歩5分ほど。横浜文化体育館とは道路を挟んで反対側にある。

まさに横浜の中心地といった感じだ。

 

【観戦環境】★★★★☆

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出来たばかりのアリーナということもあり、中は新しくてとてもキレイで快適

四面ビジョンも設置でき、横浜国際プールよりもバスケ観戦に向いているように思える。


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気になる点があるとすれば、2階席の通路が広すぎるせいで2階席の前の方だとガラスや手すりが邪魔になってしまう恐れがあること。

実際、最前列は見切れ席として安い料金で売られている。


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四面ビジョンがあるのはいいのだが、得点表示くらいしかなく使いこなせているとはいいがたい。

時間やファウル数などを表示出来たらより良いだろう。ないよりはよっぽどいいけど。


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コンコースもきれいだが、グルメやグッズなどを売るスペースを確保するにはしんどそうだ。

都会にあるアリーナだとどうしてもこういうスペースの確保が課題となる。

 

【雰囲気】★★★★★

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横浜国際プールと違い、光と音の演出が存分にできるのが強み。そしてバスケのような室内競技の強みでもある。

 

ビーコルのブースターは相変わらず衣服の一体感はないが、とにかく応援の音圧がえげつない。

横浜国際プールと違い音が抜けないため、ハリセンによるクラップの音がアリーナ中を駆け巡り相手チームを圧倒する。この翌日の試合で引退となった竹田謙がスリーポイントシュートを決めた瞬間は、この日一番の大音量となった。

コロナ禍においてもそれは相変わらずで、非常に時代に適した応援スタイルと言える。


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四面ビジョンの演出もアリーナのボルテージを上げるのに一役買っている。

 

【グルメ】

コロナウイルスの影響で、この日はアリーナでの飲食は自粛となった。ビーコルのアリーナグルメはなかなかレベルが高いので、また今度食べに来よう。

 

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その代わり関内で家系ラーメンを食べる。やっぱり横浜と言えば家系ラーメンだ。

 

【満足度】★★★★★

アクセスはBリーグでもトップクラスに良く、新しくて非常に快適なアリーナだ。

少なくとも横浜国際プールよりはバスケ観戦に適したアリーナである。

 

さて今回は横浜ビー・コルセアーズの主催試合であったが、今後も引き続きビーコルの試合が行われるかはよく分からない。しばらくは新設される横浜ユナイテッドアリーナをめぐって両チームが争うことになるのだろうか…?

 

なお後日、横浜エクセレンスの移転後初試合も見に行ったので、そちらの方も記事にまとめました。

sportskansen.hatenablog.jp

 

 

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