注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムは、1997年開場、千葉県鎌ケ谷市にある北海道日本ハムファイターズのファーム本拠地。
元々ファイターズのファームは川崎を本拠地としていたが、老朽化や設備の問題から、相模原に移転。ただ寮は川崎のままだったため、アクセスなどの問題が噴出。
そこで寮、練習場、そして球場の2軍設備をこの鎌ケ谷に集約した、というわけ。
その後1軍は北海道へと旅立ったが、他のファーム球場との移動の負担を懸念して2軍は鎌ケ谷のままとなった。1軍球場との距離が遠すぎて親子ゲームでの出場が難しいというデメリットはあるようだが。
ファイターズの一軍と言えばこちらの札幌ドーム。
基本的にはファームの本拠地だが、オープン戦では1軍の試合が行われることもある。今回はその時の様子をお伝えしたい。
【アクセス】
最寄まで★★☆☆☆
最寄りは東武野田線鎌ヶ谷駅。大宮、柏、船橋といった埼玉と千葉の主要駅に接続しているが、東京方面からはだいぶ行きにくい。
鎌ヶ谷駅には新入団選手の写真が張り出されている。学校に新入生が来たみたいな手作り感があって微笑ましい。
最寄から★★☆☆☆
鎌ヶ谷駅からはバスで10分くらい。定期バスも少なくあまりにアクセスが悪いので、球団がシャトルバスを出してくれる。バスを逃したらタクシーで行くしかない。
なお徒歩であれば30分くらいだ。え、それくらいなら歩くって?
こんな山道を歩くつもりならどうぞ!
着いたときはなんか人里に着いたみたいな安心感がある。
【観戦環境】★★★★★
席数が少ない事を除けば、1軍で使っている球場と遜色ない快適さ。普通に新しくてキレイだし、テーブルが付いてたりするのは昨今のいろんなニーズに対応出来るイマドキの球場だ。
もちろん試合も見やすい。左奥に見えるのは練習場と選手寮。
ちなみにレフトポールの内側に見えるのは畑である。なぜ!?
ビジョンも2軍施設とは思えないほど立派。
【雰囲気】★★★★★
球場にはMCとかマスコットがいて、雰囲気作りに一役買っている。どちらも鎌スタに常駐しているようだ。
ラジオ体操やグラウンドに入れるイベントもあり、なんともフレンドリー。球場の雰囲気作りに必要なのは、お金ではなくアイデアと熱意だね。
独自のロゴもあって、1軍とはなんとなく違う空気感がある。将来的には独立採算でやっていくつもりらしい。
これだけ作り込んでればやって行けそうな気がする(素人考えだけど)。
選手もこの坂で普段トレーニングしてるんだろうな。
【グルメ】★★★★☆
鎌スタキッチンという売店で色々なグルメを売っている。
名物の鎌スタ丼とか
名物の鎌スタドッグとか。
味は見た目通りという感じだけど、こういった名物が食べられるというのは球場に来る楽しみになる。ファームでも手を抜かないぞ、という意気込みをひしひしと感じる。
【街との一体感】★★★★☆
千葉県にある球場なのでロッテに遠慮してはいるようだが、ラッピングバスも走っているらしく地域密着を進めているようだ。
鎌ヶ谷駅や新鎌ヶ谷駅では、ファイターズの応援歌である「ファイターズ讃歌」のメロディーが使われている。
札幌ドーム最寄の福住駅ではこのような対応はされておらず、より地域に密着した活動を行っていることがうかがえる。
こういった地域密着の取り組みは、2軍選手のファンサービスの練習にもなっているようだ。ここで野球とファンサービスを学んで、札幌へ飛び立っていく。素晴らしい循環だ。
【満足度】★★★★★
ファームだから、と手を抜かず、ファイターズが本気で取り組んでいるのがよく分かる球場だ。
ファイターズファンなら一度は行って、今1軍でバリバリやってる選手がどういった環境で育ったのかを肌で感じてみて欲しい。きっとより愛着が湧く事だろう。
こういった取り組みは他の球団にも真似して欲しいところだ。
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