注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は琉球ゴールデンキングスおよび北海道日本ハムファイターズの試合観戦のために沖縄アリーナ、名護市営球場を訪れた時の遠征記を紹介します。
とにかくこの旅では沖縄名物を片っ端から食べることになりました。
3日間ずっと沖縄グルメ漬けでした…。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・沖縄アリーナで試合観戦+沖縄グルメ
行きの飛行機でシークヮーサージュースをもらえました。
なかなか粋なことしてくれるじゃない…?
めんそーれ!
こちらが那覇空港。日本で5番目に利用者数の多い空港です。
ランキングの前後が福岡だったり新千歳だったり大阪だったりするので、その中に那覇が食い込んでいるのはスゴイことです。
まずは私が那覇空港で行きつけにしている(まだ何回かしか来てないけど)空港食堂へ。
那覇空港の端っこという非常に地味な場所にありますが、隠れた穴場スポットなのです(もうあんまり隠れてないかも)。
沖縄にはこういった庶民的な個人経営の食堂が非常に多いイメージがあるのですが、この空港食堂は那覇空港という非常に便利な場所でその空気感を味わえる貴重なお店なのです。
本島だとこういう食堂はどうしてもマックやら吉野家やらに負けてしまうのですが、沖縄ではまだまだ多く残っています。
やはり食べたいのはゴーヤチャンプルー定食。
沖縄に求める味と言えばまさにこれです。この油っこさこそ南国の味。
空港の外を見ているだけでも南国気分に浸れます。関東では見ない植物ばかり。
そして沖縄で春季キャンプを行う球団のフラッグが並んでいます。
冬の沖縄ではおなじみの光景。
まずはバスに乗って沖縄市へ。
沖縄の高速バスは実質1種類しかありません。高速が1本しかないからです。
行き先表示にもシーサーがいます。
沖縄にはどこにでもシーサーがいてびっくりします。
那覇市街とゆいレール。
那覇の中心って実は首都圏並みに人口密度が高く、普通に大都市なのです。
沖縄の道は結構起伏が激しく、沖縄って島なんだなあと道路事情から実感します。
もちろんどこからでも時折海が見えます。
沖縄と言えば海のイメージですが、このように山も結構多いんですよね。
もちろん本島に比べればずっと低いのですが。
イオンモールの最寄り山里バス停に到着。
バス停も沖縄風。
この柵の向こうは、アメリカです。
USA!USA!
バスでイオンモールに行くって結構メジャーなルートかと思いますが、なかなかに何もなくてびっくりです。
案内の看板くらいは欲しいかも…。
こちらが沖縄最大級のショッピングモール、イオンモール沖縄ライカム。
元々米軍のゴルフ場として使われていた土地で、ライカムの名は琉球米軍司令部(Ryukyu Command headquarters)から来ているほど米軍由来のモールです。
見かけたらやっぱり食べたいブルーシール。
1948年うるま市の米軍基地内で生まれ、高温多湿の沖縄に合わせたさっぱりとした味わいでうちなんちゅのハートをがっしり掴みました。
なんとなく紅芋ソフトを購入。沖縄フレーバーも充実していてどれを食べるか迷っちゃいます。
イオンモールのはずれにあるこのあたりが一番沖縄を感じられそう。
最近の旅の定番ポケモンセンターへ。
子供の頃は東京駅の八重洲口にあったポケモンセンターまでわざわざ行ったのが思い出されますが、今や日本全国どこにでもある状態に。
全国のポケモンセンターはあまりの人気に入場制限がかかるほどですが、オキナワはさらっと入れました。
安易に南国ポケモンを起用せず、あえてのウインディってのがカッコいいんよなあ、オキナワ…。
屈強なアメリカ人がポケモングッズを多数購入していきました。
中の装飾もどことなく南国仕様。
少々バスに乗り、本日の目的地コザ地区に来ました。
沖縄県2番目の人口を持つ沖縄市ですが、那覇とはまた違った味わいを持つ街です。
那覇とは違い高層ビルはなく、ある意味でこちらの方が沖縄らしい光景と言えるかもしれません。
こちらが本日のお宿ホテルコザ。
普段安宿ばっかり止まってますが、今回はさすがに立地重視でちょっとだけ奮発。といっても1万円もしないですけど。
沖縄を歩いているとしょっちゅうこの黄色い自販機が目につきます。
見慣れた飲み物も、見慣れない飲み物もあって購買意欲をそそります。
ここから歩いて子供の国に行けるそうです。
私は子供ではないので行きませんでした。
ここがコザ地区の中心となる交差点。
左がコザのシンボル、コザミュージックタウンです。ライブハウスも備えています。
沖縄市は広島東洋カープのキャンプ地です。
これだと100m先にカープがありそうな感じですが、下のはファミマの看板でした。
こちらのアーケードにはコイが泳いでいます。
沖縄の建物の特徴と言えばコンクリート打ちっぱなし。
台風の多い沖縄の気候、そしてアメリカ文化の影響もあり、建物の9割以上がコンクリートなのだそうです。
適度にぼろくなっている感じもまた沖縄の味ですね。
少し眺めのよさそうなところがあったので行ってみました。
数少ない平らな部分にはところ狭しと建物が並んでいます。なるほど人口密度が高くなるわけです。
何気ない道のりにも沖縄ならではの風味が感じられます。
こちらは沖縄市役所。いろいろ興味深くて見てみたかったのですが、人気がなくなぜか警備員さんにじろじろ怪しまれました。
お役所くらい自由に見させてくれ…。
こちらの建物は半分廃墟と化していますね…。住んでる人がいるのか気になるところです。
こちらのパークアベニューはもともと現地の人とアメリカの人がビジネスの取引をするために作られたそうですが、今はディープなお店が並ぶ個性的な商店街になっています。
その中でも行列になっているお店があったのですが、チャーリー多幸寿というタコスの有名店だったみたいです。
また今度の機会にでも。
街中を歩いていると大きな慰霊碑がありました。
沖縄のどこにいても、戦争は忘れてはならない大事な歴史です。
こちらの駐車場は1時間10000円だそうです。
英語で書いてあるあたり、USAの人たちが勝手に停めていくことが多かったんでしょうねえ…。
たまたまですが「沖縄市戦後文化資料展示館ヒストリート」という資料館を見つけました。
無料だったのでふらっと入ってみたのですが、戦後にアメリカナイズドされた沖縄の雰囲気が感じられてなかなか楽しめました。
ちょっと裏道に入るとすごいアメリカな空気になります。
アーケードの方は結構シャッターが閉まっていて寂しいところも…。
そんな中でも沖縄そばのお店が普通にあるのは楽しいです。
沖縄と言えばエイサー。沖縄における盆踊りのようなものです。
特に沖縄市はエイサーの街宣言をし、見栄えがするようどんどん派手でダイナミックなエイサーになっていったようです。
一方、昔ながらのエイサーも名護以北には残っているそう。そちらも見てみたいものです。
コザミュージックタウンには大きなカープ歓迎の看板。
沖縄市はカープ第二の故郷と言ってもいいでしょう。
沖縄で食べる東京ラーメンってどんなもんか気になる…。
というか東京のラーメンって種類多すぎてどれのことだか分からん…。
まずはホテルコザにチェックイン。
若干狭いですが施設はキレイで快適に過ごせました。
イオンや近くのスーパーで買ってきたパンたち。
沖縄はオキコパンとぐしけんパンの二大勢力なんだそうです。
またおにぎりの具はアグー豚の味噌、そしてなかなか聞いたことがない沖縄の牛乳、そして沖縄のどこにでもあるさんぴん茶。
ちなみに沖縄は牛乳の消費量全国最下位らしいです。
こちらはポケモンセンターで買ったかりゆし。
旅の間着ようと思いましたが、いくら沖縄と言えど2月に半そではちょっと厳しかったです…。
夏に着ようと思います。
最大の目的地、沖縄アリーナへ!
いやあ、凄い体験をしました…。
Bリーグファンなら一度は行くべきです。
夜のコザはなかなかアブナイ雰囲気…。
横須賀と同じような空気感でした。USA。
今日の締めはどうしても行ってみたかった宮古そば愛さんへ。
典型的な沖縄の食堂って感じです。
宮古そばは本来麺の下に具を隠していたらしいのですが(理由は諸説あり)、今は普通に具を上に出してくれるお店が多いようです。
沖縄そばと違ってだいぶあっさりしたスープ、麺はちぢれの無いストレートタイプ。飲んだ後には最高でしょうね…。
めちゃウマでいい旅の思い出になりました。
2日目・名護市営球場で試合観戦+沖縄グルメ
朝はパン。パンパパン。
ホテルでちょっとしたパンがあったので食べてみました。部屋に持ち帰れたのがとても良かったです。
ホテルの窓からは沖縄の海が一望できます。
心の綺麗な人には…ね。
バス停に向かいながらコザを散歩します。
地味にTリーグの琉球アスティーダも存在感あるんですよね。
沖縄もなかなかプロスポーツが盛んです。
ところで沖縄のスポーツチームは、琉球ゴールデンキングス、FC琉球、琉球アスティーダとどこも琉球を名乗っています。
なぜなのでしょうか?
まず沖縄と琉球の違いを紐解いてみます。
そもそも日本と中国の真ん中ぐらいに位置する沖縄、それゆえそれぞれの大国により日本からは沖縄、中国からは琉球と呼ばれるようになりました。
しかし戦後米国が占領するようになって、少しでも日本の影響を受けにくくするよう「琉球大学」や「琉球銀行」などを作り、「琉球」こそ本来の名称だ、というような雰囲気を根付かせていきました。
その結果、アメリカの占領が終わった今となっても「琉球」こそアイデンティティーであるというような風潮だけが残り、スポーツチームもほぼすべて琉球の名が付いたということです。
沖縄と琉球の名前からだけでも、日本、中国、そしてアメリカといった超大国に翻弄されてきた沖縄の歴史がうかがい知れるというものです。
大通りを逸れて海に向かって歩きます。
果たしてこの建物はいつ取り壊されるのでしょうか…?
ただただ歩いているだけで沖縄は楽しいのです。
海にほど近いこちらはコザしんきんスタジアム。
広島東洋カープの春季キャンプ地です。
残念ながらこの時はまだ宮崎でキャンプしていたので、チームはまだ来ていませんでした。
球場周辺もカープだらけです。
広島よりカープ自販機多いかも?
実に沖縄ですねえ…。
こちらにはドームがあったり、
陸上競技場があったりします。
FC琉球の試合こっちでやっちゃダメなんかな…?
そしてこちらは沖縄市体育館。
琉球ゴールデンキングスの旧ホームアリーナです。
沖縄アリーナとは徒歩10分くらいの距離です。
キングス自販機もあります。
さて、バス停に来ました。
って、めちゃくちゃ乗り場が分かりにくい…。
おまけにこの階段を大荷物をもって上り下りしなければいけません。
なかなか優しくないバス停…。
少し早めについたところ、現地のおばあちゃんとお話する機会がありました。
楽しく会話させてもらったのですが、今考えるとおばあちゃんのコミュ力が高すぎて私はその掌の上でコロコロ転がされていたような気がします。
沖縄のばあちゃん恐るべし…。
沖縄と言えば海ですが、森も結構豊富です。果たしてこの中はどうなっているのだろう…?
でもやっぱり海なんよ…。
イルカの像もありました。イルカはいるか?
北海道日本ハムファイターズの春季キャンプ地、タピックスタジアム名護へ。
座席に荷物を置いたら少し散歩に行きます。
やっていなさそうなガソリンスタンドに歓迎の文字。
果たして歓迎している余裕はあるのか…?
名護は沖縄そば発祥の地ということで、その中でも一番の有名店宮里そばに…行ってみたかったんです。
でも定休日でした。
区民会館もなかなか味があっていい感じですねえ。
個性あふれる沖縄の中でも、名護の建物はとりわけ個性が爆発してる感じがします。
その個性を最大級に発揮しているのが名護市役所。
日本建物学会賞を受賞したこともあり、建築界隈では非常に有名な建物なのだそうです。
宮里そばには行けませんでしたが、もう一つ行ってみたかったお店がこちら。
こちらのWarren’s Place 2.1 Burgers & Beerさんは、ファイターズの選手も通う名店。
極限にまで肉のうまさを引き出したバーガーは、野菜が一切入っていないシンプルオブベストな逸品。
これにジャンキーなルートビアがよく合います。これ食べたら清宮もガンガン打てるようになるでしょう。
家族経営のお店なのですが、過去に何やらトラブルがあったのかルールには厳しめ。
店主は気のいいアメリカのおっちゃんですが、確かに癖はあります(笑)
見たことない木の周りに見たことない種が落ちていました。
一つ拾って家の前に植えてみても良かったかしら(いろいろとダメそう)。
沖縄の海を満喫。これが見たくて沖縄に来てる。
見たことない蝶もいました。
海と野球、これぞ沖縄キャンプめぐりのだいご味ぞ。
やんばる急行バスで那覇へ。
運賃が安いのが大きなメリットです。
トイレ休憩を兼ねてサービスエリアへ。
ここからもいい景色が見えます。
お土産も見たかったですが乗り遅れたら大変なのでリスクはとらないことにしました。
途中沖縄アリーナも見えました。
ぜひまた来たいですね。
バスを途中下車しておもろまちへ。
那覇の新都心とも呼ばれ、大きな商業施設が建ち並んでいます。
そんな沖縄での最後の晩餐は、やっぱりやっぱりステーキ。いきなり食べちゃいます。
やっぱりステーキの特徴はやっぱりそのシンプルさ。
メニューで選ぶのは富士山の溶岩に乗っている肉の大きさと種類だけ。後のご飯、サラダ、スープ、そして肉につける味はセルフサービスです。
更に肉が足りないときは替え玉ならぬ替え肉もできるほど、とにかく肉をかっくらうことにだわっています。
沖縄特有の「〆ステーキ」文化とも相まって勢力を伸ばし、いきなり全国展開し始めています。
大都会、那覇。
沖縄のスーパーと言えばりうぼう。
さんぴん茶にオリオンビールのチューハイ、そして黒糖ぼた餅という商品を購入。
このぼた餅、ピーナッツも入っていて非常においしかったです。また食べたいなあ…。
3日目・沖縄グルメ
散歩がてら、琉球八社の一つ安里八幡宮へ。
琉球八社にはそれぞれいわれがあるようで、それを調べながら沖縄の神社巡りというのも楽しいかもしれません。
安里八幡宮から見た那覇の街並み。
国際通りを歩いて駅に向かいます。
沖縄でキャンプしている球団のタペストリーがありました。
こちらは韓国のサムスンライオンズ。
ロッテジャイアンツ。
起亜タイガース。
シーサーを挟みます。
北海道日本ハムファイターズ。
東北楽天ゴールデンイーグルス。
千葉ロッテマリーンズ。
中日ドラゴンズ。
東京ヤクルトスワローズ。
アーケードを挟みます。
読売ジャイアンツ。
横浜DeNAベイスターズ。
琉球ゴールデンキングス。
広島東洋カープ。
阪神タイガース。
ポケモン。
以上、国際通りでした。
戦後復興の中心となった国際通りは、今も沖縄の文化発信地です。
大都会、那覇。
なんとなくこの緑の川を見ると南国沖縄に来た実感が得られます。
こちらは那覇のビジネス通り。
ちゃんと観光以外の産業もあるようです。最近はIT関連が多いかな?
旅の最後にやってきたのは中国式庭園の福州園。
沖縄は日本、アメリカ、そして中国の影響をそれぞれ強く受けていることが分かる場所の一つです。
那覇市の市政70周年、福州市との友好10周年を記念して1992年にできた庭園で、そんなに歴史があるわけではありません。
それでも那覇の市街地からほど近いので、ふらっと行くにはちょうどいい観光地かと思います。
…とまあこんな感じで中国の空気を感じられる素敵な場所です。
日本にはなかなかこういう場所はないので新鮮です。
そのそばにあるのが那覇商業高校。垂れ幕がたくさんかかってていろいろ強豪なようです。
国仲涼子さんがここの出身らしいんですけど、みんなの高校情報っていうサイトを見るとそれと並んでダルビッシュ有の名前がありました。
うそつけダルビッシュは東北高校じゃ!
緑の川を見ながら帰ります。
那覇空港でちょっくらポーたまを買おうと思いましたが、大行列でした。
なんだかんだで1時間くらいかかったかも…。これだったらコンビニで売ってるやつで十分だなあ。
また空港食堂に行けばよかった。
最後に琉球ゴールデンキングスの大きな看板を見て。
ポーたまを食べます。並んだ時間1時間、食べる時間5分。
おいしいのはおいしいんだけどね…。
さらば沖縄。
着いた先は成田空港。羽田でないのは少しでも安く抑えるため…。
こんな日本風のペイントがされているんですね。
今度成田空港も観光してみたいな。
まとめ
そんなこんなで、沖縄の名物をほとんど全部食べる旅でした。
スタグルも含めると一般的に知られている沖縄グルメは全部食べたんじゃないかと思います。
ただ沖縄にはまだまだ隠れたグルメが転がっているはず。
次に行くときは沖縄の珍味を探す旅になるかも…?
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