注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回はカマタマーレ讃岐の試合観戦のために香川県立丸亀競技場、丸亀競艇場を訪れた時の遠征記を紹介します。
前編の今回はまず念願だったサンライズ瀬戸に乗車しました。
旅の始まりがいきなりピークだったりして…。
もちろん高松についてからはうどん巡り。
更に観光あり、温泉ありとかなり充実した旅を楽しむことができました。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
0日目・サンライズ瀬戸に乗車

サンライズ瀬戸は22時15分発。
21時を過ぎて家に帰ることはざらにありますが、21時に家を出るのはとても新鮮でした。
そしていつも使っているホームから乗れば高松まで行けるというのもとても新鮮です。
なんだかちょっと異世界に行くような気分です。ハリーポッターの気持ちが少しわかります。

ホームに滑り込んできました、こちらがサンライズ瀬戸。
前7両が高松行き、後ろ7両が出雲市行きです。
サンライズ瀬戸、サンライズ出雲は1998年に旧来の寝台特急「瀬戸」「出雲」を置き換えた列車で、飛行機と対抗できるという観点でこの2つの行き先が選ばれました。
現在定期運行される寝台列車はこの2種のみです。

このドアが夢の入り口。わくわく、ドキドキ。

こちらが通路です。狭いですねー。

部屋に入ってきました。今回はシングルより少し狭いソロというお部屋です。
3号車にはモーターなどがあるので、他の車両より狭いのです。

確かにベッドしかなくて窮屈です。
でも寝るだけですし、慣れれば全然いけます。体の大きい人はちょっときついかもしれませんね。

照明はパネルで操作します。残念ながらラジオサービスは終了しています。
そして暗い中手探りで触っていたら危うくSOSを押しかけてしまいました。
これで電車止まってしまったら賠償しなきゃいけないんでしょうか…。

一応荷物が置けるスペースやハンガーがあります。
大きいキャリーケースや大きい服は難しいでしょうね。
ちなみに枕は手前側に置いてあるのですが、個人的にこっちの荷物側を頭にした方がなんか狭くて楽しかったです。
秘密基地感がたまらんですね。

空調はここで調整します。
とてもアナログな方法ですが、その分自由度が高く思ったより合理的です。

またドアの部分を上から見るとこんな感じです。
階段を少し登ってベッドにたどり着く方式なので、足腰の弱い方はちょっと難しいですね。
またコンセントも1つだけですがちゃんとあるのでご安心を。
部屋を出る時は4桁の暗証番号を設定することでロックできます。
そんなこんなで楽しんでいたのですが、熱海を出発したあたりで入眠してしまいました。
本当はずっと起きてたかったですが、寝ないと熱中症のリスクも高まりますからね。
1日目・うどん巡り+高松観光+丸亀競艇

朝は岡山に到着するアナウンスが爆音で流れて強制的に起こされました。
もうちょっとゆっくりさせてほしいところですがもう6時ですし、降りそこなったとかでクレームつくよりはいいのでしょう。
というわけで瀬戸大橋を渡ります。
瀬戸大橋は1988年開通、世界一長い鉄道道路併用橋としてギネスブックにも載っています。
当時は青函トンネルと併せてブームにもなったそうです。
瀬戸大橋の開業によって本州と四国の距離がぐっと縮まり、それによって香川のうどん文化が全国的に知られる一因にもなったとか。




うーん、天気が悪くて残念…。
ただ大雨だったので遅延や運休を心配していましたが、それは大丈夫でした。
個人的にはあんまりサンライズをあてにした計画はちょっとリスクがあるように思います。
運行区間の長さ故すぐに遅延や運休してしまいますからね…。

香川には讃岐富士と呼ばれる山もありますが、なんか妙にこんもりした山が多いイメージを受けました。
大昔の火山活動によるものが今も残っているそうです。

そんなわけで高松駅に到着。
さぬきうどん駅でありうどん県でもあります。この画角にうどんの文字が二つも。

サンライズは夜東京に向けて出発します。
高松の人からすれば見慣れた光景なのでしょう。

そして線路もここで終わります。
なんか地の果てに来たような気分ですね。

線路の先にはお店が出ています。
東京に向けて帰る前にここでおやつを買って車内で食べるの最高ですね。

線路がないため駅のホームから外に出るまで一切段差がありません。
究極のバリアフリー駅です。

ということでこちらが高松市。
まさしく四国の玄関口であり四国最大の都市で、大企業の四国支社や四国を拠点にする企業の本社の多くが高松に置かれています。

そしてこちらが高松駅。めっちゃニコニコしてます。
瀬戸大橋が開通するまでの80年間本州と四国のアクセスを担っていた宇高連絡船の連絡駅であったため、まさしく四国の玄関口でした。
その地位は瀬戸大橋が開業した今も揺らぐことはありません。

高松駅から少し歩いたところに琴電の高松築港駅があります。
琴電は正式名称を高松琴平電気鉄道と言い、2011年に開業100年を迎えました。
琴平線、長尾線、志度線の3路線が営業しており、JRに比べてより地域に密着した鉄道というイメージです。
バブルでお金を使いすぎて民事再生法を適用するなど受難の時期もありましたが、今もなんとか生き伸びています。

このローカル線具合がたまりませんねえ。
大変旅情をそそります。平日なので通勤通学客が多くちょっと気を使いますけど。

お~いお茶ラッピング車両でした。
琴電はいろんな会社のおさがりを使っていて「動く電車の博物館」とも言われているそうです。

中もなんだか懐かしい感じ。

花園駅に来ました。
おそらくサンライズ瀬戸で高松に来た人の黄金ルートではないでしょうか。

お目当てはこちらのうどんバカ一代。
香川のうどんは朝早く開き閉まるのも早いので、サンライズ瀬戸で到着したらすぐさまうどん巡りを始めるのが良いのです。
そしてこのうどんバカ一代、香川でうどんを調べると必ず上位に出てくる超有名店なのです。
しかも香川の有名なうどん屋さんは車が必須なお店が多いのに比べ、このお店は比較的アクセスが良く便利なのが大きな長所です。

このお店の名物は釜バターうどん。
バター、あらびき胡椒が入ることでカルボナーラのようなクリーミーなうどんが仕上がります。
麺ももっちもちでとても食べ応えがあります。
なるほどこれはこのお店でしか食べられないのでみんな集まるわけですね。
しかしせっかくだからと2玉(中)とてんぷらを付けたらお腹いっぱいになってしまいました。
うどん巡りをするなら1玉(小)を選ぶのが正しい選択だと学びました。
ついでに香川のうどん文化について。
瀬戸内の気候はうどんに欠かせない小麦や塩、醤油の栽培に適しており、18世紀にはこれらの食材を使ってうどんが作られていた様子が屏風に残されています。
明治時代から徐々にうどん文化が根付き始め、20世紀前半には「うどんが打てぬようでは嫁にも行けない」と言われるほどでした。
今や讃岐うどんのブランド力は全国の数あるグルメを抑え堂々の第1位、うどんを週1回以上食べる人は県民の9割に上るまさしくソウルフード。
行列店に並ばずともその辺のお店に入ればおいしいうどんが食べられる、それが香川県です。
一方でゆで汁が環境汚染を及ぼす、うどんの食べ過ぎで糖尿病が増えるといった健康被害も…。
香川の水不足はうどんのせいと揶揄されることもあります。

瓦町駅は琴電の3路線が分岐する最大のターミナル駅。
自動改札もあってとても立派です。





はいそんなわけで駅はヤドンだらけです。
なぜヤドンなのか?うどんと音が似ているから…


いろんな車両が来て楽しいです。


たった一駅乗ってやってきたのは栗林公園駅。
名前の通り栗林公園の最寄り駅です。

ちなみに今回買ったのは一日乗車券に温泉入浴がつくお得な切符ですが、なんとうちわとして使えます。
パタパタ仰ぎながらさっと見せれば改札も通れる便利グッズです。

そしてこちらが栗林公園。
国内最大級の庭園で400年の歴史があり、その景観は日本三名園をしのぐとも。
ミシュラン観光ガイドに掲載された影響で外国人観光客も非常に多く訪れます。
ただ、なにせ暑かったのでぐるーっと一周回ってみるだけにします。





















はいこんな感じです。
この庭園は松が有名で確かに見ごたえがありました。桜の季節なんかはそれはそれは見事だそうです。

花より団子、庭よりうどん。
正直お腹いっぱいですが、ここまできて上原屋本店に行かないのはもったいないので。

いつもは行列の人気店ですが、平日午前の特権で空いていました。
天ぷらを食べる容量はなかったですが、珍しいじゃこ天なんて見つけたらさすがに食べたくなります。
何がおいしいっていりこだしの効いたおつゆ。
もちろん麵もコシがありますし、じゃこ天も初めて食べる味で楽しめました。

瓦町に戻ってきました。
よく見たらこんなところにもヤドン。

ポケモンタオルが売っていました。
ヤドンがあったら買ってたかもしれません。

こちらが瓦町の駅前。

そしてこちらが駅ビルです。
旅行客の玄関口である高松駅とはまた違って、地元に密着した駅という雰囲気があります。

高松のマンホールは源平合戦です。うどんとかじゃないんですね。

シャッターはうどんと骨付鳥でした。
この絵何とも言えないおぞましさを感じるのはなぜでしょうか。

高松中央商店街は総延長が2.7キロあり、その長さは日本随一とのこと。
日本一ではないみたいです。

はなまるうどんはちゃんと香川の会社で高松にもお店があります。
一方丸亀製麺は香川の会社ではないので地元民からは嫌われています。
でも丸亀の名が全国で認知されているのは、丸亀製麺の功績も大きいはず。
今のところ高松に1軒だけ出店しているようですが…?

アーケードでこれだけ広い場所もそうそうないでしょう。
アーケード好きとしてはたまりません。

ふらふら歩いていたらオシャレなパン屋さんを見つけたので入ってみました。
うどんの街のパンというのもなかなか乙なものです。

パン屋さんのすぐそばにヤドンマンホールがあります。


こちらは丸亀町グリーン。高松なのに丸亀なのは、丸亀から来た人が作ったからとのこと。
ここはまた雰囲気が違ってオシャレです。香川オリーブガイナーズの選手がイベントの呼び込みをやっていました。

更に進むと高松駅に近づいてきて、人もどんどん多くなっていきます。

井戸の跡なんかもあります。
水の少ない香川ではきっと命をつなぐ井戸だったでしょうね。

こちらは高松市役所。とても立派な建物です。
今回行けなかったのですが、香川県庁は丹下健三の初期の傑作とされ国の重要文化財となっているそうです。
しまった、知ってたら見たかったなあ…


なんと阪神タイガースのポップアップショップがあり、しかも結構にぎわっていました。
球団のポップアップショップなんて初めて見たなあ…。

ここがアーケードの中心。めっちゃカッコいい!
日本一の高さを誇るアーケードでもあるそうです。

瓦町と名前が似ている片原町駅へ。

高松築港駅に戻り、高松城へやってきました。

この橋は本丸に向かう唯一の道ですが、非常時には橋を落とすことで敵の侵入を防ぐことができます。
よく考えられていて感心します。

本丸はもうないのですが。
この高松城は海に面していて、お濠を流れる水もすべて海水です。
そのため海の魚などもお濠を泳いでいます。
鯉ではなく鯛やヒラメがいるんだとか。

そして橋から高松築港駅や高松のビル群が見えます。
この景色もまた独特ですね。

海なので水門もあります。
潮の満ち引きがありますからね。

こりゃまた派手なマンホールですね…。
元はマンガでアニメ化もされた作品だそうです。

こちらは香川県立アリーナ。
2024年に竣工したばかりで、サザンオールスターズによってこけら落とし公演が行われました。
いずれはBリーグの香川ファイブアローズもこのアリーナを常に埋め尽くすほどの人気が出て欲しいです。
そしたらまた来ます。

続いて高松シンボルタワーの無料展望台へ。
四国で最も高い建物です。
この建物によって高松におけるオフィスの面積が1割増え、県外企業の入居が期待されていました。
しかしふたを開けてみると来るのは県内企業だらけ。おかげでかえって県内の空洞化が進むという皮肉な結果になりました。

こちらは高松港。

こちらは街中。海と街両方楽しめてとてもお得です。
無料でこれだけ見せてくれるんだから太っ腹すぎます。

そしてこれが上から見る高松駅。
なかなか新鮮な角度で面白いです。

香川県を牛耳るレクザムの看板。
ちゃっかりうどん県アピしています。

またも高松築港駅に戻ってきました。
このように駅のホームにお濠の説明書きがあります。高松城を全部楽しむには駅にも入らないといけませんね。

そして仏生山駅へ。しっかりヤドンがくつろいでます。

風情のあるなかなかの田舎駅です。
駅員さんがいるだけだいぶマシでしょうけどね。

外に静態保存されている…と思ったら、線路自体は工場とつながっていそうです。
ということはこれは現役車両なのでしょうか?それがこんな道路の横に置かれてるの新鮮すぎて面白いです。

そんなこんなで仏生山温泉へ。先ほどのうちわ切符をここで使用。
中はとにかくオシャレで泉質も良く、純粋にたっぷりすぎるほど温泉を楽しむことができました。
ただ平日だったためかおじいちゃんが我が物顔で使っていたのはちょっと気になりましたね。
こういうのほっとくと新規客が近寄らなくなっちゃうからね…。

お風呂上りに食べたかき氷は絶品でした。
夏にお風呂入って食べるかき氷なんて最高に決まっていますね。

こちらはなかなかに趣のある街道ですね。
仏生山も掘ったらいろいろ出てきそうな楽しそうな場所です。

ここ結構事故の多そうな複雑な道です。
気を付けましょう。

戻ってきたらヤドン電車が走っていきました。
通勤通学で見たらテンション上がりそう。

高松駅を発ちます。
今回の旅で高松はこれが最初で最後です。

暑い中電車に乗ってやった来たのは丸亀。
今回はここで2泊します。

丸亀駅前。高松に比べると多少高い建物が少ないでしょうか。
それでも十分都会です。

プロ野球のフレッシュオールスターが丸亀で行われるため盛り上がっていました。

こちらが丸亀駅。
来るのは2度目なので慣れたものです。

今回のお部屋がこちら。
枕が高くて寝にくい以外は特に文句なしです。

ヤドングッズ一覧。なぜかヤドンのシャツなかったですねえ。

あとは先ほどのパン屋さんで買ったパンやスーパーで買ったソウルフードと呼ばれる白十字製菓の豆パン、あとはたことあおさのりの天ぷらです。
全部とてもおいしくいただきました。
別にうどんが無くても十分やっていけるくらい、香川の食は豊富です。

その後丸亀競艇に行って再度グルメを楽しみました。
夜を競艇見ながら過ごすのも悪くありません。
まとめ
以上、香川の旅前編でした。
1日しか過ごしていないのですが、サンライズ瀬戸に乗ったこと、そして朝一で到着したこともあってこれ以上ない充実した旅になりました。
とはいえ行きたいうどん屋さんは無限にあるので、これだけでは全然足りません。
引き続き後半でもうどんをすすります。
その他の遠征記についてはこちら!↓