スタ辞苑〜全国スタジアム観戦記〜

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日本にあるスタジアムの数を数えてみよう【コラムその131】

ただひたすらスポーツを見に行き、その思い出を記録している弊ブログ。

 

しかし一体、日本にはスタジアムがいくつあるんだ!?いつになったら終わるんだ!?

 

…とふと思ったので、そのを調べてみます。

(今回は下記サイトのデータを拝借いたします、ていうかこのサイト何でもそろっててヤバイ…)

todo-ran.com

1.野球場

日本にある野球場の数は、ずばり7013ヶ所!とのこと。お、多いな…。

プロ野球で使われる球場がたかだか13しかないことを考えると、全体のたった0.2%しかないことになります。

プロ野球の球場は日本にある球場の本当にごくごく一部でしかないのです。

 

ちなみに今回のデータでは「一般の利用に供する目的で地方公共団体,独立行政法人又は民間が設置したスポーツ施設」を定義していて、学校の施設などは含んでいないとのこと。

日本には高校・大学の専用球場もまた多くあるので、それを含んだら7000では済まない可能性が高いですね…。

 

せっかくいろいろ細かいデータを用意していただいているのでもうちょっと見てみます。

一番数が多いのは東京都の624ヶ所。当たり前に思えるかもしれませんが、面積で言えば全国45位の東京にこれだけ密集しているというのはある意味異様な状態です。

日本人は野球に飢えているんですねえ…。

 

一方で日本を代表するもう一つの都市大阪は127ヶ所で20位、また兵庫県は132ヶ所で18位。

野球が盛んな印象のある関西ですが、実は慢性的な野球場不足に悩まされているのです。

 

東京に次ぐ2位は北海道の620ヶ所。理由はもちろん北海道が「でっかいどう」だからでしょう。

これだけ数が多くても、近くの球場まではものすごい距離があったりするんでしょうね。

 

一方で少ない方を見てみると、山口や高知が36か所、徳島が37ヶ所。

野球の盛んなイメージのある四国ですが、意外と球場の数は多くないようです。

記事中でも述べられていますが、野球熱と野球場の数はあんまり相関がないみたいですね。

 

2.陸上競技場

続いてサッカー場

…と言いたいところですが、サッカー場に関してはデータがありません

 

Jリーグでも球技専用スタジアム、陸上競技場が混在している状況ですし、なかなか判断が難しいところですね…。

とりあえず今回は陸上競技場で代用したいと思います。

 

その数はずばり、926ヶ所!

野球場に比べると10分の1程度なんですね。

 

サッカー場の数は正確には分かりませんが、Jリーグにおいては現状およそ半数が球技専用スタジアムで、すなわち30ヶ所くらい。

↓下記の記事で調べています。

sportskansen.hatenablog.jp

JFL以下で専用スタジアムを持っているところはそうは多くないでしょうから、プロの興行ができる規模となると30程度ということになります。

 

興行と関係のない球技場はもっと多いはずですが、データがないので正確な数までは把握できません。

フェルミ推定が得意な人がいたら考えてみて欲しいです…。

 

ちなみにGoogleマップで見てみると、なんとなくサッカー場は陸上競技場の2倍くらいの数がある感じがするので、2000箇所くらいはあるでしょうか?

 

さて陸上競技場に話を戻して、都道府県別でみてみると、1位が北海道で60ヶ所、2位が東京で47ヶ所。

北海道は雪も大変そうですし、野球場と合わせて施設を維持するだけでもお金がかかるでしょうね…。

 

また鹿児島に36ヶ所、沖縄に34ヶ所と、南国に多いのも特徴的です。

Jリーグのクラブがキャンプを張るとか、そういった事情もあるのでしょうか?

 

また野球場でもそうですが、地味に埼玉が上位にいます。

東京だけでは賄いきれないから埼玉の広い土地に作ってる、という印象を受けます。

東京は本当に人が多いですね…。

 

ちなみにこっちも徳島、香川、高知といった四国勢が下位にいます。四国の人たちはどういうスポーツをやってるんだ…?

純粋に山だらけでなかなか作れないのかもしれませんけどね。

 

3.体育館

続いて体育館は、ずばり9097軒!めちゃくちゃ多い!

前述の通り学校の施設は含んでいないので、それを合わせたらおそらく数万はあるでしょう。

体育館は小さいし、屋根があって非常時にも有用なので数はとにかく多いんでしょうね。

 

そして最も多いのはやっぱり北海道の536軒。

その次は長野の331軒。他にも福島や新潟、岩手、秋田が上の方に来ていて、なんとなく雪の多い地方が多い印象を受けます。

 

また熊本や神奈川などが多いのですが、理由は不明です。もちろん人口の多さもあるでしょうが…。

 

一方で全国で最も少ないのは沖縄で68軒。やっぱり外が好きなんでしょうねえ。

そしてまたまた香川や高知が下の方に。四国の人は運動できているのか…?

 

4.その他もろもろ

せっかくいろいろデータをそろえていただいているので、他にもいろいろ見てみましょう。

 

ボウリング場:380ヶ所

カラオケと並ぶレジャーの印象のあるボウリングですが、数は意外と少ないですね。

三重や福井は1軒しかないみたいです。学生が放課後にボウリングしにいく、みたいなことはあんまりないのかな…?

 

ただ可能性として、もしかしたらラウンドワンみたいなレジャー施設はカウントしていないのかもしれません。

だとすると古くからあるボウリング場だけが対象になっているということなので、こんな数字になるのでしょう。

ラウンドワン以外でこれから新しくボウリング場ができるっていうことはなかなかないでしょうしね…。

 

スキー・スノーボード場:717ヶ所

ボウリング場より多い!?これは意外でした。

北海道で198ヶ所、長野で135ヶ所もあります。雪国はそれだけスキーやスノボがメジャースポーツなんですね。

 

一つもないのは茨城、千葉、東京、三重、大阪、和歌山、徳島、長崎、熊本、大分、鹿児島、沖縄。

逆に言うとそれ以外にはあるらしいです。神奈川にスキー場なんてあったっけ…?

 

ゴルフ場:2343ヶ所

広大な面積が必要なゴルフ場ですが、にもかかわらず非常に多いです。

日本人はゴルフが大好きですね。

 

もちろん北海道が一番多いですが、二番目は千葉です。

休日に朝早く起きて千葉のゴルフ場に行く、っていうのは関東のサラリーマンの日常です。ちょっと古いですけどね。

ちなみに東京は35位です。さすがに東京にゴルフ場を作るのは難しいのでしょう。

 

土俵・相撲場:446ヶ所

常設の土俵ってそんなにあるの?って感じですが、あるみたいです。

多いところから順に鹿児島、青森、佐賀…。根拠はないけど、なんだか力士の多そうな場所だ。

 

京都は何となく多そうですが2ヶ所しかなく全国最下位。

別に御所があるからとかそういうのは関係ないみたいです。

 

水泳プール:5419ヶ所

プールはさすがの多さですね。

いわゆる流れるプールとか、学校のプールはカウントされていないので、体育館並みに多い可能性があります。

 

こちらも一番多いのは北海道。北海道と言えど夏は暑いですからね…。

さすがに冬に入る人はいないでしょう。

 

後は東京、神奈川、大阪、愛知といった順当な大都市が並びます。

ある意味で一番イメージと数が合致しやすいスポーツ施設かもしれません。

 

5.まとめ

以上、日本全国のスポーツ施設の数を数えてみました。

競技ごとの特性、地域ごとの特性も色々見えてきて非常に面白かったです。

 

しかしこれだけあると、全部行くなら1日に1つ行っても100年くらいはかかるでしょうかねえ…。

ちょっと頑張って長生きしないといけませんね。

 

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sportskansen.hatenablog.jp