注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
相模原市立相模原球場 (サーティーフォー相模原球場)は、1986年開場、神奈川県相模原市にある球場。
現在では高校野球、大学野球といったアマチュア野球が中心に行われているが、かつては1987年に大洋と南海のオープン戦が行われたのを皮切りに結構プロ野球でも使用されていた。
特に日本ハムファイターズは、1992年から1996年まで2軍の本拠地としていた。それ以外にもベイスターズのファームの試合、ジュニアオールスターなどが行われた実績があるが、現在ではプロ野球ではほとんど使われていない。
なおファイターズの二軍は現在下記の鎌ヶ谷スタジアムを本拠地としている。
なお2020年からはBCリーグの神奈川フューチャードリームスの試合が行われ、相模原を盛り上げる。元ベイスターズの選手が多く、ベイスターズファンなら一度は見てみたいところ。
ちなみに球場名となっているサーティーフォーは相模原を中心とした不動産の会社。最近はこういうプロでバリバリ使われてるわけではないような施設でもネーミングライツを取り入れるようになっていて、地元経済の活性化に一役買っている。
おかげで神奈川の高校野球ファンにはサーティーフォーの名前はおなじみだ(何をやっている会社かはあまり知られていないが…)。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄はJR横浜線淵野辺駅。このことから淵野辺球場とも言われたりする。
相模原や町田といった大きい駅からもそれなりに近い。
球場のすぐ近くにはJAXAの相模原キャンパスがある。
先日はやぶさ2が地球に帰還してきたときには、はやぶさ2とともに小惑星リュウグウの砂がこのJAXAの相模原キャンパスに持ち込まれて話題となった。
おかげで淵野辺駅周辺の通りには星座の名前がついているなど、なんともロマンチック。街おこしに一役買っている。
最寄から★★☆☆☆
淵野辺駅からは徒歩30分。
そんなに歩けるかい!って場合はバスで淵野辺公園ってバス停まで。ちなみにバスなら小田急の相模大野駅からも行ける。
【観戦環境】★★★★☆
かなり席数が多く、それなりのお客さんがいてもわりとゆったり見れる。席も個別になっており、地方球場としてはかなり良くできている。
しかしこのファウルゾーンの大きさはなんだ…。フットサルくらいなら出来そうな広さだ。
こうも広いと守っている選手は大変だ。特にキャッチャーはパスボールでもしようもんなら2つ塁を進まれかねない。見ている我々は気楽なもんです…。
【雰囲気】★★★★★
周りを木々に囲まれ、周りに人工物があんまり見えない。遠くには丹沢の山並みも見える(曇ってるけど)。
別に山奥にあるわけじゃないんだけど、なかなかに自然を感じられる素敵なスタジアムだ。こういうのもいいね。
ちなみに試合の方だけど、1回戦だけあって甲子園経験校から部員が11人しかいない学校までレベルは幅広かった。前者はさすがにうまく感心したが、後者はエラーも多いしお世辞にも上手いとは言えない。
でもアウト1つ取るたび、ヒット1本打つたび、何故か感動してしまった。
部員がこんなに少ないのに野球を続けているのだから、きっと野球が本当に好きなんだろう。好きな事を突き詰めていく彼らのことを私も見習わなければいけないな。
【満足度】★★★★☆
かつてはプロ野球も開催されたこともあって、なかなかに立派なスタジアムだ。自然に囲まれた雰囲気もいい。
のんびり高校野球を楽しむには最適だ。今度は神奈川フューチャードリームスの試合を見に行ってみたいと思う。
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