注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は東北楽天ゴールデンイーグルスおよび福島ユナイテッドFCの試合観戦のために福島県営あづま球場、福島県営あづま陸上競技場を訪れた時の遠征記を紹介します。
福島と言えば食の宝庫、ということでひたすら福島の食を味わうたびになりました。
福島市の魅力もついでに堪能して、福島市ですべてをやりつくしたくらいの充実した旅となりました(笑)
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・あづま球場で試合観戦+福島グルメ
東京駅から出発。
福島駅までは自由席がある電車がいっぱいくるので適当に来ても大丈夫です。気楽でいいですね。
あっという間に福島に到着。このくらいだともはや近所の感覚です。
福島駅構内。
福島のお祭りいろいろ。一度は見てみたいけど、スポーツの試合そのものがお祭りみたいなものなので…。
福島駅は西口と東口がすごく離れているのが難点。
とても回遊性が悪く…。
数分歩いて東口に到着。地方の中規模くらいの駅って感じです。
駅前は結構キレイですね。古関裕而のまちがプッシュされています。
福島駅前は中くらいのビルが多いです。
ちょうどいい大きさの街って感じです。
朝ラーをやっているたけやさんへ。
店構えがもう最高です。
見た目はシンプルながらチャーシューが大きくインパクトあり。
なにより、素朴でおいしい!「こういうのでいいんだよ」系ラーメンの最上級という感じ。
この店は近くに合ったら通い詰めるの確定ですね。
朝からラーメンやってるんだからそれほどの自信があるということの表れでもあります。
バスで少し遠くへやってきました。
こちらは駅前でも大きく宣伝されていた古関裕而記念館。
福島生まれの作曲家で、現在でも歌い継がれる曲を多数作り上げた稀代のヒットメーカーです。
その代表曲はなんといっても高校野球テーマソング「栄冠は君に輝く」。
日本国民誰もが知る名曲は、この楽譜から生まれました。
福島駅のメロディにも使われています。
読売ジャイアンツの応援歌「闘魂こめて」と阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」はともに古関裕而メロディーです。
他にも早稲田大学応援歌「紺碧の空」や東京オリンピック選手入場曲「オリンピックマーチ」など、日本のスポーツ界を音楽で支えてきた大人物です。
そんな功績をたたえられ、2023年に古関裕而は野球殿堂入りを果たしました。
作曲者が選ばれるのは異例で、それだけ古関が野球界に与えた影響が大きかったということの表れでもあります。
歩いていると福島柏屋という和菓子屋を発見。
一度通り過ぎましたが、やはりスルーはできないと入店。
ここの薄皮まんじゅうは日本三大まんじゅうに数えられているようです。
1852年から続く超ロングセラー商品だとのこと。
荷物を預けるつもりが、スタッフさんのご厚意で部屋まで入れてくれました。
福島の人は優しいなあ…。
福島土産一覧。
先ほどの福島柏屋で買ったおまんじゅうとどら焼き、福島銘菓いもくり佐太郎。
そして福島限定セブンイレブンのアスパラベーコンおにぎり、畜産が盛んな福島のカフェオレ牛乳とヨーグルト。
スーパーやコンビニでも十分お土産は買えるのです。
続いて福島県庁へ。
ここは福島城の跡地でもあり、そこかしこにその雰囲気が残っています。
その脇には一級河川阿武隈川。
東北で北上川に次ぐ長さを誇ります。晴れていたらなあ…。
なんか県議会の偉い人なんでしょう、きっと。
こちらは御倉邸。
敷地内には旧米沢藩米蔵や現存する中で最古の日本銀行の役宅があります。
これが米蔵。
ここは公園になっていて開放されているようなので、ちょっとした散歩にはいいかもしれません。
ここには古関裕而の歌碑などが設置されているようです。
古関は福島を中心に数多くの校歌を作曲した人でもあります。
楽器や楽譜も使わず同時に3曲作っていたそうですから、まさしく天才だったのでしょう…。
福島のこの景色はやっぱり好きですね。
川のほとりにある板倉神社。天気の無事をお祈りしました。
こういうかつての城跡に今も行政の中心があるところは好きです。
福島の街をしばし散策。地方のアーケードって感じです。
こちらは福島稲荷神社。鳥居がめちゃくちゃ立派でいいですね。
その近くにもいい感じのお寺がありました。
この辺はお店が多くて歩いているだけで楽しいです。
ここに住んでいたらいろんなお店を試してみたいものです。
一瞬ガソリンスタンドに見えたのですが、特に何もない広場でした。
かつてガソリンスタンドだったとかはありえそうです。
結構オシャレな通りも多い印象です。
このあたりは多少大きいビルもありますね。
この辺は繁華街でしょうか。夜に賑わいそうです。
駅前でひときわ目立つ建物は学習塾でした。
頑張れ受験生。
まだ少し時間があるので駅の立ち食いそば松月庵で小腹を満たします。
駅そばながら割と本格的なざるそばでおいしかったです。
福島は何を食べても美味しいですね。
こちらが福島駅西口。木材が使われていて居心地のいい駅舎です。
東口ほどではありませんが、西口にもいくつか高いビルが建っています。
駅近くのお土産屋さんで果汁100パーセントの桃ジュースを購入。
これめっちゃおいしい!さすが福島の桃は違いますね。
西口もバスターミナルがあります。福島の主な公共交通はバスです。
結構大きいゲームセンターがありました。
地元の高校生は通い詰めるでしょうね。他に娯楽もなさそうですから…。
西口から見た福島駅。
大きな駐車場があって、駅まで非常に遠いことが分かります。歩行者より車優先の交通事情がうかがい知れます。
今や福島の顔となったTOKIO。警察のポスターに使われてるんだから悪いことはできませんね。山口…
福島市にはTOKIO課なる部署もあるようです。
バスに乗っていざ球場へ。
NEW DAYSで三陸産わかめおにぎりを発見。
かなりわかめの風味が強くとてもおいしかったです。
福島県営あづま球場に到着。
無事雨も上がりました。神社でお祈りした甲斐がありましたね。
2日目・仙台へ+福島グルメ
朝食がうまいと活力が違います。焼きそばが最高でした。
福島の朝はとても快晴でした。朝は…
この日はお出かけします。
東北にはW切符というのがあり、例えば福島仙台の往復だと1000円近く安くなるというとんでもないシロモノです。
券売機で購入できるので、東北で往復する場合はぜひ忘れずに利用しましょう。
田舎道を進んでいきます。
こちらは杜の都仙台。
ちょうどポケモンとコラボしたフェスをやっていたようで、駅はずいぶんにぎわっていました。
楽天イーグルスファームの本拠地、森林どりスタジアム泉に到着。
かと思ったら、雨で中止になってしまいました…。
それでも東北きっての名物駅弁牛肉ど真ん中を食べ、割と満足感のある小旅行となりました。
やっぱり東北の旅は食に救われます…。
福島駅に戻り、そのまま飯坂線に飛び乗ります。
駅名標にポケモンのラプラスとラッキーが描かれていてかわいいです。
目的地はもちろん終点飯坂温泉。
車内にのれんがあったりして、まさに温泉に行くための電車です。
駅前にあるのは松尾芭蕉の銅像だったり、ラジウム温泉たまごだったり。
ヤマトタケル伝説にも残る歴史を持ち、日本を代表する名湯の一つです。
懐かしさも残る温泉街ながら、令和にもしっかりと対応し生き残っています。
今の変化が激しい現代において、時代に適応することは存続に向けて最も必要な要素ですね。
例えば温泉むすめとのコラボだったり。
オタクコンテンツは今や街の活性化に重要な意味合いを持つようになりました。
駅から歩くこと数分…
共同浴場の波来湯にやってきました。
1200年もの歴史があり、飯坂温泉で最古の温泉の一つとされています。
ここの特徴はなんといっても熱いこと。源泉かけ流しの湯温は45℃にも達します。
その熱さで一瞬でゆであがってしまうのですが、慣れてくると数分くらいは入っていられます。
そしてアツアツの温泉から出ると、びっくりするほど体の疲れが取れているのです。
疲労回復の効果はここが日本一なのではないかと思えるほどです。
一応隣には加水した普通の湯温(と言っても43℃ですが)の湯船もあるので、あまり熱いのは耐えられない人も大丈夫です。
その熱さにたまらず福島の水を購入。福島の水道水をボトリングしたものだそうです。
日本一にも輝いた軟水とのことで、雑味の無い火照った体に染み渡るうまさでした。
引き続き温泉街をぶらり。日帰りで済ますには少々もったいないくらいの場所です。
夜は夜でなかなか楽しそうです。草津のような見栄えはしないかもしれませんが…。
少し時間が空いたので、飯坂温泉きっての観光地旧堀切邸に来ました。
なんと無料という超太っ腹な施設です。
堀切家は近代国家に尽くした名家で、飯坂温泉の発展にも寄与したそうです。
まあそんなことはともかく、見ていてとても楽しい場所です。
なんだかのんびりできます。
相当古そうなカバンとかもあります。なんだかロマンを感じますね…。
こちらは飯坂温泉で波来湯に並ぶ名湯鯖湖湯。
以前飯坂温泉に来た時はこちらにお邪魔しました。建物の雰囲気はこっちの方が好きかも。
飯坂温泉にはとても興味深い建物が多く、風呂上りに散歩するのには最高の場所です。
信用金庫まで味のある建物でした。
開店と同時に到着したのは、餃子の照井本店。
福島名物円盤餃子の名店です。
もうこの餃子を見れば説明は不要でしょう。
店主さんオススメの日本酒会津娘と合わせて…。
駅前の観光案内所。
飯坂温泉駅と摺上川。
飯坂温泉に来たら阿部留商店は外せません。
ここのラジウムたまごは飯坂温泉名物です。
やはりこの景色、たまりませんねえ…
ではさようなら飯坂温泉。
穴開ける場所そこでいいの?
福島駅に戻ってきました。
この駅の入り口もいい感じなんですよね。
お隣の曾根田駅も訪れる価値のある駅舎です。
中も雰囲気があります。
ちなみにここのホームには役目を終えた7000系の車両があり、休憩所として利用されています。
お土産のラジウムたまごに、スーパーで買った福島のエゴマ豚ヒレカツ、そして福島のソウルフードもち天、昨日買ったのとは違う銘柄の桃ジュース。
個人的にもち天がとてもおいしくて良かったです。これもっと全国的に広まって欲しいお菓子ですね。
3日目・あづま陸上競技場で試合観戦+福島グルメ
昨日とは違うメニューです。野菜をモリモリにしてきました。
こちらは福島縣里程元標。東京で言えば日本橋みたいなものでしょうか。
古関裕而を表現した蓄音機。
でもこれ奥から見るのが正しいんですよね、きっと。
何ともオシャレなこちらは美術館図書館前駅。
そんなこちらは福島県立美術館。
朝から過ごすにはとても気持ちいい場所です。
中も美術館らしくオシャレな雰囲気。
福島ゆかりの作品が展示されていて楽しめました。
なんだかいい感じの映画館がありました。
市民によって運営されている映画館のようで、上映作品も新旧かなり幅広い感じです。
今やシネコン全盛期ですが、こういう映画館ももっと欲しいですよね。
福島でも駅近くにイオンシネマができて少しもめたようです。
そんなこんなであづま陸上競技場へ。
土砂降りでしたがグルメがおいしかったので満足です。
東北旅の最後はずんだシェイクと決まっています。
楽しい2泊3日の旅でした。
ではさようなら福島。
水しぶきを上げて走り行く新幹線。
というわけで帰宅。
お土産はままどおるです。福島で一番好きなお菓子。
まとめ
以上、福島の旅でした。
試合が中止になってしまったのは残念ですが、その分温泉も楽しめたりして存分に福島を味わうことができました。
とはいえ面積の広い福島、会津も浜通りも楽しめる場所がありそうです。
福島の旅はまだまだ終わらない…。
その他の遠征記についてはこちら!↓