注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
青山学院記念館は、1964年完成、東京都渋谷区にある青山学院大学の敷地内にあるアリーナ。
以前Bリーグのサンロッカーズ渋谷戦について記事を作成したが、卓球のTリーグを観戦したので改めて記事を作成したい。
Tリーグは2018年に開幕した、日本の卓球リーグ。
プロを目指してはいるが、とりあえず今はプロアマ混合ということになっている。両国国技館で5000人以上を動員し、大々的に行われた開幕戦は記憶に新しい。
卓球Tリーグ開幕オープニングセレモニー両国国技館2018/10/24②
現在は男女ともに4チームずつあり、今後2部や3部を作るなど拡大していく模様。勢いづいている日本卓球が中国卓球に並び超えていくためには、Tリーグの発展は不可欠だ。
Tリーグについてはこちらに解説記事を書いています。
【アクセス】
最寄まで★★★★★
最も近いのは東京メトロ銀座線の表参道駅。渋谷駅も十分徒歩圏内だ。
それにしても最近の渋谷の再開発は目覚ましい…行くたびに何か新しい施設ができている印象である。
最寄から★★★★★
表参道駅なら徒歩5分、渋谷駅なら徒歩7〜8分ほど。渋谷からなら宮益坂を登って真っ直ぐ。
渋谷はその名の通り谷底にある街で、どこに行くにも坂を上る必要がある。この青山学院記念館もしかり。
【観戦環境】★★★★☆
今回は2階席からの観戦だったが、卓球という競技の性質上どうしても遠くなってしまう。しかしコートをこの向きにしてるのはなんでだろ?この方が1階席の人数を多くできるってことかな。
その分スペースが大きいので得点表示のボードは大きくて見やすい。
【雰囲気】★★★☆☆
試合前には芸人さんをMCに呼んで応援練習も行われた。お客さんの認知度も低く、まだまだ手探りという感じだったが。
そんな感じで随所に一生懸命チームに愛着を持ってもらおうという試みは見えるのだけど、いかんせん試合は1人ずつ、あるいは2人ずつで行うので、どうもチームの応援というより個人の応援がメインとなってしまう。
うまく言葉にするのが難しいのだけど、プロ野球のオールスターゲームのように「今日この時だけの急造チーム」感がどうしても拭えない。
そこをどうやって演出するか、というのは非常に難しいのだけど…。
ホームタウンだけでなくホームアリーナを設定するとか、日頃から選手同士のつながりをアピールするとか、チームとしての活動を増やすとか…。
とにかくチームの一体感が見えてこないと、ファンの一体感も生まれにくいと感じる。
スポーツの哲学的な問題として、「選手やコーチが敵チームと全て入れ替わってもそのチームを応援できるか?」という問いがあるが、それにファンが「できる!」と即答できるのが理想の形だと思っている。そうでないと選手が移籍するたびにファンの数が増えたり減ったりしてしまうからだ。
Tリーグにはぜひ、選手だけでなくチームに愛着を持てるようなアピールを続けていってほしい。
とまあ色々書いてしまったけど、張本や水谷などの一流選手のプレーが目の前で見られるのは純粋にとても楽しい。試合前のラリーですら速すぎて見えなかった。
選手の知名度はバツグンだから、うまくやれば絶対盛り上がるはずだ。
【満足度】★★★☆☆
日本は世界で2番目の卓球大国だし、そのトップクラスのプレーを見られるのだから、盛り上がる事間違いなしだ。水谷・伊藤の金メダルで日本の卓球界はがぜん勢いづくだろう。
あと必要なのは、チームとしての一体感だ。オリンピックや世界卓球の団体競技が盛り上がるのは、選手がチームのために戦う姿にみんなが感動するからだ。それをTリーグで再現できれば、自ずとお客さんは集まると思う。
競技の性質上それを見せるのはとても難しいのだけどね…。
索引を作りました!
他のスタジアム・アリーナは↓からどうぞ