注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回はFC岐阜、名古屋グランパスの試合観戦のために長良川競技場を訪れた時の遠征記を紹介します。
FC岐阜のスタグルがおいしすぎたため、お腹いっぱいでほとんど食事はできませんでした(笑)
その分岐阜市内をぶらぶら、岐阜の魅力を存分に楽しむことができました。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・FC岐阜の試合観戦+岐阜観光
東海道新幹線からは小田原と熱海の間ぐらいで海を拝むことができます。
時間がわずかなので見逃さないよう。
人生で初めての岐阜駅へ。
地方のターミナル駅感があります。
岐阜駅は全体的に岐阜和傘をイメージしたデザインになっています。
高層マンションもあってなかなかの都会です。
駅前には金ぴかの織田信長像があります。
なんかこの派手な感じ、まさに名古屋…。
駅から伸びるアーケードには若干のノスタルジーを感じます。
駅前には2005年まで走っていた名鉄岐阜市内線が残されています。
見た目の通り路面電車で全線道路上を走っていましたが、モータリゼーションが進んだことで岐阜市からは煙たがられる存在に。
怒った名鉄は廃止を表明、存続の検討も行われたものの結論は変わらず。
結局この廃止が市民にとって良かったのか悪かったのかはよく分かりません。観光客視点では残念の一言。
岐阜にはバスケチームの岐阜スゥープスもあります。なんだか発音しにくい…。
岐阜市役所に来てみました。
ここには無料で登れる展望スペースがあります。
役所は隠れた観光スポットなのです。
岐阜の大動脈長良川と、それを囲む山々を望むことができます。
なぜか展望台が17階と15階にほぼ同じものがあるのが面白かったです。
あそこに見えるのは金華山、そして織田信長が本拠を置いた岐阜城。
こんな山頂に城を築くとは、さすが信長。
市役所周りは典型的な地方都市という風情です。
長良川にかかる岐阜市のシンボル、長良橋。
1874年からの長い歴史があり、それまで渡し船しかなかった岐阜市民の往来が劇的に改善されました。
今の橋は4代目。
市街地からちょっと外れただけで、これだけの大自然を楽しめるのは岐阜の大きな魅力ですね。
長良川は日本三大清流の一つにも数えられるほどきれいな川です。
ちょっとした路地に秋を感じてみたり。
そんな長良川のほとりにある長良川うかいミュージアムへ。
長良川ホテル跡地に作られた博物館で、5月から10月までしか行われない鵜飼を1年中楽しめるようにと作られました。
長良川鵜飼は日本で唯一皇室御用達のお墨付きを受けており、獲れた鮎は皇室へ献上されます。
江戸時代より観光の側面が強い漁法で、松尾芭蕉も「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」と詠んでいます。
時計台と長良川、そして金華山。
ここにあるのは長良川陸閘。
氾濫が起きないよういざというときはここを閉めて水をせき止めます。城下町なのでそれ風のデザイン。
でもこの内側にある建物はどうなるんだろう…?その分地価が安くなっていたりするんでしょうか。
横には以前使われていた陸閘が記念に展示されています。
木製だとちょっと不安ですね。
FC岐阜のホームスタジアム長良川競技場へ。
グルメがおいしすぎてもうこれ以上食べられなくなってしまいました…。
岐阜の繁華街柳ケ瀬へ。
美川憲一の「柳ヶ瀬ブルース」で有名になった場所とのこと。私は聞いたことがありませんが…。
しかし商業施設が相次いで閉店するなど事情は厳しいようです。唯一残っていた岐阜高島屋も2024年に閉店。
先述の路面電車廃止は柳ケ瀬にとって大きな打撃になってしまったようです。
そんな柳ケ瀬でひときわ目立つ神社が。
その名は金神社(こがねじんじゃ)。鳥居も金ぴかです。
もちろん金運にご利益があるとされています。でも柳ケ瀬には効果がなかったのかな…。
織田信長ゆかりという円徳寺もだいぶ派手でした。
やっぱりここら辺の人は派手なの好きそうなんだよなあ。
岐阜のスクランブル交差点。
名鉄に乗れば空港まで行くこともできます。
名古屋のベッドタウンとしては岐阜は非常に優秀です。
お店で鶏ちゃん焼きでも食べようかと思っていましたが、スタグルでお腹パンパンなのとめんどくさくなったのもあってスーパーでお惣菜を購入。
関珈琲とても美味しかったです。
あゆもお土産に。
少し夜の岐阜を歩いてみます。
岐阜駅そばにある岐阜シティタワー43は岐阜県で最も高い建物です。
なんと展望台が無料という驚きの施設。大通りだけきれいに光っていてなかなか面白いです。
レストランが併設されていて、そこが一番眺めがよさそうでした。
岐阜駅前も浮かれています。
織田信長も浮かれてました。
2日目・名古屋グランパスの試合観戦+岐阜観光
朝はこちらのサカエパンへ。
昭和22年創業の老舗中の老舗で、もういかにも昭和のパン屋さんという感じです。
パンにはなぜか全部君付けかちゃん付けがされていますが、気取ったところのないいかにも昔ながらのパンという感じです。
名物のあんぱんちゃんは150円ですごいボリューム。全部おいしかったです。
朝の岐阜散歩。
マンホールにも鵜が描かれています。
山へ近づいていきます。
こちらの伊奈波神社はなんと1900年以上もの歴史があり、岐阜市民に古くから伊奈波さんとして親しまれてきました。
今では何でも叶うパワースポットとして全国的にも有名で、日本遺産にも登録されています。
純粋に雰囲気が素晴らしく、なんだか心が落ち着きます。
いい場所ですね…。
境内からは岐阜の街を見下ろすこともできます。
めちゃくちゃ目立つ仏壇屋がありました。
とても儲かってそう。
岐阜にはまだまだ見どころがあります。
こちらの岐阜大仏は乾漆仏として日本最大級です。
一瞬ピースしてるのかと思いました。いい顔してますね。
岐阜大仏前から見るか横から見るか。
岐阜公園もまたいい場所です。
板垣退助が暴漢に襲われた、いわゆる「岐阜事件」を伝えるための石像があります。
この事件の際に叫んだのが「板垣死すとも自由は死せず」という名言だとのことです。
秋。
亀。
金華山ロープウェーに乗ります。
金華山は標高329mと決して高くはありませんが、歩いて登る場合には30分から1時間くらいとのことです。
登山するつもりがなければロープウェーで十分です。
その傾斜角は全国でも随一だとのことです。
ロープウェーを降りて少し登ると展望台にたどり着きます。
この展望台が非常に眺めがよく開放的なのです。多分景色は岐阜城より見やすいと思います。
井戸の跡なんかも残っています。
そしてこちらが岐阜城。
安土城の前に織田信長が居住していた城で、このあたり一帯を信長が名付けたのが「岐阜」という地名のはじまりです。
復興天守ですが、ここにお城を作ったというすごさだけでも十分感じられます。
石垣は当時のものが残っている部分があるようです。
岐阜城からももちろん岐阜を一望できます。
信長はここからどういう景色を見ていたのでしょうか。
岐阜城はかなり豪華なつくりだったらしく、ポルトガルの宣教師ルイス・フロイスも称賛していたようです。
ここを下れば公園に戻れますが、かなり角度が急に見えます。
念のためちゃんとした登山靴でないとここを通るのは危なそうです。
石垣の下から見上げる岐阜城もなかなか迫力があります。
空から光が降り注いでいました。
ロープウェーで安全に降ります。
こちらの川原町は古くからの街並みが残っていて、十六銀行も非常に風情があります。
歩いているだけでも非常に楽しめます。
カフェなんかもあったりして食べ歩きも出来そうですね。
またも長良川競技場へ。今日は名古屋グランパスの試合が行われます。
外に出ると夕暮れです。
岐阜駅にあるこちらのお店へ。
岐阜山里定食をいただきました。
岐阜名物の鶏ちゃん焼き、鮎の甘露煮、とろろがついたお得な定食です。観光客が観光気分を手軽に味わうには最適。
でもご飯がちょっと硬かったので普段使いはしないかなあ…。
ここから今日中に帰れるんだから日本は便利です。
最後に通りがかってしまったので、名古屋駅できしめんをサクッと食べることにしました。この魔力には勝てん。
ここのお店は旅行客の強い味方です。
長良川サイダー、岐阜名物のにごり酒、そして栗きんとんを購入。
やっぱり岐阜はお水がおいしいですね。
まとめ
以上、駆け足の岐阜1泊2日の旅でした。
スタジアムでご飯をいっぱい食べてしまったので地元のお店にあまり行けなかったのがちょっと心残りです。
それでも岐阜は散歩しているだけでもいろいろ楽しめる場所が多く、十分満足でした。
今度来るときは岐阜グルメをしこたま食べてみたいところです。
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