注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
今回は滋賀レイクスターズの試合観戦のために滋賀県立体育館(ウカルちゃんアリーナ)に行った時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
滋賀と言えばやはり琵琶湖ですが、どうしても観光となるとお隣の京都に比べて地味というイメージでした。
ただ今回の1泊2日の旅行を経て、滋賀にも魅力が満点であることが分かりました。歴史的建造物あり、美味しいグルメあり、十二分にポテンシャルの高さを感じました!
高級近江牛を頂けたのも大変思い出深いです。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・滋賀観光+滋賀グルメ
東海道新幹線で米原に行き、そこから彦根に来ました。
2日かけて滋賀を横断し、京都まで行く予定です。
駅前にいきなり平和堂がありました。
平和堂は滋賀県のローカルスーパーですが、滋賀県内に限ればシェアナンバーワンを誇ります。
今回観戦しに行く滋賀レイクスターズのユニフォームにもしっかり平和堂と書いてあります。滋賀県の象徴とも言えるスーパーです。
〇トーヨーカドーに若干ロゴが似てますが、まったく関係はありません。
彦根と言ったら、やっぱり彦根城ですよね。
というわけでやってきました。
お城ですので、坂を登っていきます。
天守閣の手前に到着しました。眺めがいいですね。
こちらが天守閣。日本に5つしかない国宝に指定されている天守閣の一つです。
決して大きいお城ではありませんが、雰囲気はバツグンです。
明治天皇が通りかかったときに保存を命じたために取り壊されなかったのだそう。本当によかったです。
あれに見えるは海…
ではなく、琵琶湖です。
琵琶湖は滋賀県の面積の6分の1を占め、滋賀県のアイデンティティとも言える存在です。滋賀レイクスターズというチーム名はもちろんここから来ています。
ここに城下町が広がっていたのでしょうか。山と琵琶湖がいっぺんに見えてとても景色がいいです。
こんなに欲張りなお城は全国見渡してもそうはありません。
ひこにゃんのパネル。
残念ながら時間が合わずひこにゃんには会えませんでした。
反対側に降りていきます。
ハクチョウがいました。かわいい。
彦根城のふもとには玄宮園という庭園があります。
水面に庭園が反射してキレイです。
街中に戻ってきました。
この辺も情緒があっていい感じです。
近江ちゃんぽんのお店「らーめん本気」に来ました。
野菜たっぷり、やさしいお味。
長崎ちゃんぽんの豚骨や鶏ガラのスープとはまるっきり違い、カツオや昆布でとった和風スープ。これリンガーハットみたいなチェーン店出来たら昨今の健康ブームと相まって結構流行るんじゃないでしょうかね。
ラーメンはもちろん美味しいですが、サービスをしてくれたのは小学生くらいの子たちでした。
えらいなあ、この年でお店の手伝いしてるんだなあ。なんだかほっこりしました。
でも遊ぶときはちゃんと遊んでね。
近江牛コロッケを食べました。100円なのにとてもおいしい。
ちょうどいいおやつです。
彦根駅に戻ってきました。
2日間琵琶湖線にお世話になります。
安土駅に来ました。
安土城跡です。
織田信長によって作られたものであり、豪華絢爛な城であったと伝わっていますが、本能寺の変ののち原因不明の出火により焼失しました。完成からわずか3年の出来事であったと言います。
もし本能寺の変がなかったら、このあたりは非常に栄えていたのかもしれません。今となっては、安土桃山時代という名前と巨大な石垣が残るのみです。
安土城跡は山の上にあるため、軽く登山していく気持ちで行きましょう。
眺めは良いです。
階段があるのでガッツリ登山ではありませんが、それにしてもなかなか苦労します。
天守閣跡に到着しました。もちろん残念ながら何もありません。
城主が天守閣で暮らすのは籠城している時ぐらいというのが一般的ですが、織田信長は実際に天守閣で暮らしていたそうです。
自らの力を誇示するためだったのでしょう。
大変眺めがいいです。
こうしてみると何もないですね…。もう少し繁栄が続いていたらこの眺めも全く違うものになっていたでしょう。
安土城は日本で初めて石垣を用いたお城だと言われています。
本当に立派な石垣です。石垣作りってものすごい頭と体を使いそうですよね。
昔の日本人の知的レベルの高さを思い知らされます。
隣には三重塔があります。室町時代に作られたもので重要文化財に指定されています。
こちらもいい景色。
彦根は栄えていますが安土は本当に何もありません。
旅情にあふれていてこういうのもまた楽しいものです。寂寥感というか。
近江八幡に来ました。ここに本日最大の目的があります。
八幡堀のあたりにきました。豊臣秀次が八幡山城を築城したときに作った水路で、城を守る軍事的な役割と琵琶湖から人や物を運ぶ水運の役割がありました。
これにより近江商人と呼ばれる人たちが活躍し、街の発展に大きな役割を果たしたと言います。
天気も相まってとてもいい写真が取れました。
水面って本当に美しいですね。
あれっ、このキャラクターどこかで見たことがあるんだけど…。
調べてみたところ、社長のお父さんが大のベイスターズファンなんだとか。でもこれ…許可取ってるのかな…。
滋賀ってカオスですね。
気を取り直して、本日の目的地レストランティファニーへ来ました。
高級そうですがカジュアルな感じで大丈夫です。お気軽。
近江牛のステーキであります。
近江牛は神戸牛、松阪牛、米沢牛と並んで三大和牛に数えられています。え、4つあるって?まあ細かいことは…。
脂身がなくとても柔らかい、きめ細かい肉質。1万円とそれなりなお値段ではありますが、近江牛のステーキが1万円で食べられるなら安い方ではないでしょうか。
良いお店でした。
今日のホテルにはシャワーしかないので、お風呂で温まるために守山駅に来ました。イルミネーションがキレイです。
途中、やけにイルミネーションが派手な神社を見つけました。
神社も生き残りが大変な時代なんですね…。
本日の終着地、そして滋賀県の県庁所在地大津です。
本日はこのカプセルホテルに宿泊。
大津駅の建物内にあります。改札を出て1分でチェックイン。
内装がかなりシャレオツ。逆に落ち着かない。
シャワールームや洗面台など。
ちょっと近未来的すぎる。
こんなオシャレなホテルで平和堂のお惣菜とお酒を楽しむ。
素晴らしいギャップ。
2日目・滋賀観光+試合観戦+滋賀グルメ
翌朝はこの辺のローカルパンの寄せ集め。無難においしい。
本当は滋賀ローカルパンであるサラダパンを購入したかったが見当たらなかった。なんとたくあんが入っているという衝撃のパン。
朝の大津。気持ちいい散歩ですがなんとなく昭和の香りがします。
もちろん琵琶湖も徒歩圏内。曇ってはいますが冬の琵琶湖もなかなか乙なもんです。
本日は京阪電車である場所へ向かいます。
このあたりはちょうど路面電車区間。
京津線は路面電車に加え地下鉄、登山電車区間がある日本で唯一の路線。これに乗るためにわざわざ訪れる人もいるほどの人気路線です。
びわ湖浜大津駅。JR大津駅からは若干歩きます。
これに乗っていきます。
終点坂本比叡山口駅に到着しました。
ここからはケーブルカーに乗って頂上を目指します。
この坂本ケーブルは日本最長の2025mを誇ります。乗りごたえはバツグンです。
ちょっとケーブルカーに乗っただけなのにこの景色!
文明の利器というのはスゴイですな。
ケーブルカーの駅からはちょっとだけ歩きます。山の上なので雪も残っていますが、道は整備されているので問題ありません。
こちらが世界遺産延暦寺の総本堂、根本中堂。
改装中なので見た目はちょっとガッカリですが、中に入るとその雰囲気に圧倒されます。残念ながら撮影は禁止ですので、是非とも足を運んで自らの目で見てみてください。
これを見てから、各地のお寺に行くたびにこの時の光景が蘇ってくるようになりました。それほどまでに強く印象に残るお寺です。
根本中堂以外にも素晴らしい建物がたくさんあって時間が足りません。
上から見る琵琶湖と滋賀の街並み。
こうしてみると中に琵琶湖があり、その周りに街があり、さらにその周りに山があるという滋賀県の構造がよく分かります。
大津に戻り昼食を食べます。
ボリュームが多いことで有名な「最後にカツ」。独特なネーミングのお店です。
うおおっ、こりゃ食いごたえがあるぜ!
もちろん味も美味しい。ボリュームがあり、コスパも最高。
かと言って食べきれないほどの量でもないです。デカ盛りの店って行くの躊躇しちゃいますけど、このお店は常識の範囲内。
腹もいっぱいになったので琵琶湖沿いに散歩します。こうしてみると本当に海にしか見えない大きさ。
比叡山の方角。あの頂上付近までケーブルカーが伸びているってすごい。
そしてそんなところに延暦寺を作った人たちはもっとすごい。
外来魚回収ボックスなんてのを見つけました。ブラックバスとブルーギルはリリース禁止です。
誰がブルーギルを日本に持ち込んだか…それは秘密です。
まあ、色々な事情があったんですよ。いろいろ。
そして本日の目的地ウカルちゃんアリーナに来ました。ちょっと古いですが大事に使われています。
帰りも京阪電車に乗ります。
本日の終着地、京都に着きました。
京うどんで本日の〆です。優しいお味であったまりますねえ。
京都駅はこんなことになってました。この日は年明け早々なのでした。
ちょっとだけお正月気分を味わうことができました。
まとめ
ミルクボーイには「滋賀は何もない」なんて言われちゃってますが、確かに渋いですがなかなかに面白い場所も多いです。
特に延暦寺なんかはまさしく人生が変わる場所になりうるくらいの荘厳さがあります。アレは京都のものだと言われるとつらいところですが…。
今回は琵琶湖の南側にしか言っていませんので、今度は琵琶湖をぐるっと一周するくらいやってみたいですね。琵琶湖の北には何があるんだろう?
考えただけでワクワクします。
その他の遠征記についてはこちら!↓