スタ辞苑〜全国スタジアム観戦記〜

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船橋市総合体育館(船橋アリーナ)改訂版第2版~ジェッツ、LaLa arenaへテイクオフ!~

注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大の情報を元にしています

【概要】

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船橋市総合体育館(船橋アリーナ)は、1993年開館、千葉県船橋市にある千葉ジェッツふなばしのホームアリーナ。

 

コロナ禍前に訪れた時の記事はこちら。

sportskansen.hatenablog.jp

 

長らく船橋アリーナをホームアリーナとしてきた千葉ジェッツ。

しかし船橋都心部からのアクセスの悪さ、収容人数、そして老朽化など、課題も見られるようになっていた。

 

そこで現在では船橋市内にあるららぽーとTOKYO-BAYの駐車場の一つをつぶしてつくる新アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」をホームアリーナにする計画があり、2024年に完成予定。

すなわち船橋アリーナで試合を見る機会はあとわずかなのだ。

 

また前回の訪問から少し年数がたったこともあり、今回改めて訪れたものである。

2021‐22シーズンにはついに初のBリーグチャンピオンに輝いた千葉ジェッツ、そのホームである船橋アリーナを改めて楽しむことにした。

 

【アクセス】

最寄まで★★☆☆☆

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最寄は新京成線の北習志野駅。基本的には地元住民の路線といった感じで、あまり遠方からのアクセスが良好とはいえない。

 

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または東葉高速線の船橋日大駅も最寄り。こちらは東京都心から一本なので、遠征民にはこちらの方が便利か。

ただいずれにせよ船橋市の中心地からは遠く、Bリーグのアリーナの中ではアクセスは不便な方である。

 

最寄から★★★☆☆

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北習志野駅からはアーケードを通って徒歩20分。バスも運行されている。

 

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アリーナの近くに着いてもごらんのような住宅街が続くので、道が合っているのか少し不安になる。

 

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ジェッツののぼりに沿って歩くと住宅街の中に急にアリーナが現れてびっくりする。

 

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船橋日大駅からは日大のキャンパスに沿ってまっすぐ、徒歩10分ほど。こちらの方が分かりやすいかも。

 

【観戦環境】★★★★☆

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今回は2階席からの観戦となったが、1階席と連続的になっていてコートまでの距離が近く、非常に見やすい

席に関してはどこを選んでも見にくいということはないだろう。

 

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選手までもご覧の近さ。それなりにキャパシティのあるアリーナだが、どこからでも楽しめるだろう。

 

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引きで見るとこんな感じ。最近のBリーグによくある四面ビジョンはないが、大きなビジョンが両側についている。

迫力は十分だ。

 

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入り口から見て奥側のビジョン。千葉ジェッツの優勝してきた栄光の歴史も並んでいる。

2020‐21シーズンには念願のBリーグ初優勝も手にし、ますます勢いに乗っている。

 

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入り口側のスタンド。こちらからでもコートまでの距離はそれほどなさそう。

 

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船橋アリーナの大きな特徴としては、ゴールの横にまでビジョンがついていることだろう。

少しでも隙間があれば観客の目を惹きつけよう、という姿勢が良く伝わってくる。

 

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個人的に思う船橋アリーナ最大の欠点はコンコースの狭さ

スペースいっぱいまでぎちぎちに観客席を設置しているせいか、二階まで上がる階段が一つしかなく帰宅時は非常に混雑する。

 

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コンコース自体も非常に狭い。

 

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一方、外のスペースはなかなか広く開放感がある。様々なイベントスペースもこのエリアに設置されている。

 

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ただ、開場してから30年近く経っていることもあり一部は老朽化も目立つ。そろそろ改修の時期…かもしれない。

 

【雰囲気】★★★★★

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ジェッツ特有ともいえる、非常にハデハデな演出は今も健在だ。

プロジェクションマッピング、光、スモーク、炎、花火、使えるものは何でも使い、観客を飽きさせない。

もちろん音圧もとんでもなく、爆音ともいえる音の大きさで観客を世界観に引き込んでいく。音が大きすぎてちょっと頭がクラクラした(笑)

 

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観客も十分に多く入っており、ジェッツカラーの赤いTシャツをまとったファンが多く目立つ。

それだけ熱いファンも根付いてきた、ということだ。

 

【グルメ】★★★☆☆

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コロナ対策もあってか場内は飲食禁止、外に設置された飲食スペースで食べることになった。

とはいえ試合開始2時間前の時点でお弁当は売り切れ、残っていたまともな食べ物はこのフルーツサンドのみ。さすがにもうちょっと本気を出してくれ…(笑)

でもフルーツサンド自体は非常においしかった。LaLa arenaでは期待してますよ。

 

【街との一体感】★★★★★

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北習志野駅はジェッツのレッドに染まっており、電車を降りた瞬間からテンションを上げてくれる。

 

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街中にはそこかしこに千葉ジェッツ仕様の自販機が設置されている。

 

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なんと整骨院までジェッツに。チーム名を冠した整骨院は日本でもなかなかないだろう。

 

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電信柱もジェッツ。

 

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アーケードのお店の店頭をはじめ、そこかしこにジェッツのポスターがある。お弁当の広告がいい味出してる。

 

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アリーナ前の交差点にはこのどでかい看板。非常に目立つ。

 

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そしてアリーナ横のサブアリーナ前にはBリーグ優勝を記念したモニュメントがある。

このようにアリーナから駅まで街はジェッツ一色に染まっている。

 

しかし2024年に新アリーナが開場したら、この街並みはどのようになるのかは少し気になる。個人的には船橋アリーナでも年に数試合開催して、この街並みを維持して欲しいところだが…。

 

【満足度】★★★★★

数年ぶりに訪れた船橋アリーナであるが、とにかく演出が派手という印象は変わらず、さらに少しずつ進化しているような印象を受けた。

 

とはいえ船橋アリーナ自体の課題もいろいろ残っていることは変わりない。

新アリーナに移行してどのようなフライトを見せてくれるのか、そのテイクオフの瞬間が非常に楽しみである。

 

 

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