注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
今回は福岡ソフトバンクホークスの試合観戦のために藤崎台県営野球場(リブワーク藤崎台球場)を訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
熊本を訪れるのは初めてだったのですが、熊本のグルメを次々に味わい大変楽しい旅となりました。
また熊本地震の爪痕がまざまざと残った熊本城の現状を見学し、熊本地震は決して過去のものではないことを再確認する旅となりました。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・熊本で試合観戦+熊本グルメ
朝一の便で羽田を出発。行くぜ熊本!
機体にはさっそくくまモンさん。こりゃテンション上がるぜ!
熊本に着いてからはバタバタしていたので、いきなり熊本市街地の写真。
ここまでおよそバスで1時間弱。なかなかのアクセスしてますね…。
熊本城のふもとには城彩苑という観光施設が。
熊本城のミュージアムや飲食店があり、とりあえず困ったらここへきておけば楽しめるでしょう。
熊本城はとても広く、丸一日楽しめます。
ただ、今日は試合観戦があるのでほどほどに。
そしてお城なのでもちろん急坂。体力は万全にしておきましょう。
本日の目的地藤崎台球場は熊本城の横。聖地にふさわしい立地。
雨が降り出し試合の行方が心配されましたが、なんとか最後まで観戦することができました。ここまできて中止になったら悲しかったので助かった。
試合の方はエースの千賀が好投を見せホークスの勝利。熊本のファンは大満足だったでしょう。
道中、崩れた石垣を発見。おそらく熊本地震による影響でしょう。
この辺りについては翌日改めて見学する予定。
試合が雨で延びたので、急いで目的のお店に駆け込む。
こちらのむつ五郎は馬肉料理の有名店。
お酒には全く詳しくないのですが、熊本と言えば焼酎のイメージなのでとりあえず頼んでみます。
んで馬刺し。
馬肉特有の甘みが広がり、いつまでも噛んでいたくなるお味。こりゃうまい。
そして馬メンチカツ。
デミグラスソースがかかっており、そしてとても大きく食べ応えはバツグン!さすがおいしいなあ。
そして最も感動したのがこの馬汁。
もうとにかくおいしい。おいしいったらおいしい。
また熊本に来たら絶対食べたい一品です。
立派なアーケードだなあ。さすが政令指定都市。
なぜか縦向きになっている日の丸の横にある顔写真は、熊本のJリーグクラブロアッソ熊本の選手。
先日劇的な形でJ3優勝を果たし、J2復帰を決めました。
そして〆はやっぱり熊本ラーメンっしょ!この天外天は熊本出身くりぃむしちゅーも愛するお店。
といっても先ほど結構大量に食べてしまったのでかなりきつかったです。もちろん美味しかった。
2日目・熊本観光+熊本グルメ
朝は滝川パンというパン屋さんで買ってきた牛乳とメロンパン、あんぱん。おいしい。
牛乳の下にはちっちゃく黒川温泉と書いてあります。黒川温泉は一時衰退したものの、「街全体が一つの宿 通りは廊下 旅館は客室」を合言葉に入湯手形(どの旅館の露天風呂でも自由にはいれる)など画期的なアイデアで復活した温泉地。
一度は行って見たい温泉ですね。ただアクセスがなあ…。
熊本市街を走る市電とバス。
熊本市街を流れる白川。
熊本は普通に都会です。
熊本のものは何でもそろう、鶴屋百貨店。令和になった直後だったのででっかい垂れ幕が下がっていました。
地場独立系の百貨店としては全国でも屈指の規模を誇る百貨店。なんとなく懐かしい匂いがします。
そして熊本城へ。熊本地震の影響で大きくえぐれてしまっているようです。
熊本地震は2016年4月14日、16日に立て続けに震度7の地震が発生した大地震。死者273人、全壊の建物8000棟以上を出す災害となりました。
市街地ではその影響はほとんど見られませんでしたが、こうして熊本城に来るとその影響の大きさを実感できます。
こちらも大きくえぐれています。
倒壊の恐れがあるということで補強されているようです。
石垣が崩れている様子がよく分かります。
この状態では迂闊に近づくことすら危ないでしょう。
こちらでは崩れた石垣を集め、再度構築するための準備が進められています。
緻密に作業を進める必要があるため、膨大な時間がかかるようです。
塀が崩れたり、ひびが入ったりしています。
これは2019年の時の様子ですが、果たしてこれが今どこまで回復しているかは分かりません。
ただこうして、観光客も熊本地震の大きさを学べる、そして現在進行形で復興が続いているというのを広めるうえで、熊本城はその大きな役割を果たしていると言えるでしょう。
そして熊本城の本丸。この時は鋭意補修工事中でした。
熊本城は1400年代に作られたものですが、加藤清正が入城すると天守が完成するなど飛躍を遂げ、農業用水確保のため治水に尽力するなど成果を上げました。
このおかげで、加藤清正は(熊本出身ではないにもかかわらず)現在でも熊本の人に慕われる存在となっています。
天守は復旧し、今では中にはいれるようになりました。それでも、熊本城復興のたった2割しか進んでいないのだそうです。
まだまだ道のりは遠いのです。
その横には熊本博物館。熊本という地がどのようにしてできたのかを学ぶことができます。
展示も工夫されており、とても分かりやすい。
そして熊本もまた、第二次大戦で空襲を受けた地の一つです。こうして写真を見ると、本当にむごいなあ…と思わされます。
再度城彩苑へ。散歩するだけでもなかなか楽しい。
熊本の定番メニューらしい、ちくわサラダ。ちくわにポテトサラダを詰め、揚げたものらしい。
揚げたてだったのでおいしかったです。
更に熊本名物、太平燕(タイピーエン)。野菜たっぷり、やさしいお味。
ただ量的にはちょっと物足りなかったので、さっきちくわサラダを食べてちょうどいい感じでした。
そして新しくなった熊本駅。キレイな駅舎です。
ただ熊本駅と熊本市街は結構離れているので、新幹線で熊本に来たときは駅前に何もなくて面食らうかもしれませんね。
市街地までは市電で10分ほど。
お土産屋さんも充実。お土産に困ったらぜひ肥後よかもん市場へ。
暇なので、熊本市電の終着の停留所へ。ただ、特に何もないです。
ただ、フラッとスーパーに入って見たら思いっきりくまモンさんに浸食されていました。
こりゃあ、よっぽど熊本に根付いていると見えます。
小腹が空いたので、熊本名物いきなり団子。
団子というかまんじゅうの方が近いですが。なかにはサツマイモが入っており、お腹にたまっておやつに最適。
バスに乗って空港へ戻る。道中、とてものどかな風景を楽しめます。
熊本空港へ。
ワンピースの作者尾田栄一郎さんは熊本の出身。
熊本の各地にワンピースのキャラクター像が設置されています。現在でも熊本復興プロジェクトとして様々なプロジェクトが進められています。
復興を目的として始められた熊本国際漫画祭記念のサイン色紙。
大災害は失うものも大きいですが、こうして新たなきっかけになることもあります。もちろん起こらないのが一番いいのは当たり前ですが。
熊本のバスケチーム、熊本ヴォルターズのグッズも置いてあります。
ロアッソといいヴォルターズといい、熊本のチームはなかなかトップカテゴリーまでたどり着けない状況が続いています。
ヴォルターズなんかあと1勝でB1ってとこまで行ったのになあ。
そしてここでトラブル発生。天気の状況で飛行機が飛べない可能性が出てきたのです。
おいおい、今日中には戻らなきゃいけないのにどうするんだ…。新幹線で頑張って関東まで戻るか、一泊して朝一で飛ぶか、さまざまな可能性が頭の中を駆け巡ります。
とりあえず、食事券をもらったのでラーメンを食べて一息つく。焦ってたのであんまり味は覚えてません。
結局、1時間ほど遅れて飛行機は飛んでくれた。ホッと一息。
遅れたので急いで家に帰りました。
まとめ
最後の最後にトラブルに見舞われたものの、熊本グルメの数々を楽しむことができ、そして熊本城を通して熊本地震の実情を知ることができ、1泊2日で非常に濃ゆい旅行ができました。
今度は熊本ヴォルターズやロアッソ熊本が勢い出てきたときに再度訪れたいなあ。それまで頑張れ熊本!
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