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ゴルフの歴史【コラムその174】

大人がたしなむスポーツといえば、定番のゴルフ

日本の競技人口は700万人とも800万人ともされ、世界で5番目に競技人口が多いスポーツといわれています。

 

そんなゴルフ、どのように生まれ、どのように発展してきたのでしょうか?

今回はゴルフの歴史に迫ります。

1.世界各地で発祥したゴルフ

ゴルフについては世界各地に発祥があるとされていますが、どれが正解なのかはよく分かっていません。

 

現在一番有力なのはスコットランドの羊飼いたちが、棒で石ころを打ってウサギやモグラの巣穴に入れて遊んでいたという説。

なんとも牧歌的でほのぼのとした説ですが、ウサギやモグラからしたら急に石ころが入ってくるんだから何とも迷惑な話です。

 

最近ではオランダからスコットランドへゴルフボールの輸出書類が見つかったことから、オランダ発祥の説も有力になっています。

また中国でも似たような競技が行われており、どこがゴルフの発祥なのかは議論が分かれるところです。

 

ただ一つ間違いなさそうなのは、現代にいたるゴルフの流れができたのはスコットランドだということです。

ゴルフに関して残っている最初の記録は1457年に出されたスポーツ禁止令で、この中にゴルフが含まれているのがその証拠となっています。

 

なぜスポーツ禁止令が出たのかというと、国民がスポーツに熱中しすぎてイングランドとの緊張状態のさなか軍事訓練に身が入らなかったからだそうです。

スポーツとはやはり平和の象徴なのです。

 

ゴルフはエリート以外禁止にされてきましたが、なんだかんだ民衆の娯楽としても広まってしまいました。

そんな中1552年に開業したセントアンドリュースは世界最古のゴルフ場とされており、全英オープンの会場ともなっています。

 

ただこの時まではスコットランドのローカルスポーツであり、スコットランド国内でルールが固められていきました。

 

2.爆発的に広まるゴルフ

ゴルフが世界的に広まったのは19世紀後半のこと。

そのきっかけをつくったのは、鉄道網の発達でした。

 

鉄道によりスコットランドへの観光が流行し、スコットランドの文化であったゴルフにも関心が高まったのです。

ゴルフボールも改良され品質と価格が安定し、ゴルフはイギリス全体に広まるようになりました。

 

その後1800年代後半から1900年代にかけて、イングランド全土のゴルフコースは12から1000以上にまで増加しました。

1860年に開幕した全英オープンではスコットランド出身の選手しか優勝していませんでしたが、1890年に初めてイングランド出身の選手が優勝しました。

 

そしてその頃のイギリスといえば、世界の覇権国でもありました。

そのためイギリスを起点として世界中にゴルフは広まっていきました。

 

それは現在の覇権国、アメリカも例外ではありませんでした。

1880年代にはアメリカ国内に複数のクラブが誕生し、1895年には全米アマチュアゴルフ選手権と全米オープンが行われました。

 

1920年代には全米でゴルフが爆発的に広まり、1921年にアメリカ生まれの選手が初めて全英オープンを制すなど競技レベルも急激に上がりました。

現在アメリカはゴルフ競技人口全体の45%を占めており、世界最大のゴルフ大国となっています。

 

一方アメリカに次ぐ競技人口を抱えているのは、日本です。

日本では1868年の明治維新以降西洋の技術や文化を積極的に取り入れていく中で、ゴルフも輸入されました。

 

日本初のゴルフクラブは、1903年に誕生した神戸ゴルフクラブです。

更に1913年東京ゴルフクラブが開場するなど、日本でも徐々にゴルフは広まっていきました。

 

1932年に日本人選手が初めて全英オープンや全米オープンに出場しましたが、太平洋戦争勃発時点でコース数は100に満たないなど日本での広まり方はゆっくりでした。

日本ではいつ頃広まったかというと、1957年に日本に招致されたカナダカップ(現在のワールドカップ)で優勝した頃だということです。

 

1970年代にはコース数が1000を超え、現在では2000を超えるほどのゴルフ大国になりました。

 

ちなみに日本で最もゴルフコースが多い都道府県は千葉県です。

平日東京で働くサラリーマンが、休日早起きして千葉のコースに出る…なんてのはよく聞く話ですね。

 

3.世界のプロゴルフ大会

今では世界中で親しまれているゴルフ、横に広まったのはもちろん上(技術)も伸びていきました。

ここでは世界トップレベルのゴルファーが、どんな大会で戦っているのか紹介します。

 

まず、いわゆるメジャー選手権と呼ばれる大会が4つあります。

・全英オープン

・全米オープン

・全米プロゴルフ選手権

・マスターズトーナメント

このうち下3つはアメリカで行われる大会です。USA!USA!

 

2021年にはマスターズトーナメントで松山英樹が日本人として初優勝しました。

逆にこれ以外で日本人がメジャー大会を制したことはなく、どれだけ高い壁であるかが分かります。

 

また女子のメジャー大会は以下の通り。

・シェブロン選手権

・全米女子プロゴルフ選手権

・全米女子オープン

・全英女子オープン

・エビアン選手権

こちらは2019年全英女子オープンの渋野日向子、2024年エビアン選手権の古江彩佳など日本人選手も複数優勝しています。

 

また日本においては、アメリカPGAツアーと日本ゴルフツアー機構の共催で2019年から「ZOZO CHAMPIONSHIP」という大会が行われていました。

優勝賞金は約2億円で、この大会を優勝するだけで日本の賞金王になれるほど巨額なマネーが動く大会でした。

 

2021年には松山英樹が日本人として初めてこの大会を制しています。

この大会は2025年から「ベイカレントクラシック」として生まれ変わっています。

 

4.まとめ

以上、ゴルフの歴史をご紹介してきました。

たとえメジャースポーツであってもちゃんとした歴史は調べないと分からないですし、勉強は大事だなと痛感します。

 

そしてゴルフがこれだけ広まった理由を考えてみると、自分を向上させることができかつ人と交流できる数少ないスポーツだからではないでしょうか。

実際仕事がバリバリできる人ほどゴルフにハマるイメージがありますし、何かしら人を惹きつける魅力があるのでしょう。

 

まずは打ちっぱなしから、行ってみようかなあ…?

 

 

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