注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は佐賀バルーナーズおよびギラヴァンツ北九州の試合観戦のためにSAGAアリーナ、北九州スタジアムを訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
前編の佐賀旅行記はこちら!
後編ではひたすら北九州の魅力を探ります。
モノレール無料というとんでもない施策の恩恵を受け、いろいろと市内をめぐることができました。
非常に満足度の高い北九州の旅となりました。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
2日目夜~3日目・北九州で試合観戦+北九州グルメ
特急で小倉駅に到着。
今回の旅の最終目的地となります。
まず食べなくてはならないのがホームにあるかしわうどん。
70年近い歴史のある、北九州市民のソウルフードです。
こちらが一番スタンダードなかしわうどん。
このお店にはかけうどんというメニューがなく、どれを頼んでも鶏肉を煮込んだかしわが入っています。
これにいろいろとトッピングはできますが、ノーマルかしわうどんでも十分満足感のあるボリュームです。地味にネギもいい存在感です。
小倉に来たらとりあえず食べておきましょう。
北九州駅の在来線コンコースです。
お土産屋さんや駅弁屋さんなど買い物には困りません。夜は弁当売り切れているけど。
自転車レースが行われていた影響か、駅前はイベントブースになっているようでした。
Jリーグのギラヴァンツ北九州より、まずはJDリーグのタカギ北九州の広告が見えてきました。
思ったより宣伝に力を入れているようです。
さすが政令指定都市北九州、大変立派な駅です。
小倉駅はかつて小倉市の中心駅でしたが、なんだかんだあって小倉市は小倉北区と小倉南区に別れました。
再編後の市名は公募により東京に対抗した西京市になりかけるも、別に昔からの都じゃなかっただろ?と総ツッコミが入り北九州市になりました。
現在では製造業が衰退し人口も大きく減っているなど、何かと苦労の多い街です…。
小倉駅の駅前です。キレイでいい感じですね。
いざ降りてもなかなかいい感じです。
でもやっぱり、一本裏道に入るとお店でおっさんが気持ちよく歌っていたり、なんとなく労働者の街を感じました。
いろいろとやばいことで有名な北九州予備校を発見。暗闇に白く光る「努力は実る」の文字が実にヤバい空気を醸し出しています。
茶髪ピアスはもちろん携帯電話禁止、学生は寮に入れられ生活面に至るまで徹底的な管理教育が行われます。
受験監獄とも呼ばれ、北予備を出ることが「脱北」と表現されるなどネタには事欠かない予備校ですが、実際のところはよく分かりません。
とりあえず私はここだったら間違いなく脱北していたでしょう。
私の経験では、学校や予備校は自分の合うところに行かないと絶対に失敗します…。
入学前に一回模擬授業を受けとくことは絶対にしましょうね。
こちらが本日のお宿です。枕元にコンセントがない以外はいいホテルでした。
本日の買い出し品。
九州醤油ポテチ、サンポー食品の焼き豚ラーメン、そしてブラックモンブランのカレー!?
後は佐賀の麦茶と九州名物の甘い醤油。
九州にはいろんな食べ物があって面白いです。
3日目はあいにくの天気。
でもいいんです、屋根付きのスタジアムで試合見るだけだから。さみぃけど…。
ホテルの朝食ってなんでたくさん食べられるのでしょう。
朝の小倉を散歩。
市内にかかるこちらの常盤橋は、長崎からはるばる続く長崎街道の終点となっております。
佐賀からですがその長い旅路の終点を見られるとは感慨深い。
常盤橋の向こうは高層ビルが乱立しており、北九州の行政の中心をなしています。
市役所もここにあります。
朝なのでお店はやっていませんが、アーケードもあります。
早速ポケモンマンホールを発見。
なんか…色合いが地味…。
その近くにはお濠があり…
そして小倉城があります。
今ある天守は1959年に再建されたものですが、見た目がカッコいいからという理由で史実にはないものをいろいろ付け足してしまったようです。
確かにカッコいいんですが、余計なことをしちゃったな…と感じたり。
石垣などはほぼ当時のままのようです。
ここだけでも残っていて良かった。
中はエレベーター付きの現代的な建物です。
さすがに仕方あるまい…。
中で一番感動したのはこの虎の絵ですね。
どの方向から見ても虎がこっちを見ているように見えるという不思議な絵です。
迫力がすごいですね。
展示では小倉城の歴史などをいろいろ学べます。
小倉城から見た市街地。
近くには宮本武蔵と佐々木小次郎の像があります。とてもカッコいい!
巌流島の決闘で有名な二人ですが、謎も多いようです。
何かいろいろ祭りをやっているようでした。
発酵フェス?世の中にはいろいろなお祭りがあるんですね。
アーケードを散歩しながら、開店時間に合わせてシロヤベーカリーに来ました。
北九州のソウルフードと聞いていましたが、開店から大行列!すごい人気です。
20分ほど並んで購入し、直結する小倉駅に向かいます。
小倉駅から伸びる北九州モノレールへ。
以前は小倉駅の一つ手前の平和通駅が終点でしたが、1998年に小倉駅にぶっ刺さるように延伸しました。
おかげで超便利に。
この日は市内での移動活性化のため、モノレールやバスなどがすべて無料というもはや意味の分からない施策が行われていました。
普通に一日乗車券を買うつもりだったのですが、券売機が停止されてそれすら許してもらえませんでした。
改札で切符をもらって、降りる駅で渡すという仕組みです。
たまたま来ただけなのに無料でモノレール乗り放題になっちゃうのはちょっと心苦しいのですが…。
モノレールのホームから見る小倉駅もまた開放的で面白いものです。
電車がやってきました。
モノレール、高速、歩道橋が重なってカオスなことになっています。
そんな中やってきたのはTOTOミュージアム。
TOTO本社の横にあり、TOTOの歴史やトイレの歴史、TOTOのモノづくりやトイレの未来に至るまでかなりコッテリした博物館になっています。
もちろん無料です。
いろいろな歴代のトイレが置いてあり、大変に興味深いものでした。
撮影は禁止でしたが流れる仕組みが分かる半透明のトイレとかもあったりして全く飽きませんでした。
1時間くらいしかいられませんでしたが、もっとじっくり半日くらい時間をかけてみたかったところです。
小倉駅に戻ってきました。
モノレールで駅ビルに突き刺さっていくところはやっぱり楽しくなります。
動く歩道を渡って目的地に向かいます。
ギラヴァンツ北九州のホーム北九州スタジアムに来ました。
海も見える最高のスタジアムでした。
スタジアム近くにあるあさの汐風公園では肉フェスをやってました。
胃袋が空いてたら食べたかったけどなあ…。
そんな中にひっそりとポケモンマンホールがありました。
なんだろう…北九州のポケモンは外れ…いやなんでもないです。
小倉駅にはまだ整備のされていない空間がありました。
ここ有効活用したいところですね。
こちらのあるあるCityは、北九州におけるサブカルチャーの聖地です。
6階にあるのが北九州マンガミュージアム。
北九州で学生時代を過ごした松本零士など北九州にゆかりのある漫画家は多く、その縁で2012年に開館しました。
中は基本的に著作権の関係で撮影禁止ですが、銀河鉄道999の展示をはじめアニメの歴史などいろいろ学べます。
最後にはネットカフェのようにマンガ読み放題のコーナーもあって、年パスを買って毎日通いたいくらいの充実度でした。
その上にはライブスペースがあります。
柏木由紀さんのサインが書かれていますね。
エスカレーターの手すりがコマ割りになっていたりして。
駅前にはメーテルと鉄郎が。微妙な距離感なのがリアル。
小倉駅から南へ散歩。
今日の夕飯はこちらの資さんうどん。
ウエスト、牧のうどんと並ぶ福岡三大うどんチェーンの一角です。
一番人気は肉ごぼ天うどん。
シャキシャキサクサクのごぼ天に甘いお肉がうどんとよく合いますね。
資さんうどんの特徴はサイドメニューが豊富なこと。
一つ一つ手作りのおはぎに独特の風味があるおでんも名物。うどんと並んで必食のメニューですね。
腹ごなしにもう少し歩きます。
こちらは旦過市場。
北九州の台所と呼ばれ、海外の観光客も押し寄せる名所です。
ただ建物の老朽化もあって水害、火災などの災害に何度も見舞われました。こちらは火災の跡地でしょうか。
再整備計画も進んでいますが、レトロな雰囲気が失われるのは少し寂しいところもあります…。
とはいえ、いろいろあってか結構空気がどんよりしているように感じます。
そろそろ空気の入れ替えの時期なのかもしれませんね…。
旦過市場の再生プロジェクトは駅にも掲示されています。
これからどう変わっていくか興味深いところです。
なんせタダなので、もう少しモノレールを乗り倒していこうと思います。
モノレールの車内広々としていていいです。
結局無駄に一往復してきました。
終点にはコンビニすらないような感じでした。北九州は小倉一強な感じです。
スーパーでちょいたし。食べてみたかったぬかだきが売れ残っていたので即買い。
ぬかだきはその名の通りぬかで炊きこんだ北九州の郷土料理です。
魚臭さもなく食べやすかったです。
もう一つは福岡の名物マンハッタンを買いたかったけどなかったので、同じメーカーが作っている明太チーズブールを購入。
やっぱり福岡は明太がうまいです。
4日目・北九州グルメ
佐賀バルーナーズとギラヴァンツ北九州の試合を見てきたのに、やっぱり最後はホークスでした。
福岡民のホークス好きは異常。
北九州は工業都市だけあって、製鉄の赤茶色の工場も良く目立ちます。
スゴイレトロな感じの施設を見つけました。
工場で働く北九州民を癒す昔ながらの娯楽施設っていう感じがします。
人口減少に苦しむ北九州ですが、なんとか苦境を脱して欲しいですね。
北九州空港へ。
ここに昨日見たマンホールがありました。
踏めないよメーテル…。
北九州空港は2006年に開場した比較的新しい空港ですが、福岡空港がパンパンになってしまっているためそれなりに需要があるようです。
中も開放的できれいです。
なんかギラヴァンツ北九州よりタカギ北九州ウォーターウェーブの方が存在感が大きいような…。
頑張ってくれギラヴァンツ。
メーテルー。
メーテルー!
北九州空港の滑走路。
北九州空港は海上にあります。
出発ロビー。お土産屋さんがいくつかあります。
手荷物検査を入ってきました。そこそこ大きい空港です。
タバコ風のお茶を発見。自販機ではなく普通にレジに持っていくみたいです。
特に買うことはしませんでしたが…。
今回乗ったスターフライヤーは北九州空港を拠点にしていますが、中がめちゃくちゃオシャレでとても気に入りました。
もっといろんな便を増やしてほしいです。
雲の上はいつも晴。
雲の下は雨。
スターフライヤーの黒の機体は日光を吸収しやすく航空機としては常識外れだったようですが、試験した結果問題ないことが分かりました。
何事も思い込みはよくありませんね。
空港で購入したうまかっちゃん、かしわめし、ひよこ。
空港って意外と弁当を売っていないので、ここで名物のかしわめしが抑えられて望外の喜び。
ひよこは実は東京のひよこと原材料は同じらしいです。
つまり福岡のひよこと東京のひよこはほぼ同じ生き物なのです。
まとめ
後日、福岡でラーメンを食べなかったのが心残りだったので一蘭と一風堂をはしごしてみました。
こちらが一蘭。
こちらが一風堂。
食べやすさは一風堂だけど、お店で食べるなら一蘭かな…。
一風堂の方はどうしてもカップラーメンみがありますね。チャーシューが2種類あるのはうれしいのですが…。
一蘭は途中で味変できるのがいい工夫。味のカスタマイズもバリエーション豊富です。
そしてどちらもきっちり替え玉をしました。
これだけ食べればとんこつラーメンはしばらくいいだろう…。げぷ。
その他の遠征記についてはこちら!↓