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神戸・明石グルメ+小観光旅~明石焼きを食べに行く旅~【遠征記その30】

注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大の情報を元にしています

 

今回はヴィッセル神戸、オリックスバファローズの試合観戦のためにノエビアスタジアム神戸およびほっともっとフィールド神戸を訪れた時の遠征記を紹介します。

 

試合観戦の模様はこちらをどうぞ!

sportskansen.hatenablog.jp

sportskansen.hatenablog.jp

 

2泊3日で兵庫県内の大都市神戸明石でご飯と観光を楽しんできました。

特に明石は初めて訪れたのですが、明石焼きなど明石の名物をいろいろと楽しむことができました。

 

簡単な旅程は下記のとおりです。

それではごゆっくりどうぞ!

1日目・神戸で試合観戦+神戸グルメ

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前回は神戸へは新幹線で行ったのですが、今回は飛行機で来てみました。

スカイマークは神戸便にかなり力を入れていて、新幹線で行くよりも早く安く行くことができるのです。

神戸に行く際はぜひ飛行機も検討してみては。

 

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まずは三ノ宮へ。こちらは1946年からという長い歴史を持つイスズベーカリー本店。神戸で4店舗を展開しています。

神戸でパンと言えばここにきておけば多分間違いはないはずです。

 

なお、神戸はパンの平均支出額が全国1位なくらいパンが盛んな街なのですが、消費量は全国6位です。

ということは、高級なパンを食べている市民が多いということですね。実際、神戸には少し高くても美味しくて有名なお店が至る所にあります。

こちらは明日の朝食にします。

 

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今回はこちらのホテルで2泊します。神戸からほとんど動かないので楽な旅です。

 

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三ノ宮駅前をぶらぶら。

 

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こちらが阪急三宮駅。

いかにも神戸という感じで、とてもオシャレな駅ですね。

 

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今回見たかったのはこれ。なんとこれは第二次大戦で受けた空襲の後なのだそうです。

三ノ宮駅にはこれ以外にも至る所に戦争の爪痕が残っていて、戦争の惨禍を後世に伝える生き字引的な存在なのです。

戦争の悲惨さを描いた火垂るの墓も三ノ宮駅から始まりますしね。

yonezawakoji.com

 

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こちらが三ノ宮駅前の大通り。立派な街です。

 

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オリックスバファローズのグッズショップはコロナを乗り越えて営業を続けていました。

個人的にここが神戸で戦ったオリックスブルーウェーブの最後の証だと思っているので、是非とも営業を続けてほしいです。

 

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三ノ宮は神戸のオシャレなイメージと、古くからある商店街が混在していて歩いていても非常に面白い街です。

東京の自由ヶ丘も実はそんな感じなんですよね。古いものが生き残っている街は良い街なのかもしれません。

 

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さて、地下鉄に乗って野球を見に行きます。

ヘッドマークにちゃんとバファローズのロゴが張り付けてありました。

 

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4~5年ぶりのほっともっとフィールド神戸。駅に降り立つだけでテンションが上がります。

 

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駅を出るとすぐに球場が!

スタジアムがばっと見えるこの瞬間が一番の楽しみです。

 

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というわけでオリックスが勝利しました。

この後、オリックスはロッテを振り切り見事パシフィックリーグを制覇しました。歴史に刻まれるうちの1試合を観戦できたことは大変うれしく思います。


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スタジアムを出る時の暗闇に光る感じがまた寂寥感を掻き立てます。

いつまでもここにいたくなるんですよね。


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とはいえ帰らないと寝られないので帰ります。


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ホテルに向かう道中。神戸はちょっとしたところにもオシャレな感じが出ています。

 

2日目・明石観光+明石グルメ+神戸で試合観戦

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というわけでイスズベーカリーのパンたち。

どれもこれも非常においしいです。値は張りますが、やっぱりそれだけの価値はあるパンです。

 

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朝の三ノ宮駅前。こちらには本日観戦しに行くヴィッセル神戸のフラッグがずらっと並んでいます。


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一方、こちらにはオリックスバファローズのフラッグが並んでいます。

ヴィッセル神戸もいいですが、やっぱりオリックスにはここを去ってほしくない思いも強いです。


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今日も天気に恵まれました。


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こちらはJR三ノ宮駅。こちらもオシャレな感じになってます。


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時間があるので、少し西に向かいます。途中海が見えてとても素晴らしいです。

瀬戸内海はあんまり縁がありませんが、またいつかいろいろ見てみたいですね。


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降り立ったのは明石駅。駅の北口に出るとすぐさまお濠が見えます。


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こちらは史跡明石城跡

現在では明石公園として整備されています。


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いろいろあって散歩するには最適です。ちょっとしたハイキングですね。


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上に来ると、明石の街を一望できます。右に見える野球場では高校生かなんかが試合してました。

平和ですねえ。


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あちらに見えるのは明石海峡大橋。全長3991mで、世界最長のつり橋として知られています。

淡路島を観光するプランも考えましたが、時間的に微妙なので今回は見送り。明石観光もしてみたかったですしね。


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明石市は子育て支援に力を入れて近年人口が増加しています。市長が時代の流れを読むのがうまいのでしょう。

いろいろ反対もあったみたいですけどね…。


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そしてやっぱり、明石と言えば明石焼き!タコが踊ってます。

食われるのに…。


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明石焼きでこのあたりで一番有名そうなふなまちに来てみました。

店構えからして名店間違いなしです。明石では玉子焼きというのですね。


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ずらっと並んだ玉子焼き、これで1人前です。

しかしだしにつけたりソースをつけたり、いろいろ味が変えられるのでペロッと行けちゃいます。

 

ていうかふわっふわとろっとろでめちゃくちゃ美味しかった。これは名物になるはずです。

行列に並んででも明石に来たら食べることをおすすめします。


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明石はタコの漁獲量が日本一なんだそうです。このように漁船がずらっと並んでいます。

ちなみに大阪のたこ焼きと明石焼きはよく似ていますが、明石市のホームページによれば明石焼きを参考にしてたこ焼きが作られたみたいです。

関西を代表する粉もんの元祖中の元祖が明石焼きというわけですね。


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しばらく海沿いを歩いてみます。明石海峡大橋と瀬戸内海が見え、なんとも気持ちいい。


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しばらく歩いて疲れたので、お風呂に入ってゆっくりしましょう。

この龍の湯では瀬戸内海を眺めながら赤茶色の天然温泉に浸かることができます。

至福のひとときでした。明石に来てよかった。


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さて、このJR朝霞駅に向かう歩道橋。一見何の変哲もない歩道橋ですが、ある悲しい事故が起きた場所なのです。

それは明石花火大会歩道橋事故です。

 

この事故では花火大会に集まった人をさばききれず、警備体制の不備が原因で11人が死亡。日本でも類を見ない悲惨な群衆事故となりました。

この事故を契機に法律が改訂され、雑踏警備を業務としてちゃんと行うことになったのだそうです。

そういった痛ましい事故の舞台になったと思うと、とても胸が痛みます…。スポーツ観戦なんかも人が集まりますから、そういった事故には特に気を付けなければなりません。


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駅から歩道橋、そして瀬戸内海。

現在では花火大会も中止となり、それほどの人が集まることはありません。あの事故はニュースで見ていたので非常によく覚えています。


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さて、神戸に戻ってきました。


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神戸には歴史のある建物がたくさんあり、見ていて飽きません。

こういうのを見ると、私の故郷である横浜とよく似た街並みだなあと感じます。港町ですからね。


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さあ、ノエビアスタジアム神戸に参ります。


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こちらがヴィッセル神戸のホーム、ノエビアスタジアム神戸!

イニエスタのプレーを見ることができ、大満足の一日でした。


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非推奨ルートですが、混んでいなかったので和田岬線に乗ってみました。

こちらは和田岬駅と神戸駅の二駅しかない路線で、そのため和田岬駅には改札がなくそのまま電車に乗れます。もちろんお金は神戸駅で払います。

 

ただし、基本的には通勤通学用路線のため試合観戦後に乗るのはあまり良いことではありません。今回は空いてたので許してください。


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車内はなんだか昔懐かしい感じがします。扇風機もぐるぐる回ってます。


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こちらが神戸駅。もちろん単線です。


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スーパーで買ってきた神戸牛のメンチカツ、淡路島の玉ねぎを使ったお惣菜など。淡路島と言えば玉ねぎですね。

どれもこれも美味しかったです。

 

右側にあるのは神戸名物そばめし。お好み屋さんで弁当の冷や飯と一緒に炒めてくれと頼まれたのが始まりで、今では神戸名物の一つ。

B級グルメはやっぱり安心します。


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今回の神戸2チームのユニフォーム。サッカークラブのユニフォームを買うことはほとんどないのですが、今回は席がゴール裏だったので買ってみました。

セールで半額になっていたので助かりました。せっかくだからまた着てみたい。

 

3日目・神戸グルメ

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3日目は少しどんよりしています。帰るだけなのでいいのですが。

 

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阪神大震災の時に生まれた言葉、がんばろうKOBEは今も神戸の街に刻まれています。

 

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三ノ宮駅から南に歩いたところにある公園では、このように阪神大震災の慰霊と復興を記念したモニュメントの数々が置かれています。

街中を見てもほとんど震災の影響は残っていませんが、ここでは逆に震災を語り継いでいこうという意思がヒシヒシと伝わってきます。

決して忘れてはならない災害です。

 

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震災でひん曲がってしまった部品。


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そして引き裂かれてしまったつなぎ目。

こうした震災の破壊力をまざまざと見せつけられると、人間の力の小ささを感じてしまいます。

 

それでも今は耐震技術が発達して、地震による死者はかなり減ってきているのではないかと思います。それはこうした大震災の教訓が生かされているからでしょう。

人間もバカではないですから。そう信じています。

 

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帰りも神戸空港から。

非常にコンパクトで使いやすい空港です。モノレールの駅を降りて1分もすれば搭乗口に付けますからね。


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せっかくなので、空港のレストランで朝食をいただきます。

1000円くらいしました。朝食でそんなに使うのは私にとってかなり珍しいことです。

神戸というブランドも値段に上乗せされているような気がします…。


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雲の上はいつも快晴。

どんな嫌な天気の日も、その上はいつも太陽が照らしているのです。


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少し早く戻ってきたので、羽田空港の国際線ターミナルに来てみました。

コロナの影響で全く人がいません…。基本空港って24時間営業のはずなので、こんな景色を見られるのはある意味で今のうちだけです。

まあ、早く稼働して経済を回してほしいですけどね…。


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羽田空港には江戸を意識した通りが作られていて、なんとも外国人に受けそうです。

というか日本人でもすごく楽しめそうです。早く人が戻ってくるといいですね。

 

まとめ

今回の旅で一番心に残ったのはやっぱり明石で食べた玉子焼きですね。あんなにおいしいものが明石にあるなんて、うらやましい限りです。

 

その一方で、戦争、群衆事故、大地震と兵庫は大きな参事をいくつも経験してきた土地であることを改めて思い知らされました。

これらの教訓を生かして、おいしい玉子焼きを食べられる日が永遠に続くことを祈っています。

 

その他の遠征記についてはこちら!↓

sportskansen.hatenablog.jp