注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回はファイティングイーグルス名古屋の試合観戦のために枇杷島スポーツセンターを訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
今回はこれまで名古屋でやり残してきた宿題をとにかくしらみつぶししていく旅となりました。
とにかく充実した旅となりましたが、それでもまだやりたいことが残ってしまいました…。
前半の記事はこちら!
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
3日目・犬山・名古屋観光+岐阜・名古屋グルメ
今朝もホテルのカレー。
味はまあ普通ですが、タダなので十分すぎます。意外と具も入ってます。
ふと地下に降りてみると、なかなか味のある感じになっていました。
名古屋は地下も広大で、降りるたびにいろいろ発見があります。
そんなこんなで名鉄に乗ってきました。
いろんな車両があって、名鉄もまた味のある鉄道会社です。
やってきたのは犬山駅。
駅舎とマンション?のような建物が一体化していて面白いです。
こういう道のくねりを見ると、城下町を実感します。もしかしたら私はちょっと変態なのかもしれない。
こちらの堀部邸は、犬山城の前身木之下城を伝承する役割を担っています。
この建物自体も唯一の武家風屋敷で、登録有形文化財に指定されています。
ふとわき道に逸れると、お寺が並ぶ風景があります。
これもまたすごい景色です。
犬山駅から西へ進むと、いかにもな城下町があります。
ただし生活道のため車が普通に通るので注意が必要です。あまり雰囲気に浸りすぎない方がいいかも…。
火の見櫓もあったりしてまさに気分は城下町です。
そして遠くに、犬山城が見えてきました!
犬山城に行くにはこちらの鳥居をくぐっていきます。
若干分かりにくいです。
こちらがその入口。すでに風情がすごいです。
こちらが国宝・犬山城。
日本に12しかない現存天守の一つ、そしてそのうち5つしかない国宝の一つ。
その中でも、最も古いのがこの犬山城と言われています。
織田信長の叔父信康が築城したもので、2004年まで個人で所有(成瀬家)されていたという歴史があります。
公式サイトで非常にわかりやすく犬山城について解説されているので、ぜひご覧ください。
どう見ても人を上らせる気のない階段からスタート。そりゃ、簡単に上ってこられたら困るからしょうがないですが…。
現存天守に行くにはそれなりの準備が必要です。まさに攻め込む気持ちで行きましょう。
横には立派な石垣がありました。
天守の中から石垣が見えるのって結構珍しい構造な気がします。
中にはいろいろ展示物もありますが、解説が少ないのでよく分かりません。
でも現存天守だからそれでいいんです。こういうのは雰囲気モノだから…。
ここから石を落としたりしていたとのこと。現存天守でよく見るやつです。
ここには偉い人が座っていたようです。
天守って基本人が常駐するように作ってないから、立てこもるってなった場合は本当に苦労したと思うんですよね…。
すごく精巧なモデルが展示されています。
これを作った人は犬山城が好きでたまらないに違いありません。
途中、吹き抜けのようなすごく天井が高い部分がありました。
武具を置けるよう、こういう構造にしたのでしょうか。現存天守は当時の状況をいろいろ想像するのも楽しいものです。
一番上にやってきました。とんでもない見晴らしの良さで、濃尾平野を一望できます。
なるほど、これならどこから攻められてもすぐに気付けるわけです。
城のすぐ裏には木曽川が流れています。
すなわちこちらから攻め込めない一方、退路もありません。背水の陣とはまさにこのこと。
そして非常に柵が低いので、高所恐怖症の人は近づかない方が良いと思います。
城の前には大きな杉の木があったようですが、枯れてしまいました。
どんな大木もいつかは枯れてしまうのですね…。
そんなわけで犬山城を楽しみました。やはり現存天守はいいですねえ。
周囲には遺構も残っています。細かい部分まで見るとより楽しめるでしょう。
ふもとには二つの神社が並んでいます。それほど信仰されている場所ということでしょう。
そしてその間にある屋台の俗な感じも割と好き。
犬山城のもう一つの最寄り駅に向かって歩きます。
木曽川沿いを歩いていると、休日であることを実感します。
最高だ!
こちらが犬山遊園駅。犬山城に行くには犬山駅より近いです。
ただし城下町を歩くには犬山駅の方が便利です。
だいぶホームが広い感じになっていました。観光客対策かな?
競馬場の最寄り駅とかこんな感じになっているイメージです。
やってきたのは名鉄岐阜駅。
今回は通過するだけです。岐阜もいろいろ見どころがあって面白いですよ。
そんな岐阜の駅ビル?にあるこちらのお店へ。
岐阜の名物を一度に食べられる岐阜山里定食を頼みました。
鶏ちゃん焼き、鮎の甘露煮、とろろなど欲張りなセットです。これは観光客にオススメですね。
続いてやってきたのはトヨタ産業技術記念館。
先日行ったトヨタ博物館とはセットの入場券が販売されています。
トヨタ発祥の地である豊田自動織布工場の跡地に作られた博物館で、当時の工場の建物がそのまま使われています。
これがまた…すごい場所なのです。
エントランスにあるのは創始者豊田佐吉が作り上げた環状織機。
「動力を空費せず、超広幅の布を静かに製織できる」装置で、1906年当時世界最先端の織機でした。
当時欧米の模倣しかできなかった日本で、その技術の可能性を示した画期的な機械なのです。
ちなみにちゃんと動きます。
まずはトヨタの源流である織機がとんでもない数並んでいます。間違いなく世界一の数でしょうね。
一つ一つしっかり見ていったらここだけで日が暮れます。
自動車を作るにあたって最初に力を入れたのが材料。
そんなわけで材料試験機のコーナーもあります。私は大学時代材料を学んでいたのでかなりなじみがあります。
もちろんここにある装置は骨董品ばかりなので見るのは初めてですが…。
クライマックスはこちらの車工場を再現したコーナー。いやすごすぎる!
ほとんどの装置は動かすことができ、トヨタの車づくりの神髄にまで迫ることができます。
大人も子供も、世界中から集まって夢中になっていました。
めちゃくちゃ急いで2時間ほどで出てきましたが、じっくり見ていたら一日あっても全く足りません。
ここだけのために名古屋に来る価値も十分にある施設です。ジブリパークより面白いよ
名古屋の地下にはこんなオシャレな通りもあります。
名古屋テレビ塔改め中部電力ミライタワー。
しかし横は通るものの一向に上る機会がありません。いや、上る気がないのかも…。
今夜の晩御飯は、味噌カツ発祥の店とも言われる味処叶さんへ。
その名物はなんといっても味噌カツ丼。すごいボリューム…。
ただ見た目ほどは食べていてきつくなく、意外とあっさり食べられちゃいます。矢場とんもいいけど、たまにはここで食べるのもいいですね。
蒲郡で買ったみかんのクラフトチューハイに、スーパーで売っていた味噌串カツ、どて煮、明宝ハムを添えて。
非常に至福のひと時でございました…。特に明宝ハムがお気に入りになりました。
もし見つけたら買ってみてください。
4日目・名古屋で試合観戦+名古屋グルメ
この日は試合を見て帰ります。
日本一、いや世界一のカオス駅といわれる名鉄名古屋駅をスタート。
東枇杷島駅で下車。
枇杷島スポーツセンターでファイティングイーグルス名古屋の試合を観戦。
群雄割拠な愛知のバスケ界で何とか頑張って欲しいです。
気がつけば夜の名古屋。大阪から帰るときもいつもこの景色を見ています。
今日の夕飯は天むす。これがまたおいしいんですよ。
そしてお土産は犬山で買った栗きんとん。
一般的にイメージされる栗きんとんと違い、栗を絞って作ったようなお菓子です。すぐに劣化するのでお早めに。
まとめ
以上、名古屋の宿題を返しに行く旅後編でした。
だいぶ満足した感じはあるのですが、まだまだ名古屋で行けていない場所もありますし、何よりトヨタ産業技術記念館が駆け足になってしまったのが心残りです。
日本第三の都市ナゴヤは、まだまだ底が知れません。
その他の遠征記についてはこちら!↓