注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
後楽園ホールは、1962年開館、東京都文京区にある多目的ホール。
後楽園ホールといえば言わずと知れた格闘技の聖地。ボクシング、プロレス問わず数多くの試合が組まれている。
特にボクシングに関しては、日本国内で行われるプロボクシングの試合の実に半分が後楽園ホールで行われるというから驚きだ。
それゆえ後楽園ホールには目の肥えた格闘技ファンが集う。非常階段に書かれた選手への応援や批判のメッセージはもはや名所となっている。
格闘技の聖地「後楽園ホール」。階段の落書きを観たことがありますか?
ちなみに日本テレビとスタジオ契約を結んでいるため、笑点の収録が行われることもある。格闘技の聖地であるこのホールでの笑点は想像できないが、一度くらいは見てみたいものである。
【アクセス】
最寄まで★★★★★
最寄駅はJRと都営三田線水道橋駅、丸ノ内線と南北線の後楽園駅、大江戸線の春日駅。東京ドームの隣にあり、とても便利。
最寄から★★★★★
どの駅から行っても徒歩5分圏内だが、東京ドームよりもJR水道橋駅に近い場所にある。
すぐ近くにある東京ドームの記事はこちら。
隣には場外馬券場であるウインズ後楽園があり、オジサンの娯楽場といった感じ。東京ドームシティの華やかな感じとは180°違う。
ホールというと地上にどーんと大きな建物があるイメージだが、後楽園ホールの場合はビルの5階にある。エレベーターが狭いので帰りは階段で帰ろう。
【観戦環境】★★★★★
屋内ホールなので椅子がフカフカで快適(雨で濡れないからね)。なんだか昔の映画館みたいな雰囲気があって、ちょっとノスタルジックな気分に浸れる。
一応リングに対して全方向から見られるようになっているが、ホール自体が長方形になっており、入り口側が1番席数が多くリングからの距離も遠い。
今回この1番遠い席から観戦したのでちょっと見えにくくはあるが、まあ許容範囲というところ。
【雰囲気】★★★★☆
画像を見て分かる通り、客席はほぼ満員だった。地上波での露出はほとんどないが、好きな人は本当に好きなんだろうなあ、と思った。
本格的な格闘技を見に行くのは初めてだったので、荒くれ者が多いのかな?と勝手に思っていたが、本当に多種多様な人がいた。
はじめは普通にスーツを着た、大人しそうな人。試合中も黙って試合を見ていたけど、休日の密かなストレス発散なのだろうか。
次にボクシングをやってそうな、ちょっと呂律の怪しいお兄さん。雰囲気は怖いけど、選手全員に「〜選手」と敬意を払っていたし、試合内容について熱く語っていたし、悪い人ではなさそうだ。
そして特定の選手を応援している人。その選手の試合は大声で応援し、後は大人しく観戦していた。身内なのか、普通にファンなのかは分からないが。
最後にベロンベロンに酔ってていかにも足取りの危ないオッサン。なんかイメージ通り。
その他にも色々な人がいたが、目的はさまざまなようだ。ただ共通しているのは、いかにも強そうな人ほど心に余裕を持っているということ。選手に心ないヤジを飛ばしたり、あるいは他の客に怒鳴ったりしてるような人はあんまり余裕がないのかなと思う。
ボクシング観戦を通して、ちょっと人間の本質が見えた気がした。
一応フォローしておくと、大人しく観戦してる分には何も問題ないし、警備員さんもいます。
【グルメ】
飲食物持ち込みOKなので、節度をわきまえていれば何を食べても良い。
入り口にはちょっとした軽食を売っている売店もある(ちょっとした、だけど…)。
【満足度】★★★★☆
試合内容よりもお客さんの動向が気になってしまい色々見ていたのだが、世の中にはいろんな人がいるんだなあ、というのを学ぶことができ、非常に興味深かった。
ちなみに肝心の試合内容だけど、どうもプロボクサーは「負けない試合」をする事が多いらしく、派手なパンチの応酬、というのは見られなかった。ちょっとヤジを飛ばしたくなる気持ちも分かる…。まあ言葉は選んで欲しいけどね。
今度はプロレスとか、笑点とか、また違った後楽園ホールの顔が見られると思うのでぜひ行ってみたいなあと思う(笑点はスポーツなのか?)。
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