注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
今回は福岡ソフトバンクホークス、サガン鳥栖、アビスパ福岡の試合観戦のために福岡PayPayドーム、駅前不動産スタジアム、ベスト電器スタジアムを訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
最初は駅前不動産スタジアムでサガン鳥栖を見るために計画を立てていたのですが、日程を調べていくうちにいろいろはしごできることが分かってしまい、結局3日で3スタジアムをめぐる私の旅の中でも一番スポーツを楽しむ旅になりました(笑)
とはいえ時間的には余裕をもってスケジュールを組んだので、それほど過酷というわけではありませんでした。観光要素は減ってしまいましたが(笑)
なお、以前福岡に行った時の記録はこちらです。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・福岡PayPayドームで試合観戦+福岡グルメ
飛行機で福岡空港へ、そして地下鉄で博多駅で。
最近飛行機移動に慣れてしまい、空港で写真を撮ることをめんどくさがるようになってしまいました。良くないなあ…。
まずは、これまで何回か福岡に来ていたものの食べていなかったもつ鍋を食べます。
高菜や明太子などさらっと博多名物がコースに含まれているのが良き。
そしてこちらがもつ鍋。このように煮る前の状態で運ばれてきて、IHヒーターで温めながらしばし待つと野菜がクタクタになって食べごろになります。
いやあ、やっぱり博多のもつ鍋はうまいですね。まあ、博多のもつ鍋はうますぎて全国各地に店ができちゃったんですけど、でも本場で食べるというのが大事なんでしょうね。
もちろん〆はちゃんぽん麺でいただきました。美味しかった。
前回は櫛田神社に行ったので、今回は住吉神社に行ってみました。大阪の住吉神社、下関の住吉神社と並んで三大住吉に数えられているそうです。
住吉三神を祀っているそうですが、詳しいことは古事記や日本書紀を調べてみてください(力尽きた…)。
住吉三神は「筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原」という場所で生まれたそうですが、解説を読んでもよくわかりませんでした。筑紫だから多分九州なんだろうなあとは思うのですが。
とはいえ1800年以上の長い歴史を持つ神社ですから、ありがたいことには違いありません。
奥の本殿は国の重要文化財に指定されています。立派な建物です。
立派な古代力士像もあります。相撲がスポーツでなく神事であるというのがよくわかりますね。
その先には那珂川があります。ここは博多と福岡を分ける川です。
現在では福岡市の中に博多区があり、よその人からすると福岡と博多の関係性は非常にわかりにくいのですが、もともと福岡と博多は別々の地域を指していました。
博多は現在の博多駅周辺、福岡は福岡城周辺から天神にかけての地域を指すそうですが、博多は西暦500年ごろから地名があったのに対し、福岡は1600年に黒田長政が自分の出身地に由来する福岡の地名をつけてからなので歴史の長さには相当違いがあるそうです。
江戸時代には福岡の方は城があることから武士の街、博多は商人の街として栄え言葉遣いも異なっていたそうですが、明治時代の廃藩置県に伴いもめにもめながらもこの地区一帯は「福岡市」と名付けられました。
一方で九州の玄関口であった鉄道駅は博多地区にあったことから、博多駅と名付けられました。喧嘩両成敗といったところでしょうかね。
県庁所在地でありながらその名前の駅がないのはは全国でも福岡市とさいたま市だけだそうです。
基本的には博多の方が歴史が長いせいか?博多の人の方が博多という地名にプライドを強く持っているみたいですね。
そんな歴史があるそうですが、とはいえ他県の人からしたらややこしいことこの上ないですけどね^^;
福岡の「福岡」と「博多」、大阪の「大阪」と「梅田」みたいな独自ルールは混乱のもとです。歴史を紐解いてみると面白いのですが。
そして福岡の繁華街天神地区に到着。どこもかしこも商業施設ばかりです。
いつの間にか福岡の方も商人の街になってしまった、ということです。
百貨店はもちろん地下街も充実、何でもそろいます。
ホテルに到着しました。せっかくなのでしばしのんびり過ごします。
水回りもなかなかキレイで快適。
スーパーなどをめぐっていろいろ買ってきました。
マンハッタンは福岡の人にはおなじみのドーナツらしいです。九州を舞台とするマンガクッキングパパにも出てきたそうな。
そして福岡と言えばやっぱり辛子明太子。辛子明太子と言えば唐辛子、そして唐辛子と言えば韓国ですが、ふくやの創業者である川原さんが幼少期を韓国で過ごした経験が生かされているそうです。
韓国に近い福岡だからこそ生まれた名物なんですね。
また福岡はかしわ飯、すなわち鶏めしもよく食べられている地域です。大分の方が有名ですけどね。
博多華丸大吉を見て、福岡に来たことを実感。今や地元一のスター、福岡の顔になりましたね。
ちなみに本名は岡崎 光輝さんと吉岡 廣憲さんだそうです。分かんねーよ。
そして福岡PayPayドームへ。何度来ても大きすぎてびっくりします。
さすが日本最強球団の本拠地です。
2日目・駅前不動産スタジアムで試合観戦+福岡グルメ
前日がナイターだったこともありゆっくり過ごしました。抜け殻の残るホテル。
地下鉄で博多へ、そしてサガン鳥栖のホーム鳥栖駅へ!
電車で40分ほど揺られると鳥栖に到着。もちろん特急ならもっと速いです。
博多が九州の玄関口なら鳥栖は九州の分岐点。あらゆる方向に線路が伸びていて便利です。
鳥栖駅の名物と言えばやっぱり中央軒のかしわうどん!
鳥栖サポーターのみならずアウェイサポーターもこれを目当てに鳥栖を訪れると言っても過言ではありません。
味のしみたかしわに薄味ながらも奥深いだしが絶品。これは食べる価値ありですね!
そして、駅のホームからはサガン鳥栖のホーム駅前不動産スタジアムが見えます。なんという便利な立地なのでしょう。
専用スタジアムだけあって見やすく、やっぱりここも最高のスタジアムですね。
鳥栖駅前の通りにはサガン鳥栖のフラッグがはためいています。
Jリーグのホームタウンとしては最小の街ですが、J1で踏ん張るサガン鳥栖に活性化されている様子がよくわかります。
鳥栖駅からちょっと歩くとちょっとした公園があります。のんびり。
鳥栖から福岡第三の都市久留米は目と鼻の先。
久留米駅ではちょっと懐かしい松田聖子の曲がエンドレスで流れています。
何せ久留米出身の大スターですからね。他にも藤井フミヤとか、松本零士とか、凄い人が色々います。観光大使は田中麗奈が務めていたり。
駅の近くには九州最大の河川筑後川が流れています。でかいなあ。
そのわきには全国の水天宮の総本山、水天宮があります。水の神として信仰を集めています。
久留米駅に戻ってきました。大きな時計があります。
久留米はブリジストン創業の地であり、駅前に超巨大なタイヤが置かれています。
このほかにも多くのゴムメーカーがあり、久留米はゴムの街としても知られています。
JR久留米駅と西鉄久留米駅は結構離れています。徒歩30分くらいでしょうか。
たまにJRの駅と私鉄駅がかなり離れている場所がありますが、その土地土地でいろんな事情があるんでしょうね。宇都宮なんかもかなり離れてますが。
せっかく久留米に来たので、やっぱり久留米ラーメンですね。
やっぱり九州のとんこつはうまい!
特にこの久留米のラーメンは本当においしいです。久留米に来たらやっぱりラーメンを食べなきゃダメですね。一杯目は普通で、替え玉はバリカタでいただきました。
西鉄久留米駅に来ました。JR久留米駅より栄えてますね。
四日市駅の関係性にも似ているような。
西鉄福岡(天神)駅に戻ってきました。天神駅でもいいのでしょうが、福岡地区であることを表すためにこうなっているのでしょうかね。
やっぱりよそ者には難しい。
部屋から見た福岡。普通。
余った明太子とお酒。のんびり。
3日目・ベスト電器スタジアムで試合観戦+福岡グルメ
鳥栖駅に併設されているパン屋さんで買ってきました。見にくいですが右のアンパンにはサガン鳥栖のロゴが焼き付けられています。
そして福岡と言えばうどん。前回は牧のうどんで食べましたが、今回は福岡最大のチェーンであるウエストで食べました。福岡民のソウルフードと言えるでしょう。
ちなみに千葉県にも少し店があります。
ごぼてんをつけて食べてみました。素朴な味でおいしい。
ずっと食べていても飽きの来ないうどんだなあと思いました。
ぶらぶら福岡城へ向けて福岡の街を散歩。
舞鶴公園に来ました。前述の福岡城の跡地。
今では大きなお濠があるだけで、建物自体は残っていません。福岡にあるゆえ、博多の人はあんまり愛着を持っていない、とも聞きます。真相はいかに。
この場所には鴻臚館(こうろかん)と呼ばれる平安時代の外交拠点があったそうですが、かつて西鉄ライオンズの本拠地であった平和台球場もありました。
こここそ九州における野球の聖地ともいえる場所だった、と思うと胸が高鳴ります。今では跡形もなくなっていますが…。
一方で鴻臚館としての遺構も結構残っていたらしく、発掘のために平和台球場はすべて解体されたようです。
福岡城の高台から見る福岡市街。高層ビルがそびえ立派な街です。
また下に見える大濠公園では市民ランナーが大量に走っていました。ランナーが多すぎて身動きが取れなかったですが^^;
地下鉄で福岡空港駅に戻ってきました。もちろん福岡空港の最寄り駅であり、またアビスパ福岡のホームベスト電器スタジアムの最寄り駅でもあります。
というわけで歩いてきました。都心に近いにもかかわらず自然豊かなスタジアムでした。
もちろん道中では飛行機を眺めることができます。
スタジアムでいっぱい食べてきてしまったので、せっかくの福岡空港ですがお腹がすいていません。
困ったときはやっぱりうどんです。空港のうどんもやっぱりおいしい。
そのままのんびり過ごしてから帰りました。
まとめ
3日で3スタジアムをめぐるかなりの強行スケジュールでしたが、振り返ってみるとグルメや観光で結構楽しめたんじゃないかと思います。
やっぱり福岡は何を食べても外れがないのが観光客にとってはうれしいですよね。
まだまだ福岡ではやり残したことがあるので、今後も通い続けることになるでしょう。今度はBリーグのライジングゼファーフクオカかな?
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