注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は島根スサノオマジックの試合観戦のために鳥取県民体育館を訪れた時の遠征記を紹介します。
初めて訪れた鳥取市、グルメに観光に温泉に満喫することができました。
なんといっても驚きは海鮮丼。こんなにすごい海鮮丼が世の中にあったなんて…。
これまでに訪れた山陰旅の記録はこちら。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・鳥取で試合観戦

鳥取に到着すると、飛行機降りて3秒でさっそくコナンがお出迎え。
マンガでよく見た名シーンがずらり。ここで1時間潰せるぞ…。

鳥取空港の愛称は「鳥取砂丘コナン空港」。
名探偵コナンの作者青山剛昌さんの出身地なのでこういうことになっています。
ただ、同じ鳥取県内でも利用者数は米子空港より少ないです。
米子の方が松江にも近かったりして便利ですしね。

ここにもコナン。

キュンキュン…

コナンって実はラブコメ。

トイレもコナン。

この空港なんだか事件のにおいがする…

そんな空港の展望デッキで朝食を。
鳥取名物の白バラ牛乳、そして鳥取名物の梨も使った大山豚のカツサンド。

かなりお肉がしっかりしていて食べ応えがあります。
牛乳ともよく合います。地元同士だから相性がいいのでしょう。

鳥取空港は羽田との往復便が1日5便だけ。
なので飛行機も1機だけです。

向こうには日本海の荒波も見えます。

こちら側には山並みが見えます。山陰地方というくらいですからね。

大きくはありませんがキレイな空港です。

鳥取応援ポケモンは砂丘つながりでサンドです。かわええ。

こちらはコナンのフォトスポット。

よく見たら怪盗キッドが降り立っていました。気付かなかった…。

ここには喫茶ポアロがあります。ファンにはたまらんですな。
コーヒーは自分で持ってきてください。

阿笠博士の発明品もあったり。蝶ネクタイ型変声機がこんなに大きかったなんて。

そんなわけで空港を後にします。

世界の空港までの距離が書いてありますが、基本的に羽田にしか行けません。

麒麟獅子舞ってのがあるみたいです。
文字だけじゃなくて視覚的にわかりやすくしてもらった方が…。

それでは鳥取の旅に出ましょう。

裏側はこうなっています。

こんな新聞受けがあるのか…。

鳥取港にはカニ専門水族館とかあるらしいです。ニッチすぎる。
そしてコナン君は鳥取港と関係ないぞ。

今回は空港から体育館まで約50分歩いて行きます。

鳥取空港の利用を促進する会とかあるらしいです。
言われなくても東京に行くならさすがに飛行機一択だと思うのですが。

鳥取にもあるスクランブル交差点。さながら鳥取の渋谷といったところ。

こちらは鳥取大学駅。

単線で一面しかホームがありませんが、これでも鳥取県では乗降者数4位らしいのです。
田舎ですねえ…。

特に意味はありませんが鳥取大学の構内を抜けます。新入生が初々しい感じでした。
鳥取砂丘で乾燥地の研究とかしているみたいです。

そのまま南下すると湖山池につきます。
池と名のつく中では日本最大とのことです。名前に湖と山が入っているのでややこしいのですが。
ところで湖と池の違いが気になったのでChatGPTに聞いてみました。
池と湖の違い
「池」と「湖」はどちらも水がたまった場所ですが、いくつかの観点で区別されます。
1. 大きさ
-
湖:一般的に面積が大きい(1平方キロメートル以上とされることも)。
-
池:比較的小さい水たまり。
2. 成り立ち
-
湖:自然にできたものが多い(火山、地形、氷河などによる)。
-
池:人の手で作られたものが多い(農業用水、庭園など)。
3. 水の深さと性質
-
湖:深くて水量が多く、年間を通して安定している。
-
池:浅く、水温や水質が変化しやすい。
4. 名前の由来
-
「池」「湖」という名前は、科学的な基準ではなく、地域の慣習や歴史によって決められている場合が多い。
まとめ表
| 観点 | 湖(みずうみ) | 池(いけ) |
|---|---|---|
| 大きさ | 大きい | 小さい |
| 成り立ち | 自然が多い | 人工が多い |
| 水深 | 深い | 浅い |
| 呼び名の由来 | 歴史や慣習による | 同上(明確な基準なし) |
※例外もあり、「池」と名付けられていても湖のように大きな水域も存在します(例:狭山池)。名称だけで区別するのではなく、成り立ちや規模で見ると理解が深まります。
ほえー、勉強になりました。
ちなみに湖山池はどちらにあたるのか聞いてみたところ。
湖山池は池?湖?
**湖山池(こやまいけ)**は名前に「池」とついていますが、実際には「湖」に近い性質を持つ水域です。
湖山池の基本情報
-
所在地:鳥取県鳥取市
-
面積:約6.9km²(=690ヘクタール)
-
水深:平均約3.4m、最大約6.4m
-
成り立ち:自然に形成された潟湖(かこ)
-
分類:名前は「池」だが、規模・成り立ちから見て「湖」に分類されることが多い
解説
湖山池は、海と陸の間にできた潟湖(ラグーン)で、自然に形成された内陸の水域です。面積が非常に大きく、**「日本最大の池」**と呼ばれることもありますが、その規模や起源からみて、学術的・地理的には「湖」として扱う方が妥当とされています。
いや湖やないかい!
なんかあんまり考えるのもバカらしくなってきました。線引き適当なんやなあ…。

そんな湖の湖山池のほとりを歩きます。

カメが甲羅を干していました。一匹が足を滑らせて落ちていきました。


湖だろうが池だろうが関係なくのんびり時間は過ぎていきます。
たまにはこんな一日もいいよね。

しかし試合は白熱の展開。寒暖差で風邪をひきそうです。

バスに乗ったのですが、「六」だけ漢数字なのが謎です。
そして料金も上がったり下がったり謎すぎます。

ここにもサンドがいました。

こちらは鳥取駅バスターミナル。各方面へのバスの発着場です。

道を挟んで反対側にあるのが丸由百貨店。
立派な建物ですが、モータリゼーションが進んだことで駅前に人が来なくなり苦しんでいるようです。地方はどこも同じですね。


ここら辺だけ見ると県庁所在地の風格はあるんですけどね。ただ人がいない…。

線路沿いに歩いて行きます。

孤独のグルメにも登場した「まつや」にてホルモンをいただこうと思っていましたが、予約で満席でした。
どうりで店内に人がいないわけだ…。

道端の至る所に凍結防止剤が置いてあります。
山陰というだけあって寒いんでしょうね。この日も4月になろうかというのに寒かったですし。

とりあえずよさげなからあげ屋さんを見つけたので購入。
結構人気あるようでした。

カニ。

ナシ。


鳥取駅。

キレイな構内です。

空港バスもコナンでした。そういやバスジャックの話もあったな。

高い建物が…ない…。道路は広いんですけどねえ。

鳥取と言えば因幡の白うさぎ。
今でこそ地味な山陰ですが、神話においては中心地です。

それなりに立派なんですよね。人はいないんですが…。

サンドのバスが走っていきました。

その奥にはいい感じの建物があったり。

もうすぐ春です。気温は一桁ですが。

上から見た鳥取市街地。高い建物もいくつかありますが…。

こちらが本日のお宿。めっちゃキレイ!

本日の夕飯は急遽買ってきた鳥取駅の元祖かに寿司。
アベ鳥取堂の名物駅弁です。

駅弁でこんだけかにが食べられるなんて贅沢ですねえ…。
ホルモンを食べ損ねたのは残念ですが、かに寿司と出会えたので悪いことばかりでもありません。
あと買ってきたからあげがめちゃウマでした。これもまた良き出会いでした。
それに梨チューハイも、ざらざらのキャラメルが入った砂プリンもまた絶品でした。
2日目・鳥取グルメ+鳥取観光

鳥取でルート29という映画を撮ったらしく、それで盛り上げたいみたいです。
ただ残念ながらネット上の評判は芳しくありません。

石破さんって父親が鳥取県知事だったんですね。
だから鳥取が地元なのです。岸田さんが広島だから中国地方から首相が連続で出てるということです。
そういや安倍さんも…。

ホテルの近くにあったパン屋さんに入ってみました。
とにかく100円台前半で買える安さにびっくりしましたね。この店の努力なのか、鳥取の物価なのか…。

本日はあいにくの天気…。

近くに鳥取城址などもありますが、雨で寒いので遠慮しました。

そんなわけでバスに乗ってやってきたのが鳥取砂丘!
いくら天気が悪くてもさすがに砂丘に行かず帰るわけにはいきません。

丘の上にはお土産屋さんがありました。
ただ思ったより見晴らしがいい感じではなかったですかね。

砂の美術館がありますが、毎年年明けから春まで閉館して次の展示の準備を行います。
この時もどうやら絶賛作業中のようでした。毎年展示内容が変わるって砂らしくて面白いですね。

鳥取砂丘の周りには防風林が植えられています。
砂丘は不毛の象徴とされ周囲では開発が行われましたが、鳥取では防風林が植えられ保護活動が行われてきました。
ところが防風林によって環境が変わり、緑化が進んでしまったりという苦労もありました。
現在鳥取砂丘が残されているのは、先人の絶え間ない努力によるものなのです。

区画を見ていても防風林がよく工夫されて作られていることが分かりますね。
砂丘の中でも位置によって植生する植物が違うとのことです。

こちらが鳥取砂丘!でかいなあ…。
ちなみに砂丘と砂漠は似ているようですが、砂丘は「風で砂がたくさん運ばれてきた場所」、砂漠は「雨が少なく乾燥している場所」なので全くの別物なのだそうです。

ですので、鳥取砂丘にはオアシスがあります。


馬の背と呼ばれる山を登りました。すごい眺めです。
この荒ぶる日本海が砂を運んできました。

反対を見ると砂漠みたいですけどねえ。



雨の鳥取砂丘と日本海もまた迫力があって悪くないですね。

タイミングが良ければ風紋と呼ばれる景色を見ることができます。
今日は微妙でしたね。それでもすごい景色ですけど。

ちなみに砂丘に落書きをすることは法律で禁止されており、注意書きもたくさんあります。
昔水曜どうでしょうのメンバーが来た時に番組名を書いてしまい問題になったことがありました。

ただ砂があるだけの鳥取砂丘ですが、いろいろと勉強になりました。
来ないと分からないことも世の中にはたくさんあります。

砂丘と反対側にはお土産店や駐車場があります。

鳥取砂丘の石。

砂丘は昔もっともっと広かったみたいです。

サンドのポスト。

利用はしませんでしたがリフトがあったりします。
ただ歩けば5分で行けるので特段便利なものではないですかね。もの珍しさはありますけど。

ここにもあるポケモンマンホール。もちろんサンドです。
よく見ると後ろにサメハダーがいますね。サメの目撃情報もあるとのこと。

さて本日のお昼はこちらの鯛喜。予約必須の人気店です。

うわあ…すげえ…。
これで2500円ですからね。東京だったら5000円でも食べられないですよ。
一つ一つのネタを噛みしめるようにいただきました。
間違いなく人生で一番の海鮮丼でした。鳥取凄すぎ。

バスに乗る前にいずみおじさんのソフトクリームをいただきました。
大山白バラ牛乳を使っているとのことで大変濃厚でした。鳥取砂丘最高の〆になりましたね。

鳥取駅に戻ってきました。駅に向けて小川が流れています。

こちらは駅南にある鳥取鉄道記念物公園。
鳥取駅が地上にあったころの遺構を残したユニークな公園です。

レールに触れるなんて貴重です。

駅の感じも非常にリアルです。本物ですからね。

昔の駅の柱ってレールが使われていたりするんですよね。
こういうのが見られるのも貴重です。

とても地味ながら大変趣深い公園でした。自分が子供だったら毎日遊んでいたと思います。

小川は駅方面に伸びていました。
グーグルマップを見ると駅の手前で折れているようです。

鳥取県は47都道府県で最後にスターバックスができた場所です。
オープン時はニュースになって大行列が出来たそうな。
なお、鳥取県にはスターバックスに先駆けてすなば珈琲というお店ができていました。
県知事の「スタバはないけど砂場がある」発言をきっかけに誕生し、今なおスタバより店舗数が多い県内最大のコーヒーチェーンです。
ちなみに鳥取って日本トップクラスのコーヒー消費量を誇るんですって。
スタバは客を取りこぼしてしまいましたね。砂だけに。

あとは市役所があったりイオンがあったり。

バスターミナルに戻ってきました。
ちなみにこの日はバス乗り放題のアプリを使っているので実質運賃タダです。

バスに乗ってひとっとび。

やってきたのは鳥取ぽかぽか温泉。
実は鳥取は隠れた温泉処で、県内には10ヶ所もの温泉地があります。
鳥取駅周辺にも鳥取温泉があり、全国的にも珍しい県庁所在地の温泉です。
この施設も鳥取駅からは少し離れていますが、天然温泉で硫黄が効いていて最高でしたね。サウナも良きでした。
ところで色々調べていたのですが、大学の研究室のホームページに感想が載っているのを発見。
どう見てもただの趣味だよね?

ここでもいただく白バラ牛乳。カフェオレもうまい。

そして横浜高校がセンバツ優勝を果たしました。
お客さんの注目を集めていて、こんな遠い地で横浜の名前が聞けるのは誇らしかったです。

ローカルスーパーのサンマートにて食料を購入。

ド田舎ではありませんが、別に都会でもない道を歩きます。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、水分がほとんどない雪のようなあられのようなものが降っています。
こんなものが降っているのは初めて見たのでとても新鮮です。そして明日4月なんですけど…。

てくてく歩いてきたのは手打ちうどんちよ志。
山陰地方で初めてのセルフうどんだそうで、70年も営業している老舗です。

甘口と辛口のつゆがあって自分で入れられるのですが、これが絶品でした。
この店は温かいうどんにしてつゆを存分に楽しむことを強くオススメします。
二種類のつゆはお椀に入れて少し飲み比べてみましたが、さほど辛さに違いはないのでお好みで。

なんか閉店したガソリンスタンドってすごく哀愁を感じるんですよね。
地方の衰退を感じてしまうというか…。

空港に戻ってきました。トリックアート。

とりあえず100円の水を購入し、ガイナーレ鳥取を応援しておきました。

怪盗キッドを上から見てみました。よくできてるなあ。

今日の夕飯はサンマートで買ってきたお惣菜です。
空港の牛骨ラーメンも狙っていましたが閉まっていました。これ買ってきてよかった。
姫竹って何かと思ったらタケノコの一種で、東北地方や山陰地方で採れるみたいです。
なじみのないお惣菜があると楽しくなりますね。

お土産は定番の因幡の白うさぎ、そして砂丘の砂で作ったモアイです。
なぜモアイなのかは不明です。

そして鳥取のソウルフード亀井堂のマイフライと朝買ってきたパンたち。
マイフライはあんこで食パンで挟み揚げるという、カロリー地獄の一品です。オーブンで焼いたら非常においしかったです。
まとめ
以上、初めての鳥取旅でした。
今回のMVPは間違いなく海鮮丼でしたね。正直海鮮丼って寿司の劣化版みたいに思っていたのですが、この海鮮丼はすごすぎて本当に衝撃的でした。
やっぱり日本海の海鮮は最強だと改めて感じました。
今からあの海鮮丼が恋しくなりそうです…。
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