注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】

笠松競馬場は、1935年開場、岐阜県羽島郡笠松町にある地方競馬の競馬場。
地方競馬場ながら中央競馬へ移籍した安藤勝己、柴山雄一や、日本一のアイドルホースオグリキャップが在籍していたなど多くの名騎手、名馬を輩出しており、「名馬・名手の里 ドリームスタジアム」の愛称が付けられている。
とかつては栄華を誇った笠松競馬場であるが、現在では慢性的な赤字が続いており財政的には厳しい状況が続いている。
昨今のネット馬券の普及で多少は持ち直したようだが、将来的な廃止も視野に入れられるなど全国の地方競馬場の中でもトップクラスにギリギリの状態だ。
その一因には、土地の買収がうまくいかなかったためにその敷地のほとんどが現在もなお私有地となっており、土地の賃貸料が財政を圧迫している、という笠松競馬場特有の事情もあるようだ。
また厩舎と競馬場が離れているために徒歩で移動しなくてはならないという制約があるのだが、公道を横断しなければならず馬と車の衝突、あるいは脱走といった事故も起きている。
過去の実績は素晴らしいものの、現状では財政的にも設備的にも全国屈指の厳しい競馬場となってしまっている。
【アクセス】
最寄まで★★★★☆

最寄は名鉄の笠松駅。駅前はそれなりにさびれているものの、名古屋から一本で特急停車駅なので割とアクセスは悪くない。
ほんのちょっとだけ岐阜に行った名古屋旅行記はこちら。
最寄から★★★★☆

笠松駅からは地下道を通って徒歩5分ほど。全国の競馬場の中でも駅からの近さはトップクラス。

ただし、この横断歩道もない車道を横切るという危険極まりない箇所がある。
これ放置しておくのは結構まずいんじゃないですかね…?
【観戦環境】★★☆☆☆

目の前をお馬さんが駆け抜けていく姿は迫力がある。
そりゃまあ、中央競馬に比べるとスピードはゆったりしてるけど、この近さは地方競馬ならでは。


ただし、スタンドはボロボロそのもの。イスも座るのが若干はばかられるほど。
オシャレする人はいないと思うが、汚れても大丈夫な服装で行くのが吉。

レースが近づくと、お馬さんがどやどや歩いてくる。

何をするかと思えばぐるぐる回り始めた。なんとここがパドックだったのだ!
内馬場にあるとはなんとも珍しい光景。

誘導馬もファンサービス。かわいい。

中のコンコースも、

外の通路も昭和そのまま。そんじょそこらの競馬場とは雰囲気が違うよ。
【雰囲気】★★★★☆

そんな状況だけあって客はまばらだが、逆にぎらついてる人もあまりいない。
良くも悪くもほのぼのとしていて平和そのもの。居心地は案外悪くない。
その分、積極的に行く理由が作りにくいのだが…。

そんな中、オグリキャップの銅像は躍動感があってなかなかかっこいい。これを見に来るだけで行く理由になるかも。

その一方で、このやる気の感じられないとってつけたようなボードは一体何なんだ…?
【グルメ】★★★★★


競馬場らしく串物が充実。名古屋名物のどて煮、串カツなど名物も味わえる。

笠松では大判焼きという名前で売っていたこのお菓子。今川焼、回転焼など全国で呼び方は多数。
全体的にめちゃくちゃおいしいというわけではないが、雰囲気も含めて非常に味がある。昭和だなあ…。
【満足度】★★★★☆
それほど活気があるわけでもないし施設もお世辞にもキレイとは言えないが、のどかでのんびりとした昭和時間を過ごせる競馬場であった。
一方で、存続が危ぶまれる理由も痛いほど理解できた。やっぱり、時代の流れには勝てないな…。
そんな岐阜に残る昭和の残り香を、今のうちに楽しんでおくのも悪くない。
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