注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
ナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)は、1997年開場、愛知県名古屋市にある中日ドラゴンズの本拠地。
ドラゴンズ黄金期となる落合監督時代には、ナゴヤドームでの勝率が7割を超えるシーズンもあるなど、まさに鉄壁を誇る球場であった。
アレックス、英智、福留などナゴヤドームの広さを生かしたゴールデングラブ級の外野を揃え、
岩瀬や浅尾といった投手王国と言われる鉄壁のリリーフ陣、アライバや谷繁といった名球会級の内野陣を擁し、
「1点をもぎ取り1点を守り抜く」というチームスタイルで4度の優勝、そして星野監督もなし得なかった日本一を手にした。
2007年日本一を決めた完全試合は、その頃のドラゴンズを象徴する試合であろう。
もしナゴヤドームが狭い球場であれば、もっと違うチームになっていただろう。地の利を生かすという考え方はこの時の中日ドラゴンズで広まった気がする。
日付は飛んで2020年12月10日、衝撃的なニュースが飛び込んできた。
名古屋市に本社を置く興和が命名権を取得し、「バンテリンドームナゴヤ」に変更されることとなったのである。セリーグの球場としては広島のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島に次いで2例目である。
いやあ、さすがにまだ慣れないなあ…。もう少し時間が欲しい。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄は名古屋市営地下鉄名城線ナゴヤドーム前矢田駅。残念ながら名古屋駅から行くには乗り換えが必要なため、アクセスが良いとは言いがたい。
一応、JR中央本線の大曽根駅なら名古屋駅から乗り換え無しで行けるが、20分ほど歩くので一長一短だ。
最寄から★★★★☆
ナゴヤドーム前矢田駅からは徒歩7〜8分。
ナゴヤドーム前という割にまあまあ歩くが、通路内の壁にはドラゴンズの歴史が書かれていて楽しい。
またドームまで屋根が付いているので雨に濡れずに行けるのも良い。ただ大雨の時は雨が吹き込んでくるので結局傘が必要だ。
なんせこんな土砂降りだったのでね…。ドーム球場である事に深く感謝した。
ちなみに写っているのはグッズショップで、ナゴヤドームの周りにはこうしたグッズショップがいくつかある。
また便利な事にイオンモールも併設されており、食料など必要物資はここで買い揃えることができる。
が、その対策としてペットボトルの持ち込みが禁止なので注意が必要だ。移し替えれば大丈夫だけど。
イオンモールナゴヤドーム前はドラゴンズのオフィシャルスポンサーになりました、とのこと。ていうかなってなかったのかよ!
【観戦環境】★★★★★
内野席からの眺めはこんな感じ。特に問題なく快適に観戦することができる。
外野スタンドからの眺めはこう。ちょっと遠いが球場がでかいのでしょうがない。
また、ドーム球場には珍しくエスカレーターが付いているので、上の階でもラクラク移動できるのは大きなポイントだ。
【雰囲気】★★★★☆
ビジターでの中日ファンは「レフドラ」(レフトスタンドのドラゴンズファン)と呼ばれ非常に熱いが、地元名古屋のファンももちろん熱い。
んで、ビジョンもでかくしてすごい良いのだが、ちと演出がダサい…。
基本ナゴヤドームではジェット風船は飛ばさないが、この日はイベントだったので特別に配布された。この人数だとなかなか壮観だ。
飛ばすタイミングが分からなくてちょっとズレてたけどそれはしょうがない。
また球場内にはドラゴンズのギャラリーがあり、日本一のペナントや歴代のユニフォームを見ることが出来る。ドラゴンズファンならここで半日語りあえるだろう。
【グルメ】★★★☆☆
味噌ダレの串カツとナゴヤドーム名物と書いてあったドラゴンポテトを頂いたが、冷めてるしフニャフニャだしうーん…。
きっと私がチョイスを間違えたのだろう、と思いたい。今度行く時はちゃんと下調べして行こう。イオンが一番良い選択肢だったら困る
この日はおまけにこんな飴を貰った。ドアラのような何かが描かれている。
【街との一体感】★★★★★
観客動員が減っただのなんだのと言われているが、2019年はなんだかんだで12球団中4番目に多い数字である。ちょいとばかりシーズンチケットの割合が大きいようだが…。
それでもアクセスの悪さ、近年の成績を考えれば、十分過ぎる数字だろう。
テレビではドラゴンズの中継はもちろん、サンデードラゴンズなどドラゴンズ関係の番組も充実している。私の名古屋出身の知り合いも結構な割合で中日ファンだったし、すっかり根付いているようだ。
独特なグルメや名古屋城などちょっと色濃い独自の文化を形成する名古屋で、その名古屋文化の一角を担っている感じがする。
【満足度】★★★★☆
キレイで楽しいボールパークが全盛の今となっては、良くも悪くも古き良き時代の球場、といった印象が強い。
そんな中でもビジョンをデカくしてみたり、照明をLEDにしてみたり少しずつ変化はしているようだ。
色々としがらみも大きいようであるが、これからのナゴヤドームがどう変化していくのか、はたまたこのままの路線を踏襲していくのか、行く末が楽しみである。
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