注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】
横浜国際プールは、1998年完成、神奈川県横浜市の横浜ビー・コルセアーズのホームアリーナ。
横浜ビー・コルセアーズについては以前の記事で。
今回改めて記事にしたのは、前回行ったのが2017年ごろのため久々に行きたくなったから。
5年ほどたって変化がないかと思い改めて訪れてみることにした。
ついでに、前回の記事ではプール自体の紹介をしていなかったのでそちらを簡単に。
横浜国際プールは、1998年に行われた神奈川国体のための施設としてその直前に完成した。
2002年には4年に一度環太平洋地域の選手が集まって開催される「パンパシフィック水泳」の会場として使われ、イアンソープやマイケルフェルプスなど世界トップスイマーが集まった。
もちろん日本からは北島康介が出場し金メダルを獲得している。
そんな世界的なイベントも開催される一方で、普段は市民も気軽に利用できるプールとなっている。さすがに普通の市民プールよりは値段が高いようだが、予約も必要なく市民に解放されている。
一方でメインプールは冬季は水を入れないため、今回のようにバスケの他テニスなどの室内競技にも利用されているが、サブプールは温水で通年営業を行っている。
サブプールと言っても観客席が無かったり距離が短い程度で、プール自体はメインと同じく立派なものだ。
【アクセス】
最寄まで★★☆☆☆
最寄は横浜市営地下鉄グリーンラインの北山田駅。
一応横浜市内の駅だが、横浜駅から行く場合は川崎ブレイブサンダースのホームとどろきアリーナやサンロッカーズ渋谷のホーム青山学院記念館とそれほど所要時間が変わらない。
つまり横浜市のかなり外れの方にある。
最寄から★★★☆☆
北山田駅からは徒歩5分少々。
相変わらずプールに向かう階段を見ると絶望する。そんな高いところにプール作ったら水くみ上げるの大変でしょう。
【観戦環境】★★★★☆
プールゆえ端っこの席はコートから遠そうだが、真ん中の方であれば問題ない、どころか高さがあまりないのでかなり見やすいことに気付いた。
ということで前回の記事から★を一つ増やしました。いろんなアリーナに行ってみた経験が生かされました。
ちなみに一番端っこの席は、コロナの影響もあって黙食用の席として自由に使えるようになっていた。なるほど、うまい活用法だ。
その代わりに座席での飲食は基本禁止となった。
ビジョンとその下のスペース。対戦相手にちなんだ北海道物産の店や選手のパネルなどがあり、少しでもスペースを埋めようと努力している。
このスペースに何にもないと意外と見た目的に寂しくなってしまったりする。持て余しているチームもあるし。
こちら飛び込み台下のスペースはグッズ販売スペースとして活用されている。
よく見ると飛び込み台でクマさんが待機している。いつ飛び込むのだろう。
ビジョンは前回来た時よりはキレイになっている気がするが、改修したのかは不明。
得点表示、ファウル数、タイムアウト数がめちゃくちゃ見やすくなった。そしてマスクを着用している人の顔がやたらいかつい(多分チームロゴと同一人物)。
↓ロゴの人。
入り口は二階部分で、ここから左右に分かれていく。明るくて良い。
そしてここから下りて自席に向かう。1階に降りたい場合は奥に階段がある。
もしかしたら一階席の人は入り口が違うかもしれないが、それはご確認ください。
座席はこんな感じ。それなりに快適だ。
【雰囲気】★★★★☆
前回に比べ、スモークのもくもくが増えた。これだけでも結構印象が違う。
また選手は手前の黒い幕の下、つまり大体アリーナの真ん中から入場するスタイルとなった。
小さな変化だが、これだけでもテンションが上がるのが面白い。演出に必要なのはお金だけではないことがよくわかる。
そして今回、改めてビーコルブースターのハリセンの音の迫力に驚かされた。
私がここで初めてBリーグの試合を見た時、Bリーグって応援の音圧がすごいんだなと感心したのだが、全国いろいろまわってみてここがすごかったのだと改めて感じた。
このプール自体が大きすぎてちょっと音が抜けてはしまうのだが、それにしても一見、いや一聴の価値はある。
バスケを初めて見に来る一見さんでも、周りがハリセンを叩くのにつられて思わず応援に参加してしまうだろう。そういう意味ではハリセンはビーコルの大きな武器だ。
マスコットはコルスくん。サンリオのキャラクターデザインに関わった百瀬さんデザインで、このままサンリオピューロランドにいっても違和感がなさそう。
ロゴの人との関係性は不明。
ビジョンがあまり大きくないせいか、演出映像はやたらシンプルでやたらハデである。
分かりやすい。
試合もしっかり勝利。WINの文字がやっぱりシンプルで派手。
【グルメ】★★★★★
アリーナ前の広場にキッチンカーがずらっと並んでいた。
以前来た時はこんなにいたっけか?あまり記憶がないが、進化していることは間違いない。
中には横浜F・マリノスの試合で出している人気店も混ざっているようだ。さながらミニ日産スタジアムである。
↓こちらのグルメは日本トップクラスの充実ぶりである。
ビーコル名物という、ホットドッグの中に牛肉とチーズが入っているやつ。こんなの美味いに決まってますわな。
相模豚のどんぶり。見た目からもうおいしい。
このお店は確か日産スタジアムでもあったはず。
そして今回一番の当たりがWEEKENDさんのインドチャイ。横浜市内を転々としているキッチンカーのようだ。
こちらはコーヒー専門店なのだが、あいにく私はあんまりコーヒーが好きでないので数量限定というインドチャイを飲んでみた。
ところがこれがまあうまいのなんの!あまーいチャイにほんのちょっとだけスパイスが効いているような感じで、とにかく温まる。冬に最適だ。
ちなみにこちらは日産スタジアムの名物となっているのだが、そちらではあまりの行列で注文してから30分くらい待たされることもあるらしい。
それを考えると注文して5分でいただけるここは超穴場スポットと言える。
【街との一体感】★★★★☆
前回同様、最寄り駅にはずらっとポップが並ぶ。
プールの横には幕が下がり、
ビーコル仕様の自販機も置いてあった。
センター北駅近くのビーコルセンターもコロナ禍においても健在だ。
といった感じで前回と大きな変化は無し。良い言い方をすれば安定期、意地悪な言い方をすれば停滞期、といった感じか。
しかし東京から横浜エクセレンスがライバルとして移転してきたので、うかうかしてると客を持っていかれてしまうかもしれない。もしかしたら今が実は踏ん張りどころ、なのかも。
今後ライバルになる、かもしれない横浜エクセレンス。
【満足度】★★★★☆
前回良かったグルメはさらに良くなり、演出面でも細かい進化が見られた。
肝心の成績面でも以前に比べると勝てるようになってきており、全体的に少しずつではあるが成長の一途をたどっている。
いよいよ成熟期に入ってきた、と思うのだが、やっぱり気になるのは横浜に移転してきた横浜エクセレンスの存在。
このままビーコルはB1、エクセレンスはB2からB3という上下関係が保たれるのか、あるいはエクセレンスが並び立つ存在になるのか、それとも…。
いずれにせよ、この先の行方は全く予想がつかない。横浜バスケ戦争の行方を、まずはしかと見届けたい。
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