こんなのんびり更新のブログなのに、定期的に見てくださる方も多く、おかげさまでありがとうございます。励みになっております。
私もいろんなブログを読んで、こんな考え方もあるのか!などと参考にさせてもらっています。
ただこのブログの性質上、全部が全部読み手にとって面白い記事になっているということはあり得ないと思いますので(そもそも3つの競技をごちゃまぜにしてるし)、何か一つでも心に引っかかる記事が書ければなあ、と思っています。
一応、どの記事もクオリティは変わらないようにしているつもりですが、やっぱり興味のない記事はなかなか読む気にならないですよね。
そこで今回は、プロ野球やJリーグに比べ少し知名度の低いBリーグを紹介していきたいと思います。
プロ野球ファン、そしてJリーグファンにこそ、Bリーグはオススメなのです!
1.Bリーグってなんぞ?
Bリーグというのは、「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ」のことです。読んで字のごとしですね。
バスケットボール自体は「スラムダンク」の流行もあって日本では人気スポーツの一つですが、Bリーグができたのはついこのあいだの2016年のことです。なぜこんなに遅れたのか?を簡単に説明します。
まず、日本でバスケのプロ化が検討されたのは1993年のことです。1993年といえば?そう、Jリーグ開幕の年ですよね!Jリーグの影響はこんなところにも波及していたんです。
実際に日本初のプロバスケチームが誕生したのはそれから7年後の2000年、アオーレ長岡の記事で登場した「新潟アルビレックスBB」です。
こちらもよければ。
が、同じリーグで戦っていた実業団のチームは、一向にプロ化が進みませんでした。
プロ化するには集客とかをちゃんとやらないといけないので、結構ハードルが高いんですよね…。
しびれを切らした新潟は、さいたまブロンコスとともにリーグを脱退、2004年には全6チームで勝手に日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)を立ち上げます。
これにより、日本には二つのトップレベルのリーグが並立するという極めていびつな形となりました。
しばらくそのままでいたのですが、2013年にはついに大事件が起きてしまいます。
1国1リーグをよしとする国際バスケットボール連盟(FIBA)が、「このままじゃ2020の東京オリンピックに出させないぞ?」と脅しをかけてきたのです!
やばい、このままじゃまずい、とみんな思っていたのですが、長年のしがらみは大きく、一向に話は進みませんでした。
そして2015年、FIBAはついにブチ切れ、あの人を召喚します。そう、Jリーグを立ち上げた川渕キャプテンです!きっと藁にもすがる想いだったのでしょう…。
川渕キャプテンはおおなたをふるい、そしてJリーグでの経験を生かして、ものの数か月でBリーグ発足へとこぎつけました。いや早いな!今まで何だったんだよ!と言いたくなります。
そんなこんなで、2016年9月22日、いよいよBリーグが開幕します。
対戦カードは、元実業団チーム代表のアルバルク東京vs元bjリーグ代表の琉球ゴールデンキングス!
いよいよ二つのリーグが融合して、新時代の幕開けという感じですよね!
そんな開幕戦の様子がこちら↓
アルバルク東京vs琉球ゴールデンキングス|B.LEAGUE開幕戦 GAME1 Highlights|09.22.2016
なんすかこれ。いいプレーが決まるたびにコートがスクリーンに早変わりして、超カッコいいんですけど!選手には滑りやすくて不評だったようですが😅
2.Bリーグには夢がある!
BリーグはJリーグと同じくB1、B2、B3と3つのカテゴリーがあり、B1には2020-2021シーズンには東地区西地区各10チーム計20チームが参戦します。
・東地区
レバンガ北海道
秋田ノーザンハピネッツ
宇都宮ブレックス
千葉ジェッツ
アルバルク東京
サンロッカーズ渋谷
川崎ブレイブサンダース
横浜ビーコルセアーズ
新潟アルビレックスBB
富山グラウジーズ
・西地区
信州ブレイブウォリアーズ
三遠ネオフェニックス
シーホース三河
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
滋賀レイクスターズ
京都ハンナリーズ
大阪エヴェッサ
島根スサノオマジック
広島ドラゴンフライズ
琉球ゴールデンキングス
各チームの紹介は私のアリーナ紹介とある程度内容が被るので省略しますが、何かお気付きになりませんか?
そう、大都市でない街のチームが結構多いんです。バスケは他の競技と比べてコンパクトにチームが作れるので、大都市でなくてもやっていけるんですね。
現に、Bリーグの初代王者は宇都宮ブレックスです(当時は栃木ブレックスですが)。人口50万前後の宇都宮が日本一になるなんて、なんだか夢がありませんか?
3.おススメしたい理由1・誰でもウェルカム!
あんまり言いたくはないのですが、プロ野球やJリーグって歴史が長いせいでいろいろしがらみやいがみ合いが多いですよね?
それこそがやりがいだ!と思う人もいるかもしれませんし、いいライバル関係はスポーツのだいご味でもあります。しかし、やりすぎてしまうとあんまり気分のいいものではないし、なによりご新規のお客さんは引いてしまいます。
その点Bリーグは心配無用!どのチームも変ないざこざはなく、野球やサッカーのチームともしょっちゅうコラボをして仲良くやっています。
特にレバンガ北海道と北海道日本ハムファイターズの関係は異常ともいえるほど良好です。
Jリーグでいえば、川崎ブレイブサンダースと川崎フロンターレが好例ですね。お互い高めあってるなあ、という感じです。
Bリーグは後発の強みを生かして、誰でもウェルカムな雰囲気づくりを成功させています。
4.おススメしたい理由2・時期が被らない!
「そうは言っても、野球やサッカーを見るので忙しいからなあ…」なんて思いませんか?
その点も大丈夫です!Bリーグのシーズンは10月~翌年の5月なので、野球やサッカーのオフシーズンのすき間を埋めてくれるのです!
まあ、正確に言うとちょっと被ってはしまうのですが、メインでプロ野球やJリーグを見て、サブでBリーグを見るなんてことも可能です。
しかもBリーグは基本土日に2試合あるので、どちらかをサッカー、空いた日をバスケにもできますし、川崎なんかは親子ゲームも実施しています。週末の楽しみが2倍に増えますね!
5.おススメしたい理由3・試合が面白い!
とにかく試合が派手!非常に面白いです。
野球なら二けた得点ならとったなあ、サッカーなら3点取ればとったなあ、という感じですよね。
しかしバスケは平気で80点ぐらい取ります。100点ぐらい取ってやっととったなあ、という感じです。
そしてそれゆえ大逆転も起きやすい!20点差くらいなら平気でひっくり返ります。アメスポは本当に見ていて気持ちいいですね。
いかがでしょうかこの盛り上がり!
このように勝敗が最後の1秒でひっくり返ってしまうのがバスケの面白さです。
もちろん得点の大きさが面白さと比例するわけではないのですが、ダンクの応酬、体のぶつかり合い、華麗なスリーポイントシュートなど、頭を空っぽにしても楽しいです。
もちろん、詳しく知るほど戦術も分かってきて深みも増してきます。
ただ、ルールがちょっと複雑、という欠点があります。でも体育の時間にバスケはやるのである程度はわかるはずですし、最初はそれで十分です。
そして見ていれば勝手に覚えます。別に野球やサッカーのルールも本を読んで勉強したりしないですよね?それと同じです。
6.まとめ
いやー、Bリーグの面白さを伝えたくてつい熱くなってしまいました。ほかにもアリーナの演出とか、グルメとか、まだまだ書きたいことは多いのですが、それは私のアリーナ紹介の記事に任せることにします。
レベルがNBAと比べると見劣りする、という意見も聞かれますが、それを言い始めてしまったらプロ野球やJリーグだって見る価値がないことになってしまいます。
こんなに身近にプロバスケを楽しめる環境が整ったのですから、つべこべ言わずにまずは最初の一歩を踏み出してみませんか?私も何気なく見に行ってハマったクチです。
一人でもBリーグに興味を持つ人が増えてほしいですね。
他のコラムはこちらからどうぞ↓