注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は佐賀バルーナーズおよびギラヴァンツ北九州の試合観戦のためにSAGAアリーナ、北九州スタジアムを訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
佐賀を訪れるのはほとんど初めて(鳥栖だけ)だったので、前泊して佐賀を歩き回ってみました。
佐賀と言えばとにかく地味というイメージはありましたが、いざ行ってみると確かに地味ながらとても魅力が多く大変楽しめました。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・佐賀観光+佐賀グルメ
いざ、さが。
羽田は日本中どこへでも行けるからすごい空港だなと思います。
九州上空。
長崎の普賢岳あたり?
飛行機に乗っていると今どこにいるのか分からないのが難点。スマホも使えないし…。
有明海上空。
海が汚く見えるのは遠浅なためか、それとも海苔の養殖に必要な栄養が多いからでしょうか。
いずれにせよ日本最大の干潟で、世界的に見ても特殊な海です。
そんなこんなで佐賀。
佐賀空港着陸。
日本国内では東京便しかありません。すぐ近くに福岡空港という便利すぎる空港があるからね…。
アジアへはいくつか便がありますが、それでも赤字続きのようです。
Cygamesの社長が佐賀出身なので、こうした広告を出しているようです。
佐賀空港の利用者層に刺さるのかはどうかわかりません。
到着からバス出発まで15分しかないため、トイレに行くくらいしかできませんでした。
もうちょっとゆとりがあると助かる…。
市街地に向かうバスがやたらハデでした。
路線バスはカワイイ。
佐賀国体までちょうど1年でした。
でもねえ…国体ってもう誰も注目してないし、都道府県2周したら終わりでいいよね…?
佐賀空港の広告がなぜか週刊誌風でした。工夫してなんとか認知度を高めたいのでしょう。
しかしこういう広告って最近の人は分からないんじゃ…?とはちょっと思う。
佐賀駅にはいろいろお店もあって便利そうです。
レトロな空気があって面白い。
こちらが佐賀駅。
再開発が進んでいて、開放的な雰囲気になっています。
佐賀駅から伸びる大通り。こちらも工事が進んでいますね。
佐賀駅の高架下には新しい商店街ができました。
佐賀駅の改札から徒歩10秒で行くことができます。
改札の中から見た佐賀駅。バルーンが目立つ。
佐賀駅からちょっとお出かけ。
吉野ヶ里公園駅に来ました。
その名の通り吉野ヶ里公園の最寄り駅です。
かつては三田川駅という名前でしたが、吉野ヶ里遺跡の発掘が進んだ1993年に改称されました。
まずは腹ごしらえ。道中にある大久ラーメンへ。
佐賀ラーメンの名店です。
佐賀ラーメンの特徴はトッピングに生卵をつけられること。
味はとんこつですが、博多のものとはまた麺や味わいが違います。九州のとんこつは奥深い…。
その足で近くにあるスーパーモリナガに来ました。
ローカルスーパーが大好き。
九州銘菓と言えばブラックモンブラン。製造している竹下製菓は佐賀県に本社がある正真正銘の地元企業です。
ガッツリアイス食べたいときにはちょうどいいんですよねー。
マンホールに吉野ケ里遺跡が。
山も多くていい感じの場所です。
吉野ヶ里歴史公園に到着。歴史の教科書にも出てくるので、名前を知っている人も多いでしょう。
旧石器時代、縄文時代、弥生時代と人が住んでいた形跡があるようで、1970~80年に遺跡が数多く発掘されました。
縄文時代くらいには海が近かったため人が住み始め、次第に大きくなって「ムラ」や「クニ」ができましたが、古墳時代には集落が消滅して墓地として使われるようになりました。
なんだか壮大すぎてよく分からない話です…。
これは集落に入ってこれないようにするための杭みたいです。
人間は最初仲良く暮らしていましたが、何らかの理由で田畑の収穫量に差ができるとその間に格差が生まれ、やがて権力者になり、そして権力者同士が争ったりし始めたようです。
人間は放っておくと争いを始める生き物のようです…。
こちらが集落の入り口。
集落の中身。当時の雰囲気が良く再現されています。
って言いたいけど、当時の建物の形ってどうやってわかったんでしょうか。
紙に書いてあったわけでもあるまいし…。
佐賀平野を実感する景色です。
王はここに住んでいました。
とはいえコンセントもないしWi-Fiもないし、いくら王でもここに住むのはやだな…。
昔の王様より今の庶民の方がよっぽどいい暮らしをしていますからね。
これは知ってます、高床式倉庫というやつですね。
私が歴史の教科書で覚えてるのはこれだけです。
それにしてもよく作ってあるなと感心します。
こういう技術を継承するのも大変そうですね。
こちらは当時の遺跡がそのまま保存されているエリアだそうです。
薬品が使われていてちょっとにおいます。
こちらは遺体を入れておく棺の一部がそのまま残されているようです。
ロマンがあっていいですねー。
一方で、立ち入り禁止ですが現在進行形で発掘も進められています。
今後また何か大発見が出てくるのでしょうか。
人気もないこのあたりが実は一番古代を感じられる場所だったりして。
入ってきたのとは反対側の出口から出ます。
田舎感があって良き。
もう一つの最寄り駅神埼駅へ。
高床式倉庫をイメージした駅舎とのことです。
佐賀駅に戻ってきました。
九州のお土産が買える自販機コーナーを発見。これは画期的!
とりあえずおいしそうなミカンジュースを購入。濃厚!
こっちにも再開発された飲食店街があります。
地方の駅前デゴイチありがち。
ゲームのロマンシングサガと佐賀県がコラボしたマンホール。
ロマサガやったことないんですけどね。でもなぜか曲は知っている。
佐賀駅から南下。微妙に道がくねっているあたりに城下町を感じますね。
その脇にあるアーケード。
ただ、あんまり活気はないようです。
その近くにある百貨店もあんまり活気は無いようでした。
駅の開発は活発ですが、そこから離れると人気がなくなるのは寂しいですね。
そんな中、ひときわ目立つこちらは佐賀バルーンミュージアム。
日本唯一の熱気球専門の博物館です。
中は気球の歴史や仕組み、子供でも遊べるレクリエーションなど熱気球一本の割にはなかなか楽しめます。
さすが日本最大の気球どころです。
ぶらぶら歩いているとおまんじゅう専門店を見つけました。
なんかいい雰囲気でそそられます。
その隣にあるのが佐嘉神社です。
江戸時代から明治時代にかけて藩祖を祀るのが流行ったらしいのですが、そのうちの一つだそうで。
神社に似つかわしくない巨大な大砲が置いてありました。
佐賀は日本で初めて大砲を作ったのが自慢なようで、神社にまで置いてあるのです。
長崎経由で佐賀に技術がいろいろ入ってきた一環なのでしょうね。
そんなこともあってか、佐賀城が近づくにつれて趣ある通りも出てきました。
こちらは長崎街道の一部。
小倉と長崎を直線状に結ぶ街道で、長崎から入ってきた異文化が通っていく道でもありました。
なかでも砂糖は多く運ばれていて、その影響でカステラなどの菓子作りが盛んになるなどシュガーロードの異名も持っています。
こちらがその一部です。
なんとなくですがその当時の雰囲気も感じられるような。今の道路に比べて道が狭いのもいいですね。
こういう用水路を見るとその当時の生活ぶりがうかがえます。
こちらは旧古賀銀行。長崎街道沿いにあるレンガ造りの建物です。
中は無料で見学することができます。
この道しるべは江戸時代からある長崎街道の方向を示すものだそうです。
江戸時代からここで道を示していたと思うとロマンがあります。
こちらの用水路は大きい。
こちらの道は細かくくねくねしています。江戸時代の道感があります。
何気ない場所ですが、城時代の石垣のようなものが見えます。
これも当時からあったものでしょうか。
そして佐賀の中心佐賀城へ。
こちらにはゾンビランドサガというアニメのマンホールがあります。アニメゲームとのコラボが多いですね。
こちらは佐賀城本丸歴史館。
佐賀城の建物は残っていませんが、本丸は一部復元されて資料館になっています。
しっかり大砲の自慢もされていましたよ。
ちなみに見学料は無料というのがすごい。
どこからお金が出ているんでしょうか。税金?
復元されたのは本丸の一部ですが、元の区画だけは枠で示されています。
夜はライトアップもしていそうですね。
こちらは佐賀県立博物館・美術館。
展示には若干の歴史を感じますが、展示量はそれなりに充実しています。
そしてなんとこちらもすべて無料です。
佐賀の人はこういうところにお金を惜しまないようです。
佐賀城のお濠は非常に大きく、この「JONAI SQUARE」や学校などいろんな施設がお濠の中に作られています。
佐賀城は今なお佐賀の中心というわけです。
気球と言えばニャース。ってポケモンのアニメ見てた人しか分からないか…。
こちらの立派な建物は佐賀県庁。こちらも佐賀城のお濠の中にあります。
中も広々としていてとても立派です。
巨大な焼き物があるあたりさすが佐賀ですね。
伊万里焼や有田焼で世界的にも有名です。
県庁の一番上は無料の展望台になっています。
佐賀を一望するならここですね。
あとなんか仕事に疲れたサラリーマンや、やたら自分に気合を入れているサラリーマンがいました。
人生いろいろ。
鹿児島とかもそうですが、九州の人は地元の偉人の銅像を作るのが好きみたいです。
今日の夕飯は、なんと喫茶店です。
佐賀名物と言えばシシリアンライス。
簡単に言えば牛丼の上にサラダがのってるイメージです。
いやまあ、別々に食べればいいじゃん、っていう気もするんですが…。
とりあえず1975年ごろに喫茶店でまかないとして出されたのが始まりのようですが、その由来はよく分かっていないのだそうです。
なんにせよ、喫茶店で食べてこそシシリアンライスというのは間違いないでしょう。
このお店もレトロですごいいい雰囲気でしたよ。
夜の佐賀駅。
夜の佐賀駅前。
お土産タイム。
まんじゅう屋の甘酒まんじゅう、佐賀のヨーグルト、九州緑茶、かしわめし、佐賀の日本酒。
そして焼きのり、佐賀の米シフォンケーキ、アジフライ。
全部おいしかったです。佐賀の食べ物も美味しいな。
ちなみに後日、佐賀くらべのまとめ買いセットを見つけたので衝動ポチしてしまいました。
無くならないよう…。
2日目・佐賀で試合観戦
駅前には大量の銅像があります。ホントに好きだね。
やたら崩れかかっている家がありました。
さすがに人は住んでいないだろうけど…。
このあたりは佐賀の繫華街でしょうか。
夜は多少活気があるのかもしれません。
しれっと大事そうな遺構が道端に残っているのがなんだかおもしろいです。
こちらは大隈重信の記念館。おそらく佐賀で最も有名な偉人でしょう。
かの早稲田大学を作った人、そして日本初の鉄道を敷設した人です。
大隈重信の生家と呼ばれる建物も残っています。
そしてなぜかここに二匹目のニャース。
佐賀の街中を見ると、今でも使っているんじゃないかっていう水路が残っています。
歴史を感じますね。
ここにノーマルニャース、これで佐賀のニャースはコンプリートだニャ。
佐嘉バスセンターに戻ってきました。
佐賀駅の真横にありつつ、休憩スペースなどもあって結構便利です。
ここから高速バスでも遠くに行けますね。
やがて見えてくるのが目的地のSAGAアリーナ。とにかくデカい!
いや素晴らしいアリーナでした。
佐賀駅に戻ってきました。
いざ特急へ。
鳥栖駅も停車。
ぜひ駅前不動産スタジアムにまた行きたい。
車体もなかなか奇抜でいいですね。
博多駅にはラーメンもうどんもあります。食へのこだわりがすごすぎる。
これはいずれはしごしたいですね…。
これを見ただけで博多駅は出発。
こちらの特急はまた趣が違ってカッコいい。
車内が宇宙船みたい!
中の設備もこれ以上ないくらいに整っています!
九州の特急はさすが日本でもトップクラスに素晴らしいです。
まとめ
以上、今回は佐賀で過ごす二日間の旅でした。
かなり佐賀中の施設を回れて、個人的には非常に中身の濃い佐賀の度になりました。
佐賀市内でやり残したことはもうほとんどなくなってしまった感じになりましたね。
一方で、佐賀県内でやり残したことは呼子のイカとかまだまだ大量にあります。
またいつかリベンジに訪れたいものです。
では、次なる目的地北九州へ!
その他の遠征記についてはこちら!↓