2022年、ベースボール・ユナイテッドというリーグが開幕したのをご存じでしょうか?
ベースボールというくらいだから野球のリーグなんだろうけどそんなリーグ聞いたことない、という方が多いでしょう。
このベースボール・ユナイテッド、実は大きな可能性を秘めたリーグなのです。
今回はそんなベースボール・ユナイテッドをご紹介します。
1.ベースボール・ユナイテッドってどんなリーグ?

そもそも、ベースボール・ユナイテッドはどこで行われるリーグなのでしょうか?
もちろん日本ではありません。そしてアメリカでもありません。
どこかというと、中東と南アジアなのです。
具体的にはアラブ首長国連邦、インド、パキスタン、サウジアラビアの4か国です。
参加チームは、
ムンバイ・コブラス(インド)
カラチ・モナークス(パキスタン)
アラビア・ウルブズ(アラブ首長国連邦)
ミッドイースト・ファルコンズ(アラブ首長国連邦)
リヤド(サウジアラビア)
の5チーム。
このリーグの大きな目的は、これまで野球にあまりなじみのなかったこれらの国々で野球を普及させることです。
立ち上げたのは起業家のカッシュ・シェイク氏で、出資者には元メジャーリーガーも名を連ねるなどその本気ぶりがうかがえます。
つまり単に中東のオイルマネーのために始まったリーグなのではなく、本気で野球文化を広めそのうえでビジネスとしても成功させたいという強い思いのこもったリーグでもあるのです。
2.摩訶不思議な6ランホームラン

ベースボール・ユナイテッドのルールは、基本的に日本でもよく知られている野球と変わりがありません。
しかし、一つだけある特徴的なルールが設けられています。
それは「マネーボール打席」というルールです。
どんなルールかというと、打者は打席に立つ際「マネーボール宣言」をすることができます。
するとその打席で入った得点は、なんと2倍になるというめちゃくちゃなルールなのです。
実際このルールにより、走者が二人いる状況でホームランを打ち「6ランホームラン」となったことがありました。
理論上は一気に8点入る可能性もあり、1打席で7点差を逆転できるため試合は最後の最後まで気を抜けません。
また他にもランナーが出た時に、事前に決めた足の速い選手を代わりに出すことができる「指名走者制度」など、接戦でも面白い試合になる工夫が施されています。
このあたりはいかにもアメリカ発祥のスポーツらしく、スポーツとしての厳密性よりもとにかくエンタメ性を追求した特別ルールと言えます。
3.日本から挑戦する選手たち

そんな新興野球リーグのベースボール・ユナイテッドですが、日本のプロ野球出身の選手も挑戦しています。
平田慎吾選手は2013年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団。227試合に登板し30ホールドを上げ、主に中継ぎで活躍しました。
その平田選手はカラチ・モナークスから5巡目で指名を受け、勝利投手にもなるなど活躍しています。現在はDeNAのアナリストと並行して選手を続けています。
濱矢廣大選手は2013年ドラフト3位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。40試合に登板し3勝を挙げました。
その後メキシコ、イタリア、オーストラリアを転々としたのちベースボール・ユナイテッドへ。世界を渡り歩いた経験を生かすことができるでしょうか。
福田秀平選手は2006年高校ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団。通算309安打を放ち、主にユーティリティプレイヤーとして実働13年と長く活躍しました。
そんな福田選手は現役引退後、アラビア・ウルブズの一員としてプレシーズンマッチに出場。決勝タイムリーを放つ活躍を見せました。
このように日本からも選手が入団しているほか、メジャーリーグからもロビンソン・カノやディディ・グレゴリウス、パブロ・サンドバルなど実績のある選手が参加しています。
これからベースボールユナイテッドと日本で選手の交流が行われるという話もあり、さらに活発化することが予想されます。
4.まとめ
以上、新リーグベースボール・ユナイテッドを紹介しました。
野球と中東、南アジアは全く結びつかないしイメージもわきませんが、野球界の未来を切り拓く上ではとても面白いチャレンジになるはずです。
そしてただのオイルマネー目当てではなくアメリカや日本から実績のある選手や出資者が集まり、本気で野球を広めようという気概も見えます。
成功するか失敗するかはまだまだ未知数ですが、この新しい挑戦を是非とも長い目で見て応援していきたいものです。
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