注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】

小倉競輪場は、1998年開場、福岡県北九州市にある競輪場。
小倉は日本で最初に競輪場が完成したため、競輪発祥の地とされている。
当初は1948年に開催された福岡国体に向けて作った競技場を、そのまま競輪場としたのがその始まり。
しばらくは競輪場としてのみ使用されていたが、1998年の北九州メディアドームの誕生に伴い競輪場と一体化。
そのため当時の競輪場は同年閉鎖、解体された。
つまり現在の競輪場は当初の競輪場とは異なるものであり、競輪発祥の地と言えど今ある競輪場は築30年も経っていない、比較的新しい建物である。
前橋競輪場に次ぐ全国2番目のドームバンクでもある。
ドームであることを生かし、全国で初めてミッドナイト競輪が開催された地でもある。
ミッドナイト競輪とは観客を入れず、21時から23時ごろまで行う深夜競走のことである。
これにより、朝から晩までどこかしらの競輪場でレースが行われる状態となった。
果たしてこれは喜んでいいことなのだろうか…。
そして北九州市は、競馬、競艇、そして競輪と3つの公営競技がそろっている全国でも数少ない自治体でもある。
工業地帯北九州で生み出されたお金は、こうして経済を回しているのだ…。
【アクセス】
最寄まで★★★★☆

最寄は北九州モノレール香春口三萩野駅。小倉駅からたったの4分という好立地。
アクセスの良さは全国の競輪場の中でもトップクラス。

モノレールからもその大きな屋根がチラリと見える。
最寄から★★★☆☆

駅を降りたら徒歩15分ほど。
なぜかここにはないが、北九州メディアドームの案内に沿って歩いて行く。

ここで左に曲がる。
どこの案内でも北九州メディアドームという名称が徹底して使われているが、もしかして小倉競輪場という名称を排除しようとしてる…?

北九州の野球の聖地北九州市民球場とは目と鼻の距離。
ただ入り口が反対側なので歩くとちょっと距離がある。

ドームの前には広場があり、ファミリーにはこちらの方が人気。
山並みもそびえ意外と景観も良い。

道中には競輪発祥の地を示す碑が置かれている。
労働者の街は娯楽が発展しがち。

入り口はこちら。ご丁寧にエスカレーターまで設置されている。

とても競輪場とは思えない光景だ。
でも入り口にはちゃんと競輪場お馴染みの100円を入れるゲートがある。
競輪の街・小倉を楽しんだ旅の記録はこちら。
【観戦環境】★★★★★

ドーム、というだけあって観戦は超快適。
従来の競輪場とはまるで空気感が違う。

もちろん競輪特有のバンクもきっちり見える。

個人的にすごいと思ったのは、視界を遮る柵がほとんどないし、バンク全体を見通せるところ。
安全面の観点からか全国の競輪場では金網が貼ってあったり、バンクの角度がきつすぎて見えないところが出てきたりするのだが、ここはそれすらない。
千葉にも同様の競輪ドームがあるが、見やすさで言えば小倉の方が上回るほどだ。

唯一の不満は座席にカップホルダーがないところかな。
一応イベントも行うドームなので、基本的に飲食はしない設計になっているのかもしれない。

座席上の通路はカーペット敷きになっていて非常に歩きやすい。
もちろん車券はここで購入することができる。レースを見ながら車券を買えるのも地味に画期的かも。

入口・出口はこちら。とても競輪場には似つかわしくない装飾が施されている。

会場の周りにもコンコースがあり、こちらはガラス張りで開放的。

こちらには食堂なんかもあるが、この日はやっていなかったようだ。
昨今の競輪場はネットで売れすぎて現地のサービスがどんどん悪くなっている気がするんだよな…。

こちらは地元北九州出身、生涯獲得賞金歴代3位を誇る吉岡稔真の展示館。
たった一人の選手でこんなに立派な展示があるなんて、その伝説感が伝わってくる。

こちらでは競輪場らしく全国の競輪中継が行われている。
こんな快適だったら競輪好きなら一日過ごせる。

なお、大入り日でもなければ途中で入場制限がかかるようだ。
つまり入れるのは入り口側の一部だけ。それで十分なんだけども。
【雰囲気】★★★☆☆

キレイで快適とはいえ、客層は従来の競輪ファンとそんなに変わらない感じ。
ただ子供連れでも気軽に入れる雰囲気ではあるし、子供も一応いないこともなかった。隣の広場で遊んでここで少し休む、といったこともできる。
とはいえ入ったところで子供が楽しめるようなものはないのだが…。

一応ペタッと小倉競輪の歩みは貼られているのだが、あまりにドームがキレイすぎて周りから浮いた感じになってしまっている。
おかげで競輪発祥の地という聖地感はほとんどなくなってしまった。
【グルメ】★★☆☆☆

食堂も休みで、ホントにちょっとした売店があったのでとりあえずパンを購入。
まあ普通においしいよ。既製品だからね。
ちなみにフランソアっていうのは九州北部で展開している製パン企業である。

なぜか頼んでもないコーヒーがついてきた。
こういうとこのおばちゃんおもろいわ。
【満足度】★★★☆☆
キレイで快適に競輪を楽しめるというのは大きな利点ではあるが、なんだか全体的に物足りなくて早めに出てしまった。
私が勝手に聖地感を求めてしまっていたからかもしれないが…。
名前こそ競輪場ではあるものの、基本的にはドームありきで各種イベントも行える多目的施設と考えた方がいいかも。
どんな用途で用いられているかはよく分からないが。
ただ個人的には食事だけは何とかして欲しいかなあ…。
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