注:今回は私がただただ好きなものについて語るだけの記事です スポーツ要素はほとんどありません😅
先日、GARNET CROWのYouTubeチャンネルが開設されました!
とか言われても、なんのこっちゃ?という人がほとんどでしょう。
「コナンの歌をよく歌っていた人」というと、たぶん30前後くらいの人は分かるんじゃないでしょうか。
何を隠そう、私が人生で一番聞いているアーティストがGARNET CROWなのです。今回はメジャーデビューから20年を迎え、めでたくYouTubeチャンネルを開設しましたGARNET CROWについて、ただただ熱く語ります。
今書いとかないと今後書く機会なさそうなので…。
1.GARNET CROWに吸い込まれた青春
まずはとにかく、曲を聴いていただきたいのです。お手数ですがイヤホンを用意してください。ヘッドホンでもスピーカーでもいいですけど。
この曲を聴いて、あーこの人達か!って思う人もいるかもしれません。「夢みたあとで」は先ほども申しましたように、アニメ「名探偵コナン」の主題歌にもなった曲です。
この歌自体は小学生ぐらいの時にはコナンの影響で聞いていてなんとなく頭の片隅にあったのですが、数あるコナンの一曲としか思っていませんでした。
高校生になると、生きがいだったベイスターズがあまりに弱すぎたこと、また大学受験のプレッシャーなど色々重なってだいぶ精神的にやられていました。
そんな弱っていた時、ふとこの曲を改めて聴き、虜になってしまった一節があるのです。
それがこちらです。
「時々感情持って生まれてきたこと 憂鬱にさえ思ってしまう」
(GARNET CROW「夢みたあとで」より)
当時、こういったあまりにネガティブな思いを率直にヒット曲に乗せている人を私は知りませんでした。そもそも音楽に疎かったのもあるのですが。
テレビで流れてくるようなヒット曲なんて、〇野カナの「I say 頑張れ私!」みたいな内容のうすーいものばっかりだと思っていた私にはとても衝撃的だったのです。
まあ、曲さえよければ歌詞は二の次っていうのもまた真なり、っていう考え方も今では理解できますけどね。「香水」がヒットしてるのとかもろそれですし(そのせいで芸人に遊ばれている)。
ともかくそれ以来GARNET CROWの世界観に魅了されてしまった私は、次から次に曲を聴きまくるのでした。
ある種の無常観というか、自然体でいい、ただ流れに逆らわず、たゆたう様に生きていけばいいということを示してくれたGARNET CROWは、私にとっての道しるべでもありました。
その割にはしゃぐときにははしゃいじゃうのが、また楽しいのです。
「裏切らぬものはない求めるのならば ただみているのがいい…」
(GARNET CROW「世界はまわると言うけれど」より)
「都合いいHappy End 探しても癒せない 心が自由なら飛んで見せる」
(GARNET CROW「Over Drive」より)
人間の喜怒哀楽を時にストレートに、時にふわっと華麗に曲にのせていくGARNET CROWに、青春真っ盛りだった私はぐいぐい惹き込まれていきました。
人生には良いことも悪いこともあるけれど、楽しいときにははしゃぎ、悲しい時には打ちひしがれ、戦うときにはもがき、辛いときには目を背ける、そういうありのままを受け入れる柔軟さがGARNET CROWにはあるのです。
決して人生の答えは一つではないということを教えてもらいました。意味のないプライドなど必要ないのです。今でも私の大きな財産として残っています。
恐らくこういった感覚を共有できる人はごく一部だと思いますし、はっきり好き嫌いが分かれるアーティストだとは思います。
ただ流行り廃りが激しい音楽業界で10年以上活動が続いたというのは、何かしら人の心を打つものがあったことは確かです。
もし少しでも興味を持たれた方は、まずはYouTubeに上がっている曲を聞き、その上で是非とも10枚のオリジナルアルバム、その他の派生アルバム全てを集めてほしいと思います。
歌詞も、メロディーも、全てが最高の完成度で一曲も捨て曲なんてものはなく、一級品の曲しかないことを保証いたします。
サブスクで聴ける媒体が無いのが本当に惜しい。そういう意味ではYouTubeに動画をあげてくれたことは本当にありがたいです。
2.GARNET CROWの終着駅
そんな私に、衝撃のニュースが舞い込んできました。解散のニュースです。
まあ10枚目のアルバムの名前が「Terminus」(=終着駅)だったので、思いっきりにおわせてはいたのですが…。
今でも解散コンサートのDVDを見ると泣きそうになります。一番最後のアンコールでファンに向けた未発表曲「バタフライ・ノット」、そして代表曲である「夢みたあとで」を演奏するってのが心憎いんですよねえ。
結局、それ以来4人がそろって姿を見せる機会はこれまでにありません。ボーカルの中村由利さんに至ってはもはや何をしているのかもわかりません。元気に暮らしてるといいのですが。
GARNET CROWをきっかけに音楽を聴くようになった私は、解散してから「第二のGARNET CROW」を求めていろいろなアーティストを聞き続けていますが、今のところ見つかっていません。
こうやって色々聞きあさるたび、「GARNET CROWって唯一無二のアーティストなんだなあ」とかえって思い知らされてしまうのです。
もちろん、そのおかげで色々なアーティストの曲をじっくり聞くようになって得たものも大きいです。最近はともかく、日本には本当に素晴らしいアーティストが多いんだということを知りました。
ただその扉を開けてくれたのは、私にとってはGARNET CROWでした。
解散から7年が経った今もなお私の再生回数トップはGARNET CROWのままです。きっとこれからもそうでしょう。
3.まとめ
本当は一曲一曲解説していきたいのですが、なにせ170曲以上あるのでまた別にブログを立ち上げないといけなくなってしまいます。
そんなことをしても私のような素人の解説なんか誰も興味ないと思うのでやりませんし、そんなサイトなら現時点でいっぱいあるのですが、とにかくそれくらい全部の曲の完成度が高く歌詞も素晴らしいのです。
中には聖書や神話を元にした歌もあったりして、そういう裏を紐解いていくだけでも非常に勉強になりますしね。
今回は私がただ書きたいことを書く記事になってしまったわけですが、一人でも「GARNET CROWの沼」にはまる人が出てくればいいなあと思います。
特に頑張りすぎて疲れてる人。GARNET CROWは染みますよ。