注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
大和スタジアム(ドカベンスタジアム)は、1980年完成、神奈川県大和市にある球場。
ドカベンスタジアムの愛称は、ドカベンのキャラクターの像や壁画があるため。ドカベンスタジアムと呼ばれているから像や壁画があるわけではなく、順序が逆らしい。本当かなあ?
不滅の大打者、山田くん。こんなにバットがしなっていたら、スイングスピードより素材の問題を疑われるだろう。
アンダースローの小さな巨人、里中くん。なんか目が怖くね?
ではなぜドカベンの像や壁画があるのかというと、国体にあわせて1996年に人工芝、電光掲示板の改修を行う際にドカベン作者の水島新司にアドバイスを受けたのがきっかけ。
結局なんでそういう話になったのか?は調べてもよく分からなかったけど…。ドカベンの舞台が神奈川である事は無関係ではないだろう。
なお、水島新司の出身地である新潟の新潟県立野球場も「ドカベン」の名前を冠する動きがあったが結局頓挫した一因として、先にこちらがドカベンスタジアムを名乗っていた、ということがあったらしい。
他にも色々要因はあったようだけど、神奈川の球場名が新潟の球場の名前に関わってくるなんてとんだバタフライエフェクトである。
プロ野球としては、横浜DeNAベイスターズの2軍が年に1度程度試合を行うほか、2020年からは独立リーグの神奈川フューチャードリームスの試合も予定されている。
このチームを追っていけば神奈川県内の球場はかなり巡れるので、お好きな方はお試しを。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄は小田急江ノ島線の桜ヶ丘駅。大和駅から一駅だが各駅停車しか止まらないので、ちょっとめんどい。
最寄から★★★☆☆
桜ヶ丘駅からは10分ちょっと。距離的には短いけど、割と普通の住宅街を抜けていくため、本当に球場があるのか?と不安になる。
道も狭いだけに、大きなイベントを行うのはなかなか厳しいだろうなあ…。
【観戦環境】★★★★☆
水島新司のアドバイスもあってか?人工芝はすごいキレイなスタジアムだ。それ以外の設備は標準的。
しかし御大のアドバイスはどの辺で生きてるんだろう?気になる。まさか銅像や壁画を置けとだけ言ったわけではあるまいし…。
【雰囲気】★★★☆☆
空気はキレイでおいしいけど、特段眺めがいいというわけでもないし、特筆すべきような事項はない。
それでも、ドカベンのキャラクター達がこの球場で凌ぎを削っていたと妄想するとなんかちょっと気が引き締まる感じがする。ただ結局地元のベイスターズに明訓五人集の誰も入ってないのがちょっと悲しい…。
【満足度】★★★☆☆
球場としては特別なものはないけど、ドカベンスタジアムという名前と銅像でかなり得をしている感じがする。というか、単純にそれだけで楽しい。
ドカベンファンなら球場の周りを散策するだけでも来る価値があるスタジアムだ。きっと山田や里中もあの坂を登って球場に来たんだろうな、とかいろいろ想像力を働かせて楽しもう。
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