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北九州グルメ+小観光旅~小倉から門司へ~【遠征記その64】

注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大の情報を元にしています

 

今回は福岡ソフトバンクホークスの試合観戦のために北九州市民球場、および小倉競輪場、小倉競馬場を訪れた時の遠征記を紹介します。

 

今回はグルメを楽しみつつ、後半は門司港での観光を楽しみました。

福岡でも随一の観光スポットとあって、非常に充実した時間を過ごすことができました。

 

簡単な旅程は下記のとおりです。

それではごゆっくりどうぞ!

1日目・北九州市民球場で試合観戦+北九州グルメ

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出発するのは羽田空港の栄えある1番搭乗口

しかし残念ながらその分端っこで利便性は低いです。1番は1番じゃない。

 

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チラリと見えるは日本最高峰富士山

 

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九州の海はキレイですね。関東の海は底が見えないから…。

 

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北九州に到着。メーテルウウウウウ

 

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こちらが北九州空港。

福岡空港に比べるとだいぶコンパクトです。

 

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乗ろうと思っていたバスは満員で乗り損ねてしまいました。

そんなに人がいるとは思わなかった…。

 

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というのも地理的に近い韓国便が多いようで、韓国の人がいっぱいきていたようです。

韓国の人が北九州きて何するんだろ…?

 

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北九州空港は海上にあるので、海を渡っていきます。

 

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工業の街北九州らしく、工場も多く見えます。

そして人工的に作ったプール?みたいなものがあります。魚かなんか養殖してたりするんでしょうか。

 

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北九州市民球場と、

 

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小倉競輪場をはしごしました。

北九州の空気を感じられ非常に楽しかったです。

 

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なんかやたらと複雑な道を渡りました。どこを歩けばいいの…

 

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キレイな川…とは口が裂けても言えませんが、川のある景色は好きです。

 

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梅か何かが咲いてました。

 

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政令指定都市北九州、大都会です。

 

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今回のお宿はこちら。

 

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ネカフェに毛が生えたくらいの感じです。一泊なら十分。

なぜかよく分かりませんが北九州ってどこも宿が5000円くらいなんですよね。協定結んでる?

 

そしてなぜか宿泊税200円とられます。一体どこにどうやって使われているのかは謎です。

ちゃんと観光客に還元されてるならいいけど、よそ者だからってこっそり取っても怒られないとか思ってないでしょうね?

 

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北九州の夕焼けと昭和な商店街。

 

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北九州名物の長いアーケード。雨に濡れないので便利ですよね。

 

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そんな中、北九州の市民に長年愛される「ふじしま」に来ました。

地下にあってちょっと入りにくいのですが、そこには北九州屈指の天ぷら天国が待っています。

 

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メニューは分かりやすく「天ぷら定食」のみ。

エビを付けたりご飯の量を調整したりできますが、基本的にはこれだけです。

 

てんぷらはサクサクかつふわふわ、さらにお味噌汁も白みそでなじみがない味なのですが非常に甘くクセになります。

九州の天ぷら、あなどれません。しかもこれで660円というのだから驚きです。

 

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こちらは百貨店の井筒屋

 

北九州で唯一の百貨店であり、かつて戦いを挑んだそごうや伊勢丹も撤退を余儀なくされました。

それくらい北九州では井筒屋一強なのです。

 

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本当は資さんうどんと連食するつもりだったのですが、ちょっと混んでいて面倒くさくなったのでやめました。

まあ前回食べたし、またいつか食べる機会もあるでしょう。ぼた餅がおいしいです。

sportskansen.hatenablog.jp

 

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旦過駅はカーブするところにあってちょっと面白いです。

旦過市場も行きたいところですが、経験上夕方以降に行ってもお店がやっていないのでやめました。

 

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九州しょうゆのポテチ、福岡のソウルフードマンハッタン、そして井筒屋名物のまんじゅうを土産に買いました。

マンハッタン好きなんだけど関東でも売ってくれないかな…。

 

2日目・北九州グルメ+門司観光

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ホテルで焼き立てパンが食べられたのでいただいてみました。

パンって焼きたてっていうだけで100倍おいしく感じられますよね。

 

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朝の北九州を歩きます。

 

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こちらは小倉から二駅の旦過駅。すぐ隣にあるのが平和通駅、さらにその奥に見える建物が小倉駅です。

 

元々北九州モノレールは小倉駅まで直通する予定でしたが、諸事情によりその手前の平和通駅止まりに。

その後時を経て小倉駅まで延伸したため、この短い区間に3駅もあるという一見奇妙な状態になりました。

 

そういった経緯のため電車を左右に振り分ける分岐器が平和通駅の手前についており、平和通駅~小倉駅間は一時的に半数の電車が右側通行を強いられることになっています。

 

写真の電車もこっちに向かってきているのですが、右側通行になっているのがお分かりになるでしょう。途中にある分岐器で左側通行に戻るのです。

こういう細かいところからも小倉の事情が見えてきたりして面白いです。

 

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そんなこんなで小倉競馬場に来ました。

主要駅からモノレール一本で来られる競馬場って地味に珍しいですよね。

 

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こちらが北九州の中心小倉駅。九州で博多駅に次ぐ2番目の乗降客数を誇ります。

そういや福岡市は博多駅っていうし、北九州市は小倉駅っていうし、福岡の駅名ってまったくもって素直じゃありませんね。

 

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小倉駅の構内にはお土産屋さんがひしめき合っています。

なぜか改札の中に入らないと駅弁が売っていないのがちょっと困る。

 

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そんな小倉駅で絶対食べたいのは、なんといっても駅のホームにあるかしわうどん

 

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このお店で一番安いのはこのかしわうどん。それだけスタンダードなメニューということです。

 

甘辛く煮つけたかしわ(鶏肉)はつゆを吸ってジューシー、麺はもちもちとした食感でいかにも九州のうどん

1891年創業の北九州駅弁が作るかしわうどんは、まさに北九州のソウルフードです。

 

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JR九州の駅名標っていかにも旅情があっていいですよねえ…。

関東にも導入しないかなあ。しないか…。

 

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そんな小倉駅から3駅。日本で最も旅情を感じられる駅にやってきました。

 

それがこちらの門司港駅

日本で重要文化財に指定されているのは東京駅と門司港駅のみで、東京駅のうち指定されているのは丸の内駅舎だけなので、駅舎がまるごと文化財なのは門司港駅だけです。

 

門司港駅は開業当初門司駅といい、九州における鉄道の玄関口として1891年に開業。

1901年に関門連絡船と接続することで、多くの旅客と貨物が本州と行き来できるようになりました。

 

しかし1942年に関門トンネルが開通。

鉄道の起点はその手前にある大里駅が担うこととなり、大里駅は門司駅へ、一方こちらの門司駅は門司港駅と改称されました。

 

門司港駅はこうして九州における交通の中心からは外れたものの、引き続き鉄道管理局などの主要な設備は門司港駅の近くに置かれ、九州における鉄道の中心として存在感を発揮しました。

 

こうした歴史を生かして、1995年門司港レトロが開業。

今では海外からも観光客が押し寄せる、九州屈指の観光地となりました。

 

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そんな御託は置いておいても、駅舎自体が文化財なので非常に見ごたえがあります。

 

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とかもあります。いい音します。

この奥にあるのが0哩碑(ゼロマイルひ)、九州における鉄道の起点地です。

 

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見れば見るほどたまらん駅舎です。門司港たまらん。

 

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改札の外に出てきましたが、こちらも色々楽しめます。

 

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こちらは連絡船の通路跡だそうです。つまりここを通って船に乗っていたということですね。

在りし日の門司港が思い浮かばれます。

 

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その横にも何やら通路らしきものがあったのですが、こちらも何かの跡でしょうか。

こっちでは貨物を運んでいた…とか?

 

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こちらが改札です。ちゃんと交通系ICカードも使えます。

ここはレトロではありませんのでご安心を。

 

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改札前の空間も非常に味があっていいですね。

 

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こちらが門司港駅の外観。いやーたまらん。

これだけで飯が3杯は食えます。

 

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駅前の雰囲気もまたいいですね。

あまりの喜びに噴水も吹き上がってます。

 

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門司港の名物グルメと言えば焼きカレー。駅前の通りには焼きカレー屋さんばっかりです。

 

個人的にはこういういかにもな観光地グルメはあんまり好きじゃないんですが、これだけ焼きカレー屋さんだらけだとさすがに食べないわけにはいきません。

後で行きます。

 

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すごいスプレーで落書きされてる建物があるのですが、これは公式なやつ…?

この建物だけ集中的に攻撃されてるので気になります。

 

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門司港、という名前の通りちゃんともあります。今は門司港が使われるのは観光船が主でしょうか。

反対側の下関港や、より開けている北九州港は今も工業用の港です。

 

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とりあえず関門海峡ミュージアムに行ってみました。

少し観光地の中心からは外れているので、最初か最後に行くのがちょうどいいかもしれません。

 

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門司港駅ができてからの関門海峡の変化を知りたかったのですが、それよりもっと前の関門海峡をめぐる歴史の展示が主でした。

 

個人的には関門海峡の交通とか生態系とかの方が興味があるんですが、一般的にはこっちの方が受けがいいんでしょうかね。

 

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レトロな街並みを再現しているコーナーはとても楽しめました。新横浜ラーメン博物館がこんな感じです。

こういう時代の関門海峡の歴史を解説する方が街並みとの一体感も出ていいような気がするけど…。

 

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ふと見てみると、故人となった二人の手形がありました。

偶然でしょうが、なんとも胸に来ます…。

 

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展望台から見た門司港と関門海峡の街並み。いいですねえ。

ちなみに右側に見えるタワーはマンションで、景観を壊すとしてかなりもめたらしいのですが、世界的建築家黒川紀章氏による設計の元最上階に展望台を設け無事建築されました。

 

それが今や門司港のランドマークのような感じになっているんだから分からないものです。

パリのエッフェル塔も当初は景観を壊すとかいって反対されたわけですしね。

 

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反対側にあるのは山口県下関市

こちらも非常に味のある街です。久しぶりに行きたいなあ。

sportskansen.hatenablog.jp

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門司港はバナナのたたき売りの発祥地とされています。

といってもバナナのたたき売りってなんぞや?と思うかもしれません。

 

明治時代以降台湾からバナナが持ち込まれるようになり、庶民にも広がっていきました。

ただバナナは傷みが早い果物であるため、売れ残ったバナナは廃棄されていました。

 

そこで廃棄する直前のバナナを売り切るため、たたき売りが行われました。これがバナナのたたき売りのはじまりです。

今ではすっかり過去の文化となってしまいましたが、伝統として継承された結果現在は大道芸的に行われています。

 

実際この日も街中でバナナのたたき売りが行われていたのですが、見た時点ではあんまり人が集まっていなくてちょっと寂しくなりました。

少し時間が経ったら集まっていたんでしょうかねえ?

 

いずれにせよ、今の人にとってはあまりにもなじみがない文化なので正直あんまりウケはよくないかもしれません…。

よっぽど惹きつける要素がないとなかなかお客さんは足を止めないかも。観光客って結構忙しいですからね。

 

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門司港駅の近くから発車するのが、門司港レトロ観光線。ネーミングライツにより北九州銀行レトロラインとも呼びます。

 

かつての廃線跡を活用したトロッコ列車で、全長2.1キロ、4駅をとことこと走っていくのどかな路線です。

定期券はなく、完全に観光需要を見込んだ路線です。

 

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おもちゃみたいで乗ってみたら楽しかったかもしれませんね。

今回は門司港観光に全力を注いでいたので乗れませんでしたが。

 

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こちらは北九州銀行の門司支店です。日本遺産の「関門ノスタルジック海峡」の構成文化財の一つ。

この記事で出てくる建物は大体この日本遺産の構成文化財です。

 

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門司は九州の玄関口、という事情も踏まえてできたのが九州鉄道記念館

 

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ここに並んでいる車両はおおよそ時系列順に並んでいて、ゲート横にある59634号は初の国産貨物機関車

その番号から「ごくろうさんよ」と呼ばれていました。

 

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その後ろにいるのがC59 1号

これまでに地球62周分を走ったタフな機関車で、東海道・山陽本線の主力として活躍しました。

 

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その後ろはEF10 35号

関門トンネル開通以来、独立して電化されたトンネル区間のみを走った非常に珍しいトンネル専用機関車です。

門司だからこそ展示できる車両ですね。

 

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1969年に製造されたクハ481 603号は、私自身本で見たことがありいよいよ子供の頃の記憶にある車両が出てきたと興奮しました。

新幹線もなかった時代、当時最速だった電車特急「こだま」の発展型の車両で、つまり当時最先端の車両だったと言えます。

 

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なんと中にも入ることができますし、座席に座ることもできます。

こういう車両って中に入れないことが多いので、ものすごく太っ腹です。

 

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こちらの車両は特急にちりんとして使われていたようですね。

 

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こちらの車両は世界初の寝台特急「月光」としてデビューしたクハネ 581 8号

こちらも中に入れます。

 

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ベッドにするときは座席を倒して使用するようです。

ごつごつしてますが寝心地はいかほどだったでしょうか。

 

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のちに通勤列車に改造され、ロングシートや吊革が設置されました。

なかなか面白い構造しています。

 

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こちらは14系寝台客車。私のイメージの中のブルートレインと言えばこれです。

子供の頃持っていた本に載っていてとても憧れの車両でした。家族で1回だけ北斗星に乗って北海道に行ったことがあります。

 

大人になったらいっぱい乗るぞ!と思っていたのですが、その頃にはなくなってしまいました…。

 

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ああ…子供の頃からあこがれ続けた光景だ…。

 

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思い出の車両に出会えた興奮と、寂しさと、いろんな思いがこみ上げました。

 

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補助席も動かすことができました。

なんの意味があるのかはわかりませんが、こういうところになんだか子供心をくすぐられます。

 

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これに乗って九州に行ってみたかったなあ…。

 

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この独特のドアとかもう見ることはないでしょう…。

 

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私はB寝台しか知りませんが、A寝台とかどんな感じだったんでしょう。

世の中にはお金があってもできないことはあるんだなあ…。

 

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こちらの赤レンガの建物はもともと明治24年から九州鉄道本社として使われており、時代の変遷を経て国鉄の管理局、そして平成15年に九州鉄道記念館としてオープンしました。

国の登録有形文化財にも登録された、れっきとした歴史的建造物です。

 

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鉄道の歴史が実物とともに解説されており、非常に興味深く見ることができました。

これ全部で300円ってマジかよ…。

 

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明治時代の車両なんかも展示されています。

ただあまりに昔過ぎてさすがに実感はわきませんでした。

 

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その外にあるのが九州鉄道の旧0哩標、すなわちかつて起点だった場所です。

じもじゃないよ。

 

スーツさんの動画も非常に面白いです。


www.youtube.com

 

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続いてやってきたのは旧門司三井倶楽部。こちらも国の重要文化財です。

特筆すべきは、アインシュタインが来日した際の宿泊場所であった、ということでしょう。

 

2階には当時の状態の部屋が保存されていて、アインシュタインメモリアルルームとなっています。まさに歴史の生き証人ですね。

中はこんな感じです。

www.japanheritage-kannmon.jp

 

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門司港レトロの中心部にやってきました。

1995年にグランドオープンし、この盛況ぶりを見れば再開発は大成功だったと言えるでしょう。

この横にある観光客向けのお店が集まったモールは常に人でごった返しています。

 

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門司港を象徴する風景ですね…。

 

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ポケモンマンホールもあります。幻想的な門司港のイメージですね。

 

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こちらのブルーウィングもじは、日本で唯一の歩行者専用跳ね橋です。ちょうど上げ下げをするタイミングを見ることができました。

 

橋が閉じて最初に渡ったカップルは結ばれるらしいです。福男みたいに争奪戦になってたりして…。

 

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こちらは旧門司税関。傷みがひどかったため外観は復元ですが、当時の雰囲気を偲ばせるものとなっています。

 

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税関ということで隠匿の手口が紹介されていました。

やるなよ!絶対やるなよ!ってこと?

 

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関門トンネルだけでなく関門橋もあります。

それだけ重要な航路ということですね。

 

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こちらの旧大阪商船も国の登録有形文化財に指定されている歴史的建造物です。

マンガ家のわたせせいぞうさんのギャラリーが入っています。

 

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お昼もだいぶ過ぎたので、駅前の通りで焼きカレーを探しました。

ちょうど待ち時間が短そう、かつ評価も高いということでBEAR FRUITSさんへ。

 

焼きカレーのはじまりは昭和30年代、山田屋という和食店で土鍋にカレーを注いでオーブンで焼いたところ美味しかった、というところから始まったそうです。

 

今や門司港周辺に30店舗以上集まっており、門司港でご飯食べるなら物理的に焼きカレー一択という感じです。

吉野家とかマックとかもないですから…。

 

みんな大好きカレーを焼いたわけですから、そりゃみんな大好きな味です。

意外性はさほどありませんが、期待したものが期待した分だけ出てくる安定感のあるグルメですね。

 

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長崎の松浦がアジフライの聖地としてプッシュしていることは知っていましたが、こんなところにまで進出しているとは思いませんでした。

なんでもホークスの本拠地福岡ドームでもコラボアジフライを出してるとのことで、そうとう気合が入っているようです。

 

ちなみに以前長崎のスタジアムで食べたことがあります。

sportskansen.hatenablog.jp

 

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時間が余ったので、旧大連航路上屋を見に来てみました。

門司港の中では新し目に見えますが、これでも1929年にできたかなりの古参です。

 

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中には海事関連の展示が充実しています。無料です。

 

北九州は中国の大連と姉妹都市提携をしているとのことでその展示もありました。

門司港レトロには大連友好記念館もあり、中華レストランが入っています。

 

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近くにアーケードがあったのですが、こちらはシャッター商店街になってしまっています…。

いくら観光客が増えても、地元の活性化にはつながっていないという悲しい現状がありそうです。

 

せっかく観光客がいっぱい来ているので、そちらに向けたサービスを展開できるといいかなと思います。

 

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観光地としての門司はもちろん、街としての門司にも興味があります。

どういった需要で人が住んでいるのか、観光以外でどういった産業があるのか、もっと勉強したいです。

 

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後ろ髪をひかれながら門司港駅に戻ってきました。

 

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改札の外からでも門司港駅の雰囲気は十分楽しめます。

 

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ファミマも観光地仕様に。

 

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これらの洗面台は当時のもので、ちゃんとしたトイレはまた別にあります。

当時は機関車の煙で顔が汚れたため、駅の洗面台で顔を洗いのどを潤したのだそうです。

 

そのためこれを帰り水といって思い出に残っている人もいるのだそうです。

今や歴史の一ページですかね。

 

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門司港の一角はスタバとして営業しています。

スタバってこういう歴史的建造物にしれっと入ってたりするんですよね。営業がうまいんでしょうね。

 

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かつての一等車待合室はみどりの窓口として使用されています。

これはロマンが溢れますね…。

 

ちなみに駅員さんも当時っぽい制服で勤務されていました。

もはや半分コスプレかもしれません。

 

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門司港駅は2019年までに大規模改修を行い、ひさしを大正時代の姿に復元しました。

一方昭和時代から使われていたものもそれはそれで貴重であるので、こうやって展示されています。

今後も改修工事を行うごとにこうやって展示品が増えていくんでしょうね。

 

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このホーム本当たまらんですわ…。

 

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違う系統の車両がドッキングするのもなかなか面白いですね。

JR九州は割と観光に振り切っていて、つぶさに見ていくとそれだけで楽しめます。

 

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かつて門司港に来た人もこんな光景を見ていたのでしょうか。

 

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駅のレトロな感じとはあまりに似つかわしくない車両です。

このあべこべな感じもJR九州な感じです。

 

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車内から見る門司港駅もまたいい感じ。

 

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大都会小倉に戻ってきました。

 

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駅ビルにモノレールが突っ込む光景はもはやおなじみ。

 

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道路が広いなあ…。

 

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受験監獄、でおなじみ北九州予備校の寮を発見。

スマホやテレビはもちろん禁止、門限も厳しく消灯時間以降に明かりがついていたら注意されるらしい。修学旅行かよ!?

 

私がここに入ってたら絶対つぶれてましたね。予備校は自分にあったところを選びましょう。

 

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大都会北九州を堪能。

 

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少し歩いてバスセンターまで来てみました。

観覧車まであって思ったより娯楽施設感が強いです。西鉄がだいぶ力を入れているようです。

 

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バスセンターの方はちょっと昭和な雰囲気。

 

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バスで空港へ。

 

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北九州空港に戻ってきました。相変わらずメーテルがいます。

 

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北九州空港は食べる場所が少ないのですが、とりあえず福岡っぽいものが食べられそうなお店へ。

 

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ちょっと高かったけどラーメンは美味しかったです。

グルメに関しては福岡空港の方が充実してますね。

 

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さらばメーテル。

 

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この京急の券売機どこの空港にもあるけど、使ってる人いるのかな…?

もう割と全国的にICカードが普及したので、そろそろ役目を終えそうな予感です。

 

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なんだかんだあって羽田空港に到着。

京急の入り口にあるコカコーラの広告、宣伝効果抜群だと思う。赤で京急もイメージしやすいし。

 

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帰ってきて井筒屋のまんじゅうを開けました。

個数は多いですが一口サイズなのでバクバクいけます。神奈川で言うと都まんじゅうが近いですね。

 

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小倉駅で買ってきた駅弁うまかっちゃん三種

 

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かしわめしとても美味しかったです。

関東でも食べたい。

 

まとめ

以上、二日間北九州を味わう旅でした。

福岡と北九州は距離的には近くて食べ物も似ていますが、それでも決して混じり合うことはないそれぞれの文化を持っているのも感じます。

 

何より門司港は九州の中でも圧倒的なアイデンティティとして誇れる観光地だと感じました。

まだまだ九州は面白い場所が眠っていそうです。

 

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sportskansen.hatenablog.jp