注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】
愛鷹広域公園多目的競技場は、1996年開場、静岡県沼津市にあるアスルクラロ沼津の本拠地。
名称だけだとどこにあるんだかさっぱりわからないが、愛鷹は「あしたか」と読み、沼津から山に向かって登って行ったところにある。
徳川家康がこの地で鷹狩りを楽しんでいたことからこの名がついたとか。
この競技場がメインだが、野球場、広場、そしてホタルも見られる散歩道もあり、のんびり過ごせる公園だ。
そんな沼津の丘の上に本拠地を置くアスルクラロ沼津は、意外なことに1990年創設とJリーグ創設前からあるかなり歴史あるクラブである。当初は少年サッカークラブみたいな感じだったらしい。
J3まで昇格してきたのは2017年のこと。静岡県内では4番目のJリーグクラブであり、これで静岡東部、中部、西部それぞれにクラブができたことになる。
サッカー王国静岡らしい出来事と言えるだろう。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄はJR沼津駅。沼津自体はかなり発展している街なのだが、新幹線を通すには都合が悪い位置にあるため隣の三島駅が新幹線で来る際の最寄になる。
ちなみに、在来線で行く場合には一日に何本かだけ東京方面からの直通で来れる電車があり、それに乗ると熱海で乗り換えする必要がなく楽チンだ。
なお、東京からの道中には絶景ポイントがある。これをグリーン車の二階席に乗ってのんびり眺めるのが静岡方面に行く一番の楽しみである。
最寄から★★☆☆☆
沼津駅からはバスで20~30分ほど。ホームページには3番乗り場と書いてあったのに、行ってみたら7番乗り場だった。更新しといてよ。
ちなみにこれもホームページには書いてなかったが、試合日は帰りのバスを増便しているらしい。書いておいてよ。
なお終点のバス停からスタジアムまでは徒歩2分くらいで、結構歩かされるスタジアムも多い中非常にありがたい。
うまく撮れなかったが、道中はかなりの山道だ。徒歩で行くなんて絶対無理。
【観戦環境】★★★☆☆
よくある陸スタという感じで特筆するようなこともないが、スタンド以外には座席がないのでここらで見ることになったら結構難儀しそうではある。
スタメン発表はなんとカタカナである。
しかも一画面にMFまでしか映せない。さすがにJ2行ったときにこれでは…。
コンコースは、なんだか地方球場の趣がある。割と嫌いじゃない。
【雰囲気】★★★★☆
周りを山に囲まれているのと同時に、沼津の街を見下ろせる位置にあるため周囲の環境としては割とバツグンにいい。どことなく同じ静岡県内のアイスタに似ている。
アイスタはこちら。
バス停からは沼津の街を一望?できる。
ただ、人数が少ないとはいえ拍手が少なくスタジアムの盛り上がりとしてはちょっとイマイチかなあ。同じような人数でももっと拍手が大きいスタジアムもあったし。
もっとどんどん拍手していいと思いますよ。
ゴンさんもいるはずなのだが、この日いたっけなあ?
【グルメ】★★★☆☆
店は色々あったが、あんまり静岡のローカルフードは見当たらなかった。
もしかしたらコロナの影響だったかもしれないけど。
から揚げは普通においしかったけど、5個で500円はちょっと高いねえ…。
ただこの日は熱すぎて食欲がなかったのでちょうどよかった。
沼津に来たら必ず帰りは駅のコンビニで静岡名物のっぽパンを買う。味は想像通りである。
【街との一体感】★★☆☆☆
静岡東部初のサッカークラブということで、沼津はアスルクラロ一色…
ではなく、ラブライブ一色だ。
本格的に街がラブライブに乗っかる選択をしたため、これを押しのけてアスルクラロが人気を得るというのは非常に難しいだろう。
ということで、アスルクラロもラブライブに乗っかりにいっている。
チャントにもラブライブの曲を積極的に取り入れている。
こういったコンテンツを味方につけられるのは強みだ。ラブライバーの聖地になったらスゴイ盛り上がりそうだなあ…。
【満足度】★★★☆☆
スタジアム周辺の雰囲気は自然豊かで見晴らしもよく非常にいい。
あとはせっかくのラブライブという強力なコンテンツがあるので、うまくコラボレーションできるといいなと思う。
なお、アスルクラロは沼津駅周辺に現在専用スタジアムを作るため、署名運動を行っている。
というのも、このままではどんなに成績が良くてもJ2に上がるライセンスがないのだ。
実現までの道のりは長いと思うが、いつか静岡東部にも素晴らしい専スタができる日を待っている。私も近くて行きやすいし。
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