注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】
金沢競馬場は、1973年開場、石川県金沢市にある地方競馬の競馬場。
日本海側では唯一の地方競馬場である(中央競馬なら新潟競馬場がある)。
その寒さゆえ1月から3月まで開催がない、また日曜開催があるため中央競馬への遠征が少なく、騎手の知名度が高くないといったいろいろな特殊事情を抱えている競馬場でもある。
そんな金沢競馬場の目玉は、なんといっても寿司。競馬場はおろか、全国のレジャー施設で握り寿司が楽しめる場所はそう多くはないだろう。
金沢競馬場では2店舗が営業しており、そのどちらもおいしいと評判なのだ。魚も米もうまい日本海側だからこそできることだろう。
ということで、今回はお寿司を食べるために金沢競馬場を訪れた。スシ食いねェ!
【アクセス】
最寄まで★★★★☆
最寄はJR金沢駅。北陸新幹線が止まる、北陸を代表するターミナル駅。
よく考えてみると競馬場のように広大な敷地が必要な施設は大概郊外にあるので、このように大きな駅から行けるところは稀かもしれない。
最寄から★★☆☆☆
金沢駅からは鼓門と反対側の出口のバスターミナル、1番乗り場からバスで30分弱。
もちろん無料。
金沢駅から離れるにつれて田園風景が広がっていく。
こうやっておいしいお米が作られていくんだなあ。
【観戦環境】★★★☆☆
3階のスタンドは無料で利用可能。
レース全体も見られるし暑さ寒さ雨も雪もしのげるし、ダラダラ過ごすには最高。
座席数も十分すぎるほどある。有料の指定席もあるが、ここでも快適だ。
外のスタンドも風が感じられて気持ちいい。暑いけどね。
スタンドはさすがに古さは隠せないものの、別に汚いわけではない。
トイレなんかは改修されて不自然なほどにキレイだ。
中もかなり昭和な感じがある。予想屋とかもいるし。
古い病院とか学校ってこんな感じだよね。最近はなかなかないけど。
パドックはこんな感じ。人も多くないしちょうどいい感じ。
実はスタンドの3階からもパドックが見えて穴場だ。
奥に見えるのは河北潟という潟湖で、そのすぐ奥には日本海がある。これほど海に近い競馬場も珍しいかも。
パドックの掲示板もアナログで味があっていい感じ。
【雰囲気】★★★☆☆
基本的に場内にいるのはおっちゃんばかりで、女性や子供はまばら。
大きい声を出す人もいるけどみんな楽しんではいるらしい。
そして地元のおっちゃんたちの会話がいろいろ聞けてそれだけで楽しい。こんな休日もたまにはいいよね。
【グルメ】★★★★★
さてさてお待ちかねのお寿司タイム。入り口入ってすぐのところに金澤玉寿司がある。
場所的に目立つし、呼び込みもやってるので非常にわかりやすい。金沢競馬場に来たらとりあえずここに入っておけば間違いない。
単品で頼むこともできるが、面倒くさければおまかせで頼むこともできる。
1000円でこれだけ食べられるんだから十分すぎる。もちろん味もそんじょそこらのお寿司とは違うよ。
もう一回おまかせしても良かったくらいだ。寿司を食べるために金沢競馬場に来てもいいくらい。
競馬場奥の方にも飲食店街がある。ここにもお寿司屋さんがあるし、金沢カレーやおそば屋さん、ちょっとした飲み屋などそそる店ばかり。
その中で一番そそったのが焼きそば。ふらっと立ち寄れるから買いやすいし、ソースのにおいにつられて次々にお客さんが入っていった。
今回買ったのがボリュームたっぷりいか焼きそば、お値段なんと500円。
イカの存在感がすごいし、味付けも最高でマジでうまい。冗談抜きにお寿司と同じくらいオススメできる。
金沢競馬場、食に関してはえげつないな…。
スタンド内にも昭和のにおいがする食堂があって気になる。
胃袋がいくつあっても足りないよ。
【満足度】★★★★☆
とにかく間違いないのは、食に関しては金沢競馬場は全国屈指の競馬場の一つと言っていいだろう。
バスも無料だし、競馬に興味が無くても食べるためだけにここを訪れる価値は十分にある。
金沢駅前のお店は高いし、最近は外国人客でどこも混んでるからなおさらだ。さすがにここにはインバウンドの客も来まい。
後は競馬で食費を回収出来たら最高ですな。
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