注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
今回は横浜DeNAベイスターズの試合観戦のために下関球場(オーヴィジョンスタジアム下関)を訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
わざわざ下関まで行ったというのに、雨天中止という残念な結果になりました…泣
とはいえその分観光を楽しむことができましたし、もちろん下関の名物ふぐとくじらをいっぱい食べてきました(笑)
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・岡山・山口グルメ+小観光
まずは岡山で途中下車。そのまま山口まで行ってもいいんですが、せっかくなので。
晴れの国岡山。正確に言うと降水量が1㎜以下の日は日本一多いのですが、晴れの日数はそんなに多くないらしいです。
ただこの日は見事に晴れました。
街中に貼ってあった岡山の観光用ポスター。クセがすごいんじゃあ。
これは2019年に行った時のものですが、千鳥はこの時はまだここまで売れてなかったと思います。
今では一気に全国区の人気者になりました。もちろん、千鳥の二人は岡山出身です。
岡山市内には路面電車が走ってます。これがほんとの桃太郎電鉄ってか。
ちなみに本家桃鉄では10兆円で岡山にある桃太郎ランドを買うことができ、すべてのプレイヤーの最終目標となっております。岡山市内には桃鉄マンホールもあるそうな。
岡山駅から一路東へ歩くと、旭川が見えてきます。
政令指定都市である岡山から旭川を超えると一気に自然豊かになります。
そして見えてくるのが岡山城。昭和に入っても天守は残っていましたが、件の空襲によって焼けてしまい、現在残っているのは鉄筋コンクリートで再建されたものだそうな。
でも真っ黒のお城ってオシャレですよね。角度によっては本当に真っ黒に見えます。その外観から烏城(うじょう、カラスのこと)の異名を持ちます。
私このお城のデザイン結構好きです。
せっかくなので抹茶とお餅を食べながらちょっとだけのんびり。
そして来たのは岡山城のお隣にある後楽園。
東京にも後楽園がありますが、あちらは正確には小石川後楽園と言い、岡山の方が国の史跡に指定されたのが1年早いのです(ただし公式ホームページでは岡山後楽園となっています)。
金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並び日本三名園と言われていますが、個人的にはこの後楽園が一番好きです。とにかくなんだか楽しいんですよね。
日本の庭園とは思えないような南国チックな木があったり…
いかにも渡ってみたくなる面白い橋があったり…
もちろん日本と言えば!と言える植物の梅や…
なんと茶畑まであったり…
岡山城をバックに田んぼもあったり…(時期的に干上がってますが)
そして竹林もあったり。
日本中の自然がここ一カ所に集まっている感じで、歩いていてただ単純に楽しい!と思える庭園です。
もちろん兼六園と偕楽園も素晴らしいのですが、素人が歩いていて一番楽しいのは後楽園だと思います。
岡山駅に戻ります。
桃鉄ではありませんが、桃太郎マンホールがありました。駅前には桃太郎の銅像もあったり。
ところで、桃太郎伝説ゆかりの地をうたう場所は岡山以外にも山梨とか香川とか全国にいっぱいあるらしいです。
じゃあなんで岡山が一番有名かと言えば、きびだんごを名物として売り出したのがウケたからなんだとか。いつの時代も勝ち残るのは商才のあるやつだけ、ちゅうことです。
大都会岡山、とネタにされますが、普通に都会ですよね。
岡山で最近有名になってきた名物がこちらのデミカツ丼。ソースや卵とじではなくデミグラスソースがかかっています。
美味しいは美味しいのですが、うーん普通のカツ丼の方が好きかな…。
取り扱っている店も少ないですし、なんとなく「作られた名物」感がしますね。岡山の人いかがでしょうか。
サクッと岡山の黒豆が入ってるパンを買ってきました。これめっちゃうまかったです。
また見つけたら食べたいけどどこで買ったか忘れちゃったんだよな…。
新幹線で広島を超え、山口県に突入。
新岩国駅です。なんだか昭和のかほり。
ほんのちょっとタイムスリップした気分に浸れます。
バスに乗って移動。
錦帯橋にやってきました。日本三名橋に数えられているらしい。
架け替えや修復工事は何度か行われているものの、1673年に作られたという長い歴史を持ちます。
この橋を作った岩国藩主吉川広嘉はおかきのアーチを見てこの橋のデザインを思いついたそうですが、現在ではこの曲線が数学的にもどうやら理にかなっていそうだ、となっているようです。恐るべしおかき。
ちなみに車両で通ると橋が傷つくため違法となり、実際に自動車、バイク、スケボーで通行して逮捕された人がいるのでお気をつけて。
横から見てもデザインが素晴らしいですよね。思わず渡りたくなります。
ちなみに通行料がちょっとだけかかります。
橋の上からの景色。
橋と反対側の景色。
山奥感があってこれはこれで見ごたえのあるいい景色です。
錦帯橋を渡ると、テレビでも紹介されたソフトクリーム屋さんがあります。
何がすごいって、その種類の多さですよ。なんと100種類をゆうに超えているのです。
いちごやオレンジといったおいしそうなフルーツ系はもちろん、抹茶をはじめとするお茶系、チョコやコーヒーといった定番ものから、カレー、ラーメン、果てはマムシ、すっぽんといったゲテモノまで取り揃えています。
私が選んだのは春らしくさくらのソフトクリーム。普通においしくてよかったです。
錦帯橋を渡った側にも岩国城ロープウェイなどいろいろ遊べる場所があります。時間がある方はぜひ。
岩国は広島東洋カープの二軍本拠地のある市。二軍は広島ではなく山口にあるんですね。
へき地にある球場として一部には有名な球場です。グーグルマップを見るだけでもなかなかアクセスが厳しいことがよく分かります…。
しかし楽しそうな球場なので野球ファンとしてはぜひ行ってみたい。
新岩国駅の全景。すぐ近くには錦川鉄道の清流新岩国駅もありますが、長いこと乗り換え可能駅の扱いを受けていませんでした。
今でも別に接続は考慮されていないみたいなので、もしかしたら乗り換える場合は待たされるのかも。
のんびり今日最後に乗る新幹線を待っていたところ、なんとハローキティ新幹線が!!!
なんと運がいいのでしょう。山陽新幹線でしか運用されていないので、普段私が載る東海道新幹線では乗ることができません。
更に調べたところ1日1往復でしか運航されていないので、本当に運が良かったとしか言いようがありません。
キティちゃん。
もちろん普通のこだま号なので普通の料金で乗れます。
500系新幹線を改装したものなので、車内は少し狭いです。
1号車にはキティのマーク。キティのグッズがいっぱい置いてあるらしいです。
私は自由席の切符だったので、あんまり移動はしないでおきました。
詳しく知りたい方はどうぞ。
あっという間に新下関についちゃいました。
アナウンスもキティちゃん、チャイムもポップコーンの例の曲で、ずっと楽しかったです。
ポップコーンの例の曲。近所のイトーヨーカドーにあったので子供の時ずっと聞いていた記憶。
本州最西の新幹線駅、新下関。
ふぐがいっぱい。期待が高まりますね。
通路には、ベイスターズ球団創設の地下関帰港の文字。
初めて来たはずなのに、なぜか帰ってきたような気がする。そして「おおいに楽しみましょう」の文字から感じる、そこはかとない田舎感。
新下関から二駅、間違いなく本州最西端の駅、下関。
下関は、実は山口県の中で一番人口の多い市。県庁所在地の山口市よりも8万人ほど多い28万人が住んでいます。
それだけにそこそこ栄えています。
駅前にあるひときわ目立つこの建物は結婚式場らしい。デカい!
駅から歩いて10分ほどの海峡ゆめタワーへ。
山あり海あり街ありで、非常に楽しめます。
下関に来たら是非上りましょう。
左側に見える小さな島は…
宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の舞台、巌流島です。こんなところにあったのか。
別にわざわざ島でやらなくてもいいのにねえ。今は公園として整備されていて、船も運行されています。
あちらに見えるのは壇ノ浦の戦い、そして水曜どうでしょうで有名になった壇ノ浦、そして反対側が九州です。
ここにも新聞風のベイスターズの告知ポスターが貼ってありました。下関でもちょっとは盛り上がっているならうれしいですね。
今日はカプセルホテルで一泊。
寝る前に、いっぱい食べに来ました。
やっぱり、下関はふぐとくじらっしょ!
ふぐ。
くじら。
ふぐ。
ふぐ。
いやあ、ふぐまみれになりました…。いくらだったか、あんまり覚えてません。
でもまあ1万はいかなかったとおもいますよ。これだけ食べて1万いかないなら十分じゃないでしょうかね?
ちなみに、カウンターに並んだ人たちがみんなベイスターズファンだったので盛り上がりました。有名店となるとこういうことが起きちゃうわけですね。
ただ自分はこういう時割とさっさと帰りたいタイプなので、いち早くお暇しました…。失礼しました。でも最後には握手までして、大変いい思い出になりました。
2日目・山口グルメ
もちろんマンホールもふぐです。
唐戸市場に来ました。せっかく泊ったので、朝に元気な市場を見ていかないとね。
と言いつつ、ほとんどセリは終わっちゃってたみたいですが。でもこうして生の市場の様子が見られるというのはなかなか貴重です。
もちろん食堂も営業してるのでここで朝ご飯を食べましょう。
ちなみに右の黒板には「ふく刺し」と書いてますが、これは間違いではなく下関ではふぐではなくふくというそうです。福とかけて縁起がいいかららしいです。
もちろん、ふく刺し定食を食べました。
しかし思い切って「ふく刺し定食で!」と注文したら、「ふぐ刺し定食ですね」と返ってきてびっくりしました。
多分地元の人も普通にふぐって言ってるんじゃないでしょうかね(笑)
それか観光客用にわざわざふぐと言ってくれているのか。どっちなんでしょう。おいしかったです、はい。
そして、ご覧の通り雨…。試合は中止になりました。
ただ今回はこの1試合しかもともと予定がなかったので、私の、というよりは下関、そしてベイスターズの運がなかったとしか言いようがありません。ふぐをいっぱい食べられたのでよしとしましょう。
下関も港町ですから、なんとなく建物も横浜と同じ匂いがしますね。時間があればいろいろ見てみても面白いかもしれません。
下関駅もやっぱりふぐです。
時間があったので、山口県のコーヒー牛乳を飲みました。美味しかったです。
下関駅は全体的に非常に旅情にあふれています。何となく日本の端っこに来た気分になりますね。
決して試合がなくとも球場には行ってやる!
土砂降りですが、球場では下関限定グッズを売っていたりして結構楽しめました。来て良かったです。
少し行儀悪い感じになってしまいましたが、くじら汁をふるまってくださいました。
寒い体にこれは温まる…!(体も心も、かな)
いい思い出になりました。また来たいからぜひ試合をやってくださいベイスターズさん!
帰りも500系でした。ハローキティはいませんが。
新幹線から見るズムスタ。やっぱり雨が強い。
帰り新大阪で新幹線を降りて、コンコース内にあるフードコートで食べて帰りました。
ここ改札出ないまま大阪グルメを食べられるので非常に便利なんですよね。オススメです。
まとめ
結局試合を見ることはできませんでしたが、ふぐありくじらあり人情あり、非常に楽しい二日間の旅になりました。
これ以降残念ながら下関での試合は行われないままとなっていますが、是非とも年に1試合オープン戦でもいいので毎年試合をやってほしいなあと、心から思っています。
ま、優勝してパレードしにくるんでもいいけどね!
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