注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回はバンビシャス奈良および神戸ストークスの試合観戦のためにロートアリーナ奈良、ワールド記念ホールを訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
今回は時間の関係でシカにも会わなかったし、港にも行きませんでした。
その分ディープな奈良と神戸を味わうことができたと思います。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・奈良で試合観戦+奈良グルメ
今回は羽田空港から。
このルートで行くのが一番安そうだったので。もちろん一番安いのは深夜バスですが…。
こちらはおそらく淡路島です。
いつか上陸して玉ねぎを食べたいです。あと上沼恵美子さんの家に行きたい。
ポケモンジェットがありました。
確か昔はANAだった気がするんですが、今はスカイマークなんですよね。
ポートライナーから見える海が好き。
三ノ宮駅に着きました。
神戸最大のターミナル駅で、JRや阪神、阪急、地下鉄が乗り入れています。
しかしいろいろあって三ノ宮駅、三宮駅、神戸三宮駅、三宮・花時計前駅と名称がバラバラ。
大阪の梅田しかりなぜこうも関西の駅はバラバラの名前を名乗るのでしょう?
初めて阪神の神戸三宮駅に来ました。
地下にあるから見るのも初めてです。阪急は確か乗ったことあるんですけどね。
阪神と言えば甲子園。
2024年は100周年のメモリアルイヤーです。
直通列車に乗って大和西大寺駅に到着。
ということでラグビーリーグワンの花園近鉄ライナーズの自販機がありました。
大和西大寺駅の栄えてない口。
奈良の交通の要衝ではありますが、際立って栄えているという感じではないようです。
本当に地元の人しか来なさそうな商店街が好き。
ここの路線はいろんな鉄道会社が乗り入れているので、多種多様な車両が見られて楽しいです。
そしてたどり着いたのがここ。
一見普通の踏切ですが、この写真の右側は世界遺産です。
世界遺産のど真ん中を平然と電車が走り抜けていきます。
もちろん人間も歩いて行くことができます。
ここから見ると世界遺産の風情が出るかな?
そしてここはどこかというと、世界遺産平城宮です。奈良の世界遺産を構成する8つの史跡の一つ。
なんと(710年)大きな平城京、と覚えた人も多いでしょう。
784年に長岡京、そしてなくよ(794年)うぐいす平安京に遷都するまで、日本の中心はここ平城京でした。
天皇の住まいがあったほか、役人や庶民も住んでいて市場などもあり、人口は5万~10万であったと言われています。
しかし遷都してからは放置され農地になっており、1900年までそのまま放置されていました。
そんな折声を上げたのが、棚田嘉十郎という植木職人でした。
私財をなげうった棚田の献身もあって保存運動が活発化し、その甲斐あって1998年に世界遺産に登録されました。
一方鉄道は1914年に敷設されており、当時の見立てでは遺跡を外したルートにしたつもりでした。
しかしのちに遺跡のど真ん中を通り抜けていたことが分かってしまったのですが、その時点でもうどうしようもなかったというわけです。
おかげで、ダージリン・ヒマラヤ鉄道を除いては世界で唯一世界遺産を鉄道が通るという光景が生まれてしまいました。
しかも近鉄奈良駅へ向かう重要線路のため、とても頻繁に鉄道が走っていきます。
なお、今はルート変更や地下化などにより線路をどける方策が検討されているとのこと。
平城宮は後でまた後でじっくり見るとして、まずは腹ごしらえ。
こちらの彩華ラーメンは天理ラーメンで有名なチェーン店です。
そういえば笑い飯は奈良出身でした。
奈良県立歴史民俗博物館という伝説の漫才ネタがあります。
天理ラーメンは野菜がたっぷり、ニンニクもたっぷりのヘルシーなんだかそうじゃないんだかよく分からないラーメン。
スタミナはつきそうです。
餃子も頼みました。うまい。
周辺はキレイに整備されています。
ただ、当時の建物などは当然ながら全く残っていません。これで世界遺産になるっていうのは、それだけ価値のある場所っていうことですね。
横には無料で入れる博物館があります。
これが非常に中身が濃くとても面白いのです。平城京に関して現時点で分かっていることがあらかた勉強できます。
当時の食事、住まい、生活の様子、そして労働がきつすぎて逃げ出してしまった人など、リアルな当時の様子がうかがい知れます。
今も昔もはたらくのは大変だ…。
これは木簡と呼ばれるもので、ここに文字を書いて情報を伝達していました。
木簡は削ることによって文字を消して再度使うことができるため、当時最先端の便利アイテムだったようです。
もちろん文字は今ほど広まっていなかったので、役人は日々文字の練習にいそしんでいたと言います。
そしてここに展示されている木簡は、平城宮が710年時点で完成していなかったことを示す証拠なのだそうです。
なにせ平城京は長年放置されていたおかげで、そのまま残された木簡や日常用品、そして腐らずに残っていた食べ物や💩から情報を得ることができるのです。
これからもまだまだ重要なものが出てくるのかもしれませんね。
そしてこちらが現在の平城宮のシンボル、朱雀門。
もちろん復元ですが、位置や規模は当時のまま再現されている…はずです。
世界遺産とはいえ普通に生活道路としても使われているようで、自転車なんかも走っています。
そして電車も走っていきます。
ここに1300年前都があったというのはロマンがありますよね。
想像力が豊かな人ほど楽しめるはずです。
北側にも大きな門があります。
そしてこちらは復元された大極殿。
天皇が儀式を行っていた場所、ということになるでしょうか。
こちらに関しては資料が見つかっていないため、想像で作っているみたいです。
でも令和になるときにこういうところで儀式をやっていたような気がします。
庭園は天皇や役人が集う場所だったとのことです。
どんな会話をしていたのでしょうか。
道路の真ん中にお地蔵さん?がいて、道が複雑に入り混じっています。
どう考えても現代的な道ではありませんね。追分というやつでしょうか。
少し近鉄百貨店に入ってみます。
近鉄電車などのグッズが売っていました。
そういやせんとくんがどこにもいません。
そうか、バファローズといえば近鉄だったな…。
応援セールをやるのはせめてもの罪滅ぼしでしょうか…。
なんの変哲もない駅前ですが、ここはつい最近日本を揺るがす大事件が起きた場所です。
申し訳程度に整備された花壇のあたりがその現場です。
そんな大事件が起きようとも奈良の日常は続くし、地球は回っていくのですね…。
電車に乗って近鉄奈良駅に来ました。
途中また平城宮を通ってきましたよ。
近鉄奈良駅は1914年からの長い歴史があり、1968年に奈良県で初めて地下化され、そして奈良県で最も乗降客数が多い駅です。
その周辺は常に外国からの観光客でごった返しています。住むのはちょっと辛いかもしれませんね…。
有名なお餅屋さんに行こうと思いましたが、大行列だったのでやめました。
また今度じっくり奈良を観光したいと思います。
観光地奈良と言えど一本裏に入れば生活感が溢れます。
こういう道も好き。
近鉄奈良駅を出て右に曲がると長い坂があり、奈良公園や東大寺があります。
奈良と言えば、という観光地ですが、今回は時間の関係もあり行けませんでした。
今度必ず来て奈良の世界遺産を全部回りたいと思います。
そんなこんなでロートアリーナ奈良で試合を観戦。
すっかり夜も暮れました。
近鉄奈良駅はまさしく終点なので、線路もここで終わりです。
線路は続くよどこまでも…ということはありません。
神戸に戻ってきました。パチンコ屋さんでは日本シリーズのパブリックビューイングをやっていました。
いい宣伝になりますね…。
お腹が減ったので神戸ラーメンを食べることにします。
とはいっても神戸ラーメンというものがあるわけではなく、神戸で出されるラーメンをなんとなく神戸ラーメンというようです。
こちらの第一旭は京都の有名店第一旭からのれん分けしてできたお店で、神戸ラーメンの元祖ともいうべき存在です。
京都の第一旭と比べるとだいぶあっさり目ですね。万人受けしそうな感じです。
そしてラーメン屋というより、どちらかというと中華料理屋と言った方が適切な雰囲気でした。
あと店の中がめっちゃ臭かったんだけどどういうこと…
ホテルに向かいます。
今日は一泊だけなのでカプセルホテルへ。
ここの神戸クアハウスはサウナがついているのですが、目玉はなんといっても水風呂です。
六甲から汲んできたというお水は普通のお水に比べて肌触りが柔らかく、いつまでも入っていられる心地よさがあります。
ここの水風呂を体験してしまうと普通の水風呂が痛く感じるんですよね…。
2日目・神戸で試合観戦+神戸グルメ
お水は外で有料で売っていますが、結構汲みに来る人も多いようです。
神戸はお水も美味しいなんてずるい。
三宮には結構古い感じの街並みも残っています。
古き良き…と言えば聞こえはいいですが、神戸という街のイメージからするとそろそろリノベーションの時期かもしれませんねえ。
かわいいマンホールもだいぶ汚れてしまいました。
朝食をどうするか迷っていましたが、やっぱり神戸と言えばパンでしょ!
と思い、こちらのトミーズへ。神戸で4店舗展開している有名店です。
パンをもってJR三ノ宮駅をうろうろ。
阪急の神戸三宮駅をうろうろ。
山へ向かってうろうろ。
公園を探して食べることにしました。
トミーズの名物はつぶあんを食パンに織り交ぜたあん食パン、そしておいしそうだった牛すじカレーパンとパンプキンパンも一緒に。
いやはや、全部とてもおいしかったです。カロリーもこってりしてる気がしますが…。
そしてパンと言えばやっぱり牛乳です。
こんなところにダルビッシュミュージアムがありました。開館時間があえば入ってみたかったですが…。
しかし現役選手なのに気が早いですね。
神戸は港に行かなくても素晴らしい観光地があります。
こちらの北野異人館街は明治時代にやってきた外国人が住んでいた場所で、現在も当時の建物が多く残っています。
朝の散歩には最高ではないでしょうか?
まあ、山沿いだからちょっと坂がきついのですが…。
ちょっとどころじゃないですね…。
おかげで大変見晴らしのいい展望台に出てきました。夜とかに来たら最高でしょうね。
街灯もないから道中が危険ですが…。
神戸はご当地マンホールもオシャレです。
種類もいろいろあるようです。
外からいろんな建物を見るだけでとても楽しめますね。
そして坂も相変わらず急…。
この辺まで戻ってくると少し安心します。
そんな中にある北野天満神社はゴリゴリ和風の神社です。
天空の杜と言われるだけあってこちらもとても眺めが良いです。
一応お参りしてみましたが、学問に関して特に願い事が思い浮かびませんでした。
人間勉強できるのは学生のうちまでだなあ…。社会人になったらそれまでの貯金で生きていくのですよ。
ローソンも洋風でなんだかオシャレです。
スタバはもっとオシャレでした。登録有形文化財を居抜いてるようです。
さすがスタバはやることもオシャレです。マックではこうはいかない。
北野異人館街を降りると日本の現実に戻ってきます。
三宮ってこういうイメージも個人的には強いです。オシャレなだけじゃない街、神戸。
そんな神戸の地名の由来ともなった、生田神社へ。
生田神社に税を納める民家をカンベといい、それが神戸になったとか。
1000年以上の歴史を持つ、神戸を代表する神社です。
そんな一角にラグビーリーグワンのコベルコスティーラーズ自販機がありました。
今回はなぜかラグビーの自販機をよく見ます。
ポケモンカードの自販機があったのですが、これ公式のやつでしょうか?
どういう仕組みなのかよく分かりません。
三宮駅へ。
神戸に残る唯一のオリックスバファローズ要素がこちらのグッズショップ。
とはいえ、神戸にはもう阪神ファンの方が多いでしょうね…。
こちらは阪急百貨店ですが、地下に阪神電車の駅があるという複雑な状況です。
これがまた観光客の混乱のもとになってしまう…。
三宮から元町に延びるモールはオシャレな神戸のイメージそのままです。
しかし地下に潜ると昭和の香りがプンプンします。
そんな中、今回はたこ焼きたちばなで食べることにしました。
たこ焼きと言いつつ、明石焼き…?
でもお店ではたこ焼きという名称でした。こだわりがあるようです。
この店の食べ物はたこ焼きしかないストイックさですが、自信があるだけあっておいしくいただきました。
ちなみに、明石では玉子焼きと言います。ますます混乱のもと…?
神戸マラソン開催直前ということで、その旗が大通りに並べられていました。
世は空前のランニングブームです。
明治42年に神戸から大阪まで32キロを走ったのが、日本で初めてマラソンという単語が使われた大会とのことです。
優勝者には300円が贈られました。ううむ、遠足のおやつくらいは買えるか…。
神戸市役所の展望台は無料で行くことができます。
最近個人的にお役所の展望台ブームが来ています。何せタダですから。
ワールド記念ホールに来ました。赤錆びがいい感じの雰囲気のアリーナでした。
最後にどうしても餃子が食べたくなり、三宮に飛んで帰ってきました。
餃子専門店悦記さんへ。
時間もなくさっと入ってさっと出てしまったのですが、大変美味しい餃子をいただくことができました。
味噌だれをつけて食べるのが神戸流で、今やどのお店にも味噌だれがあるそうです。
食べ比べをしてみるのも大変面白そうです。
三宮の高架下は大変夜が似合う街でした。
神戸空港に戻ってきました。
なぜかブロッコリーが生えていました。
よく目立ちます。
ミニチュア作家さんの作品とのことで、神戸の街並みが再現されていました。
しれっと阪神タイガースも混ざっています。
かなり独特な作風でした。なかなか面白かったです。
神戸…ではありませんが夜景を最後に堪能。
神戸土産の定番?という神戸プリン、そして1000円もするレトルトカレーを購入。
いつか神戸牛のステーキ食べたいな…。
まとめ
以上、観光地にはいかない奈良と神戸の旅でした。
大変面白かったのですが、特に奈良に関してはやっぱりシカに会いたいという思いが強く芽生えてしまいました。
今度奈良に行くときは3日ぐらいとって、じっくりめぐってみたいものです。
その他の遠征記についてはこちら!↓