注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は陸上日本選手権と京都サンガFCの試合観戦のためにヤンマースタジアム長居とサンガスタジアム byKYOCERAを訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
元々は大阪で陸上を見に行く予定だったのですが、直前に京都サンガの試合を見に行けることに気付き、慌てて予定を組みなおしました。
まさに「そうだ京都、行こう」というような突発的な旅になりました(笑)
簡単な旅程は下記のとおりです。
また、以前大阪を訪れた旅行記はこちらです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・京都で試合観戦
まずは朝から大阪へ。
天王寺駅は非常に大きく、大阪においては梅田やなんばに次ぐくらいの栄え具合を誇っています。
しかし、俗にいうミナミには天王寺は含まれないことが多いようです。この辺の感覚は地元民じゃないと分からぬ…。
阪和線に乗って長居駅に来ました。
一つ目の目的地、ヤンマースタジアム長居に来ました。本日は陸上日本選手権が行われます。
ヤンマースタジアムはワールドカップも行われた関西を代表するスタジアムですが、現在ではサッカースタジアムとしての役目をほかのスタジアムに譲った印象があります。
これだけの立派なスタジアムが使われなくなるのは寂しいですが、時代の流れですかね…。
隣には、改修を機にセレッソ大阪のホームとなった桜スタジアムがあります。今度また訪れたいですね。
大阪駅に戻ってきました。この開放感のある独特のデザインがめちゃくちゃ好きなんですよね。
東京にはない感じの面白い駅です。
ちなみに、私鉄の方は梅田駅、地元民はこのあたりのことを梅田ということが多いので注意しましょう。
新快速に乗って京都に来ました。
関西の新快速は私鉄との競争で鍛え上げられているため、時速130キロと爆速なことで知られています。
実際、大阪から京都への間に二駅しかありません。新幹線は大阪駅には止まらないので、大阪から京都に行くなら実質新幹線に乗るより速いほどです。
大阪は東京に比べても私鉄が強いので、その分JRも必死になってるんですよね。
利用客としてはとてもありがたいですが、それが行き過ぎてしまうと悲惨な事故につながってしまうこともあるので、客側もあんまり求めすぎないことが大事でしょう…。
京都でホテルにチェックイン…。
というか、ここは受付に人がいない珍しいホテルでした。その分値段は安いのですが、セキュリティに少し不安はあるのでそこは良しあしですね。
コスパとしては申し分ないです。
京都のローカルパン屋さん、SIZUYAでパンをたくさん買ってきました。
意外に思われる方もいるかもしれませんが、京都は神戸とパンの消費量全国一位を争っているのです。
このSIZUYAをはじめ京都にはパンのローカルチェーンも点在し、おいしいパンを追及しているお店が多い印象です。
京都といえば伝統を重んずる街という印象が強いですが、その一方でおいしいとあらば新しいものでもどんどん取り入れる気質を持っている人が多いのかもしれませんね。
SIZUYAではハムと玉ねぎを挟んだカルネというパンが名物になっていて、ほかにもいろんな具材を挟んだカルネが販売されています。
もちろん、どれもとてもおいしいパンでした。
少しホテルで休憩して、亀岡に向かいます。
道中山を突っ切っていくため、非常に景色がいいのが印象的でした。とても混雑していてあまり楽しむ余裕はありませんでしたが…。
今度じっくり楽しみたい。
京都サンガのホーム、サンガスタジアムby KYOCERAに来ました。
球技専用というだけあり、非常に見やすいスタジアムです。
さすが、20年以上の月日をかけて作られた難産のスタジアムです。京都もなかなか大変でしたねえ…。
夜のスタジアムもなかなか素敵です。
2日目・京都グルメ
朝の抜け殻。ここチェックアウトが13時なのですごく便利。
とはいえ13時まで何もしないのも暇なので散歩がてら朝ごはんを食べに行きます。
朝の京都駅。
京都といえば観光のイメージが強いですが、100万都市ですし産業都市でもあります。
ゆえに駅前も大都市の様相を呈しています。
その代わり、景観を守るため高さ制限があり高層ビルがないのも特徴です。
そんな京都駅から歩いてすぐのところに、東本願寺があります。
ちょっと散歩するだけで面白い寺社があるのが京都の魅力です。
入り口にある門は世界最大級なんだとか(説明書き調べ)。
京都駅からちょっと歩くだけでワールドクラスの寺社があるのです。
中も立派です。無料で中も見学できますが、撮影は禁止です。
ここも日本最大級の広さで圧巻なので、京都にお越しの際は隙間時間での見学がおススメです。
東本願寺から京都駅方向を見ると、右手に京都タワーがあります。建物の高さが規制されている京都においては異例の高さで、京都で一番高い建物です。
ここに上って行き先を決めるなんてのも楽しいかもしれませんね。
朝は京都ラーメンで。今回食べた新福菜館と第一旭は京都のラーメン人気を二分する存在ですが、場所も隣同士、営業時間も似ていてバチバチにやり合っています。
醤油がガツンと聞いて香ばしく、何より九条ネギがシャキシャキとても美味しかったです。
店からホテルまでは橋で線路をまたいで反対側です。
橋の上から京都駅を横から見ることができます。この角度で見るのもなかなか面白いですね。
ホテルで一休みした後、稲荷駅に来ました。駅の外装がまさに神社ですね。
伏見稲荷に来ました。全国にある稲荷神社の総本社で、多くの人でにぎわっています。
伏見稲荷の名物といえば、やはり千本鳥居でしょう。
とても見栄えがいいですし歩いていて楽しくなります。
ただ、鳥居を全部見ようとすると軽くハイキングする感じになるので、ちゃんと見たいときは装備や体力、時間に余裕を持って行った方がいいでしょう。
雰囲気を見るだけならすぐ引き返してくれば大丈夫です。
ちなみに千本鳥居と言われているエリアでは約800基、稲荷山全体では約1万基の鳥居があると言われています。
伏見稲荷を出て、一路京都駅まで鴨川沿いに歩いてみます。電車で二駅、40分ほどでしょうか。
こういう何でもない道を歩いて、その土地の空気を感じるのもまた旅の楽しみです。
しばらく歩くと見えてくるのは…
京都の闇、崇仁地区です。
見るからにぼろぼろの車、建物があり、明らかに異様な雰囲気を呈しています。
このあたりは江戸時代から被差別部落として知られており、京都駅から徒歩数分という好立地でありながらインフラも整備されておらず、アンタッチャブルな土地として長年放置されてきました。
屋根が傾いていたりボロボロだったり、現代の日本とは思えないような建物が並びます。
ただその中に一軒お好み屋さんがあったのですが、外見はボロボロながらも中では楽しそうにお酒を飲んでいるのが印象的でした。
この街にはこの街なりの秩序、というのがあるのかなと感じました。
ここには銀行の建物を使った資料館があるのですが、コロナなのか休日だからなのか閉館していました。
差別の歴史を学ぶことができるようですが、個人的には差別があった歴史はそろそろ積極的に伝えていかなくてもいい時期になってきたのではないかな、と感じています。
というのも、この地区は高齢化のためか住人の立ち退きが進んでいるのですね。
2023年には京都駅から数分という好立地を生かして、京都芸術大学がキャンパスを置くことになっています。
それに伴い、再開発も一気に進み地価も高騰しています。まるで止まっていた時計が急に高速で回りだしたかのようです。
この街は数年のうちに学生街となり、活気にあふれることになるでしょう。
それならば、差別があったことを伝えていくよりも、徐々に風化していくくらいの方がいいのではないかと思うのです。
もちろん、街の歴史として学んでおくのは大事なことですけどね。
さて、お昼は京都駅でいただきます。
京のカレーうどん屋さんが並んでいたので、近くにあるつくもうどんに入ってみました。
このお店はいりこだしを使っているのが特徴で、名物はたっぷりの鶏卵を使ったカレーうどん。
なかなか濃厚で大変美味しかったです。しかし朝ラーのあとにご飯つきうどんはなかなかのボリューム…。
京都駅を正面から。
この駅ビルはあまりに斬新で京都の景観を壊しているという向きもあるようですが、新しいもの好きが多い京都の玄関口としてはむしろぴったりな感じもします。
確かに、金沢駅みたいにうまく地元文化を取り入れた駅舎でもよかったかもしれませんが…。
でも解放感もあって建物としては大阪駅に並ぶくらいとても素敵です。
関西の駅はどこも見ていて面白いですよね。
出発まで時間があったので、抹茶ソフトを食べました。うまあい。
お土産は生八つ橋。そして京都福寿園の伊右衛門。
って、伊右衛門は全国どこでも買えますけど、やっぱり京都にいると何となく手に取ってしまいますね。私は基本的にお~いお茶派なのに。
観光客は不思議な生き物です。
まとめ
以上、ざっくりではありますが京都を観光しました。
本当に突発的な計画で時間もなかったためあんまり観光らしい観光はできませんでしたが、それでも素敵な寺社や歴史も学べて楽しい旅でした。
京都は適当に観光しててもとても面白い場所なので、やっぱり人が集まる理由もわかります。
一生通い続けても楽しめるだろうなあと感じました。またすぐにでも行きたいなあ。
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