注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は滋賀レイクスターズおよび三遠ネオフェニックスの試合観戦のためにYMITアリーナ、浜松アリーナを訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
たまたまYMITアリーナと浜松アリーナという普段は試合が行われない場所での試合が設定されていたので、かなり無理やり予定を組んでの旅行となりました。
そのおかげで、まるで一貫性のないカオスな旅になったと思います(笑)
とはいえ滋賀県草津市、そして静岡県浜松市は大きな街ではありますがなかなか訪れる機会のない場所ですので、いい経験になりました。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・滋賀で試合観戦+滋賀グルメ
今回は小田原から出発。小田原には一部のひかりが停車するのでひかり停車駅に行く場合は便利なのです。
来ました来ました。いつになっても新幹線に乗って遠出をするワクワクというのは消えないものです。
本日は冬晴れのいい天気!富士山がこれほどきれいに見える日は初めてでした。
米原で乗り継ぎ、膳所駅に来ました。滋賀レイクスターズのホームウカルちゃんアリーナの最寄り駅です。
ただ、今日の目的地はここではありません。
前回行った時にはなかったこのボードを見るために来ました。
Bリーグも全体的に街への根付き度がどんどんアップしているように思います。
ウカルちゃんアリーナを訪れた時の記事はこちら。
そして日本一大きな湖、琵琶湖に来ました。
相変わらずなんてでかい湖なんだ。滋賀県の人が海水浴に行くというのは、琵琶湖に行くことを指すんだそうです。
米原駅において、屈指の人気を誇るのがこの「湖北のおはなし」という駅弁。あまりの人気のためすぐに売り切れてしまうそうです。
今回は割と朝早めに行ったので問題なく購入することができました。
とにかくもう箱から風呂敷から雰囲気からしてなかなかのツワモノであることは明らかです。
なるほどなるほど、見た目的には地味なおかずが並んでいるものの、一品一品の完成度が高くそんじょそこらの駅弁では味わえないものです。
一口一口かみしめながらいただきました。ご飯もそれ単体だけで食べられるぐらいしっとりとして甘みがあります。お弁当として食べることを計算しつくされているようです。
大変美味しいのですが、しかしヘルシーすぎてこれだけだとお腹がいっぱいにはならないのが玉にキズ(;^_^
ウカルちゃんアリーナのすぐ横の公園にはSLがあります。中に入れなくて残念。
しばらくは琵琶湖沿いを歩いていきます。こんないい天気なら歩き甲斐があるでな。
琵琶湖を渡るには大きく分けて二つの橋があるのですが、こちらは南側にある近江大橋。
県庁所在地の大津と今伸び盛りの草津を結ぶため、こちらの方が需要が大きいのではないかと思います。
中央には境目があります。どちらも〇津になっていることはここで初めて気づきました。
津には「船着き場」という意味があるらしいので、どちらもおそらく琵琶湖に由来する地名ではないでしょうか。
ド田舎、とまではいいませんがのんびりした風景が続きます。
道中、立木神社と呼ばれる立派な神社があったのでお参りしました。
草津は中山道、東海道の分岐点であったことから江戸時代より大変にぎわった街なのですが、そういった場所柄にあってこの立木神社も交通安全の神社として信仰されました。
東海道線沿いにはこうした交通安全の神社が大量にあるそうです。
そして草津宿本陣に来ました。本陣というのは江戸時代大名などの偉い人たちが寝泊まりする場所で、この草津宿は現存するものでは最大規模を誇ります。
最大規模、といっても今の建物の基準からするとだいぶ小さいように思います。
天井なんか低すぎて頭ぶつけそうになります。当時の日本人はだいぶ小さかったんだなあ。
ここは確かお風呂だったかと思います。ここでお湯流したら木腐っちゃいそうだけどな…。
こんな感じでいろいろ見て回れるので、草津に行く場合は是非とも訪れてほしい場所です。
食料品等を調達するため、平和堂に来ました。さっきまでの建物と違ってずいぶん派手な見た目だ…目がチカチカする…。
平和堂というのは滋賀県のローカルスーパーで、滋賀県においてはイオンですらこの平和堂の牙城を崩せません。
平和堂のポイントカードは滋賀県民の必需品なんだそうです。
草津市街。大きなマンションも散見され、ベッドタウンとして近年注目されています。少子高齢化の進む日本において数少ない人口増加傾向にある街です。
草津駅前には草津宿を記念した碑も建っています。
この大通りを通って本日の目的地に向かいます。
こちらが本日の目的地、YMITアリーナ。滋賀レイクスターズのサブアリーナです。
決して大きくはありませんが、何せ出来立てホヤホヤなので非常にキレイで快適でした。
今日の夕飯は草津駅前にあった近江ちゃんぽんのお店。
ちゃんぽんというと長崎のイメージですが、こちらの近江ちゃんぽんは和風だしをとっており、あっさりしていてそれでいてコクがある優しいお味。
旅先ではどうしても野菜が取れないので、こうやって野菜をとれるご当地グルメというのは大変重宝します。野菜をたくさんとると翌日の体の調子がとってもいいんですよね。
というわけで寝ました。
2日目・浜松で試合観戦+浜松グルメ
平和堂で買ってきた朝食とかいろいろ。
手前のうばがもちというのは草津の名物で、戦国時代近江の守護大名であった六角義賢からひ孫を預かった乳母が、養育費捻出のため東海道と中山道が合流する餅を売ったのが始まり。徳川家康や松尾芭蕉が広めたことで人気に火が付きました。
それが現代まで続いているわけですからそりゃおいしいわけです。
ちなみに写真には撮ってませんが、実物は餅をあんこで包んでいて、上の部分だけちょびっと白いお餅が飛び出ている形状をしています。なんとこれは乳房を表現しているらしいです。
やらしいわねえ。
こちらは草津川跡地公園。
草津川は川の底が民家よりも高い位置にある、いわゆる天井川として知られていたのですが、そんなんじゃ危ないでしょってことで川の流れが変えられこちらには水が来ないようになりました。
その跡地を利用したのがこちらの公園です。って名称そのままですね。
イベントスペースなども設けられちょっとオシャレな今風の公園になっています。
草津も堪能したので、滋賀県を離れます。まだ滋賀の県北とかいったことないんですよね。
浜松までのしばしの旅。
途中、名古屋駅で乗り換えがあったので天むすを買ってきました。
本当はきしめんを食べたかったのですが、万が一乗り遅れたら面倒なので天むすにしました。
なかなか天むすも食べる機会がないですからね。
浜松では昼食をとれないので、これが実質的に昼食です。
おにぎりが5個も入っていますからそりゃもう十分なエネルギー源になります。これ食べておいて本当に良かった。
倒れたらシャレになりませんからね。
浜松に到着。浜松は音楽の街としてもしられ、世界的な楽器メーカーである河合楽器の本社があります。ピアノのシェアでは世界第2位を誇ります。
そんなわけで駅の中にピアノが展示されています。オシャレだなあ。
浜松から一駅、天竜川駅に到着。
浜松アリーナに来ました。三遠ネオフェニックスのサブアリーナで、かつては実質的な本拠地でした。
しかし入り口が殺風景でなんとも寂しい…。一度本拠地を手放すとこうなっちゃうんですかね。
でも中は快適でしたよ。
そして浜松駅まで歩いてみました。浜松は静岡県2番目の政令指定都市なので、駅前も大都市です。
浜松餃子を食べました。野菜たっぷりで一つ一つが軽く、たくさん食べられます。
近年は各地に餃子の街が乱立していますが、やっぱり基本的には宇都宮と浜松のツートップであるように思います。
浜松餃子は大正時代からの歴史があり、浜松としては歴史の長さで日本一を主張しているようです。
ほかの餃子の街は戦後満州から持ち帰ったのが始まりであるところが多いですからね。
浜松駅に戻ったところ、今度はヤマハの楽器が置いてありました。ヤマハの方は世界最大の楽器メーカーとして知られ、ピアノの世界シェアが第1位なのです。
浜松がピアノの世界1位2位を独占しているのだから、そりゃ楽器の街として大手を振って歩けるわけです。というか河合楽器がヤマハから独立してできた会社なのですが。
もちろんそれ以外にも多くの楽器メーカーが浜松に拠点を置いています。
というわけで駆け足になった1泊2日の旅も終わり。結局旅のコンセプトはブレブレでしたが(笑)
まとめ
愛知を挟む草津・浜松をたどる旅でした。
日程の関係上こんな無理やりな旅行になってしまったのですが、それでも草津にはこれまで行ったことがなく、住宅地としての側面しか知りませんでしたが、戦国時代から続く草津の歴史を学ぶことができて大変楽しかったです。
Bリーグでは大都市だけでなく県内の2番目、3番目の都市で開催されることも多いので、全国各地を旅するきっかけにするにはとても良いですね。
今後もBリーグをきっかけにいろいろな街をめぐってみたいです。
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