注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】

京都競馬場は、1925年開場、京都府京都市にある中央競馬の競馬場。
その所在地から「淀」の愛称でもお馴染みだ(東京競馬場が府中と呼ばれるのと同じ)。
開場当初は馬場状態が悪かったもののそのアクセスの良さから客足は伸び、日本一の売り上げを誇っていた時代もある。
クラシック三冠の最後を飾る菊花賞、牝馬三冠の最後を飾る秋華賞が行われることから、過去の三冠馬はすべて京都競馬場から誕生している。
その縁でコントレイルの像が京都競馬場内に設置されている。
ここ最近の大きなトピックとしては、やはり2020年から行われた大規模改修である。
これは2025年に開場100周年を迎えるにあたって行われたもので、
1.夢と感動を届ける日本を代表する娯楽・レクリエーション施設
2.アクセシビリティへの配慮
3.環境への配慮
4.時代の変化への対応
の4つをコンセプトに掲げている。
そんなわけで今回は「令和の大改修」を終えた京都競馬場を存分に楽しんでみることにした。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆

最寄は京阪本線淀駅。
京都競馬場の副駅名がついており、京都からも大阪からもアクセスが可能。
かつては観客の迷惑行為があったり(負けた腹いせにピンポンダッシュするとか)、駅を競馬場近くに移転するにあたって近隣の飲食店から猛反発を受けたり、いろいろ負の歴史があるらしい。

競馬開催時には競馬場直結の臨時改札が解放される。
とても臨時とは思えないほどの立派な改札口だ。
最寄から★★★★★

淀駅からは直結の通路で徒歩数分。全国の競馬場でも屈指の近さ。

通路からは京都競馬場の全貌を眺めることができる。

現金での入場券購入とQRコードでの入場とに分かれている。
QRの方が20分早く入場できる、料金も半額の100円とあって現金より優遇されている。QRでの入場を推し進めているようだ。

ちなみに地上にも通路が用意されている。
上下どちらを使っても問題なし。
【観戦環境】★★★★☆

京都特有の盆地ゆえ、周りには山がそびえている。
またビジョンは東京競馬場などに次ぐ世界最大級のサイズ。


芝を駆けていく競走馬たちは迫力満点。
特に京都競馬場は3コーナーから4コーナーへ坂を駆け下りる(通称淀の坂)のでスピードも出やすい。

こちらはウィナーズサークル。歴代三冠馬たちもここで祝福を受けたわけだ。
もちろん春天も忘れちゃいけない。

スタンドは駅に近いステーションサイドとゴールに近いゴールサイドの二つ。
中央競馬らしい迫力満点のスタンドだ。

こちらはパドック。馬もスタンドも迫力満点。
かつては円形状の特徴的なパドックだったらしいので、ちょっと見てみたかった気持ちもある。

スタンド内も改修したばっかりでとてもキレイ。
まあ、ギャンブル場なんだけど…。

ロッカーがたくさん設置されているが、その上にはなぜか過去のG1を勝利した馬の名前と写真がつけられている。

ギャンブル場にはなぜか水を無料で飲める装置が置いてあるが、京都競馬場は中央競馬だけあってなんだかリッチな雰囲気。

スタンドの上の階はガラス張りで開放的な雰囲気。
誰でも安心して楽しめる。

ストイックに競馬だけしたい、かつ指定席料金は払いたくない人はこちらへ。
こういうホールどこの競馬場にもあるけど、それだけ儲かるんだろうなあ…。

また外はテラスになっていて、こちらも開放的。

すり鉢状に見えるパドックとスタンドが何ともオシャレ。
円形になっているのはもしかしたらかつてのデザインを踏襲したのかも。

JRA70周年を記念した展示もされていた。
オルフェーヴルのダービー時のゼッケンなどなど貴重なものばかり。

こちらは歴史を彩った名馬たちの紹介スペース。
日本競馬の歴史は長い。

なぜかキタサンブラックの像があった。

こちらは雰囲気変わって京都競馬場の歴史の展示。
博物館のような厳かな空気だ。

馬をモチーフにしたアート作品の展示も。
こういった芸術にも触れられるあたりはさすが京都である。

入場ゲートをくぐるとすぐにスタンドが一望できる。
ここで写真を撮っていく人も多い。

こちらはグッズショップ。

店番をしているのはライスシャワーとオルフェーヴル。抱きしめたい。

秋華賞のゴール地点?

ディープインパクトとの親子での三冠をここ京都で達成したコントレイルの像。
無観客を強いられた2020年の競馬界における希望の光であった。

駅とは反対側のゲートは三冠ゲートと名付けられている。
歴代の三冠馬たちが今も京都競馬場を見守っている。


もちろん子供が遊べるスペースも充実。
このあたりは改修のスローガンにも掲げられていた「夢と感動を届ける日本を代表する娯楽・レクリエーション施設」の一環か。

ここではお馬さんたちがのんきに草を食んでいた。
【雰囲気】★★★★☆

青い空、白い雲、緑のターフ。
重賞開催ではなかったこともあってお客さんの量も適度で、とても過ごしやすかった。
老若男女問わず、それぞれが晴天の秋の淀を楽しんでいた。
混んでいない限り中央競馬はどこものどかでいい空気である。
【グルメ】★★★★☆

ステーションサイドにあるのがこちらのフードコート。
定番のチェーンから京都グルメまで様々なニーズに対応できるお店がそろっている。

もちろん京都グルメを選択。こちらは京都駅改札すぐのところにもお店があるつくもうどん。
関西らしいお出汁にスパイシーな鶏天がのっかった、満足感のある一杯。

京都に来たらラーメンも欠かせない!
背脂も乗っているが見た目ほどはしつこくない。京都ラーメンの雰囲気を楽しめる一杯。
そして去り際には「おおきに!」と挨拶していただいた。
ありがたいですねぇ〜。

また場内にも各所に専門店が出店している。
京都といえばパン消費量日本トップクラスのパンどころ。競馬場に似つかわしくないオシャレなパン屋さんを発見。

このお店の名物はカレーパン。お肉がゴロゴロ入ってめちゃくちゃおいしい!
個人的に京都競馬場のMVP(Most Valuable Pan)に認定します。

武豊のチキンカレーも売っていたので購入。京都出身京都在住の武さんがどうしてもオススメしたい、京都競馬場限定商品。
もはや淀に来る一番の目的といっても過言ではない。

更にキッチンカーも充実。
のんびり競馬を楽しみながらグルメも楽しめる環境が整っている。

せっかくなのでチョコバナナのクレープを購入。
疲れた体に甘いクレープが染みわたる。
ちょくちょく京都グルメも楽しんだ記録はこちら。
【満足度】★★★★☆
京都の空気あり、京都のグルメあり、中央競馬の中ではコンパクトなサイズながら京都の楽しみが十分に詰まっている競馬場だ。
山ほど名所が転がっている京都ゆえ観光の選択肢に入るかどうかは微妙なところだが、もし時間が余ったりしたら訪れてみるのも悪くないだろう。
何より、三冠馬誕生の瞬間に立ち会えたら一生の思い出になるはずだ(人が多くてふらっとは入れないけど)。
索引を作りました!
他のスタジアム・アリーナは↓からどうぞ