スタ辞苑〜全国スタジアム観戦記〜

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広島グルメ+小観光旅~二つの世界遺産~【遠征記その3】

注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています

 

今回は広島東洋カープの試合観戦のためにMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(広島市民球場)を訪れた時の遠征記を紹介します。

 

 試合観戦の模様はこちらをどうぞ!

sportskansen.hatenablog.jp

 

広島には何度も訪れたことがありますが、その観光資源の豊富さグルメの質、量のバランスの良さ、そしてカープに染まった真っ赤な街並みには毎回驚かされます^^; 

 

簡単な旅程は下記のとおりです。

それではごゆっくりどうぞ!

1日目・カープ試合観戦+広島グルメ

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新横浜駅を始発で出発します。なぜなら始発じゃないとズムスタの席が取れないからです。


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広島に着きました。遠いっすなあ…。


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どこもかしこも真っ赤っか。とんでもない雰囲気です。この球場の雰囲気が戻るのはいつかなあ…。

sportskansen.hatenablog.jp


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帰りもスゴイ事に。道が狭い上に一本道なので…。


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早速、旧広島市民球場の跡地を見に行く。もう外野スタンドの一部しか残っておらず、すぐ隣では肉フェスをやっていた。時の流れは早い。


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その反対側には原爆ドーム。元々は広島県産業奨励館と呼ばれる建物だったが、1945年8月6日午前8時15分、このような姿に変わり果ててしまった。

ただただ無言で、原子爆弾がどういうものかを75年間訴え続けている。初めて見た時は胸が締め付けられる思いがしたことを今もはっきり覚えている。

老朽化していつ倒壊するかもわからないので、生で見たことのない人は一度は見ておくべき世界遺産である。


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平和記念公園の真ん中にある原爆死没者慰霊碑には安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬからの文字。

日本語ならこのあいまいな表記で問題なかったのだが、これを英訳する時、主語が「人類」なのか、「日本人」なのか、「アメリカ人」なのか、もめにもめたことがある。

というか今ももめている。未だにはっきりした結論は出ていない。

いや出るはずがない。戦争責任を「人類」と日本らしくぼやかすか、「日本」「アメリカ」のように欧米らしく限定的にするか、複雑極まりない事情が絡んでくるからである。もはや思想の世界だ。

ちなみに広島市の見解としては「人類」ということになっている。


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広島風お好み焼きを食べた。とかいうと広島の人に怒られるのだろうか。

広島出身の知り合いは別に気にしてなかったけど。

 

やっぱりバツグンにおいしい

 

2日目・宮島観光+広島グルメ

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横川駅にて初めてサンフレッチェ広島の文字を見つけた。カープに比べると肩身が狭いのう…。

ていうか、なぜ昭和感あふれる字体なんだ。Jリーグ始まったの平成だよね?

 

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今日は宮島を観光します。

 

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フェリーで行きます。フェリーでしか行けません。

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10分ほどなのでのんびり楽しむような時間はないです。

もっと乗りたい場合は広島港からのフェリーも出ています。


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もちろん宮島もカープを応援。むしろ広島でカープを応援していないところなどあるのだろうか


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さっそく牡蠣カレーパンを食べる。これウマい。

手軽に牡蠣食べられるし発明だと思う。オススメ。


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こんなしゃもじで何をすくえっていうんだ。

なぜしゃもじが宮島の名産品になったかについては、チラッと調べたが諸説あるみたい。

ただ自分の中で一番しっくりきたのは、「神聖な宮島では農作が禁じられていたため、その代わりに木を使ったしゃもじが考案され広まった」というもの。なるほど、実用的な理由もあって自然な理由と言えそうだ。

高校野球なんかで広島代表の応援団がよくしゃもじをカチカチ叩いているのはこれが由来である。勝利を召し取る(飯取る)、ということで勝負事の縁起物だ。


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牡蠣飯を食べます。おいしいですがまあまあいい値段します。

もっとちゃんと店を調べておけばよかったな、というのはちょっと反省点。

 

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いよいよ広島県もう一つの世界遺産厳島神社に突入します。


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めっちゃええ景色。


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瀬戸内海って結構青いんですね。

普段見てる東京湾や湘南の海とはえらい違い


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パノラマ写真ってはてなブログだとダメだな。


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厳島神社名物大鳥居。海側は「厳嶋神社」、社殿側は「伊都岐島神社」と書いてある。

本来は社殿側の表記が正しくて、海側の表記は当て字らしい。夜露死苦みたいなもんか。

この鳥居は大波などが来ても大丈夫なように水に浮くことができるようになっている。


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厳島神社は海上にある摩訶不思議な神社。島全体がご神体と考えられていたため、それに配慮して海上に建てられている。なんとも日本人らしい奇抜な発想である。

 

回廊の床にはすき間が開いていて、水が増えてきてもその水を上に逃がすことができるようになっている。

大鳥居といい、当時の最新の建築技術が集結した画期的な建物なのだ。平清盛すげえ。



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回廊。人多い。


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中から見た大鳥居と街並み。画になる。


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中央部分。厳かな雰囲気である。


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どこを切り取っても海が映るのでとってもキレイ。


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外を散歩します。


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鹿さんかわいい。

ただ頭なでなでしすぎたら嫌がられました。ゴメンよ鹿さん。


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神社なのに五重塔?

もともとは大聖院というお寺が管理していたものを厳島神社が引き受けたらしい。地味に日本で七番目に古い歴史ある五重塔である。


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少し登るといい景色。宮島ではハイキングも可能だ。


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揚げ紅葉。おいしいけど一個でいいかな…カロリーがちょっと…。


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戻ってきて、広島城を見学。ただ中には入る必要はないと思う(個人の感想です)。


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昨日いけなかった平和記念資料館を見学。初めて行った時、真っ黒に焦げて腐らなくなったお弁当に衝撃を受けた。

多分人によって感じることが違うと思うが、広島に来たら原爆ドームと合わせて一度は行きたい。厳島神社はその後だ。


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広島は川の街である。元々川が運んできた砂がたまって出来た土地なので地盤が緩く、地下鉄を通すことができない。

市電が発達したのはそのためだ。


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最近広島のグルメとしてにわかに広まってきた汁なし担々麺。山椒がピリリと効いてなんとも心地いい。

しかし食べてる間ずっとカープの試合中継が流れていた。広島じゃ当たり前なんだなこれが。


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食べ終わったら「追い飯」をする。なんて健康に悪い食べ物なんだ。

そういや広島風お好み焼きも炭水化物だらけだな。



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カープグッズを置いていない店がない


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朝飯用にむすびのむさしの山賊むすびを買った。広島県民のソウルフードである。

中身の写真撮るの忘れた…。

 

3日目・尾道観光+広島グルメ

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最終日は広島を離れます。


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寝ていたら着きました。尾道


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尾道の特徴と言えば、わざわざ急な斜面に寺や神社、家などが立ち並ぶ光景。

もともと山は神聖な場所だったので家を建てることなど言語道断だったのだが、鉄道を通したことで土地がなくなり、山の斜面の方に浸出していったのだそう。

そのおかげで面白い景観が出来上がったので、これはこれでよいのでは。


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尾道一のアーケード。

旅先に来ると無意味にアーケードを通りたくなる。なぜか。


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やっぱり尾道ラーメンっしょ!

だけど、この朱華園は店主の体力低下のため惜しまれつつ閉店してしまった。本当に悲しい。

次回行くまでにこの味を受け継ぐ店が尾道にできているといいな。


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尾道は本当に寺や神社が多い。これらを巡るだけで一日が過ぎる。


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千光寺ロープウェイに乗ってみました。

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ここからだと斜面の建物は見えないけど、尾道の街並み、尾道水道、そしてそれを挟んで向島が見え、ここでも景観はバツグン。

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千光寺にはいろいろ面白岩があってそれらも楽しい。


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岩から望む尾道市街。



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良い景色っすなー。

しかし改めて見るともうちょっと斜面の写真撮ればよかったのに、って思う。


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次のロープウェーまで時間があったので瀬戸内みかんソフトクリームを食べました。おいしい。


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時間が足りませんが広島は遠いですからそろそろ帰宅の準備をします。名残惜しい。


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山陽本線の景色はどこも良いなあ。

 

まとめ

広島は景観がバツグンな場所あり、考えさせられる場所ありで、とても3日で十分回りきれるような場所ではありませんでした。

呉とか行けていない場所もまだまだありますから、また是非行きたいですね。

 

今度はサンフレッチェ広島が新しいスタジアムを作ったら行こうかな?

 

その他の遠征記についてはこちら!↓

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