注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回はジュビロ磐田、HondaFCの試合観戦のためにヤマハスタジアム、Honda都田サッカー場を訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
2日で2試合を巡る旅だったこと、そして行き慣れた静岡ということもありあまり観光には時間を割きませんでした。
その代わり、静岡名物さわやかに行きました。さわやかなさわやか旅です。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・ヤマハスタジアムで試合観戦+静岡グルメ
東海道線で東京から静岡に行くときは、進行方向左側に海が広がるのでオススメです。
新幹線に乗るときは右側に富士山が見えるのでそちらもおすすめ。
以前来た時にはなかった御厨駅で下車。実質ヤマハ専用駅です。
ヤマハスタジアムは文字通りヤマハの敷地内にあります。
周りはヤマハの建物だらけ。
大きなヤマハゲート、そしてヤマハの本社や工場があります。ここでヤマハ発動機について少しご紹介。
ヤマハ発動機は静岡県磐田市に本社を置く1955年に創立されたメーカーで、特にオートバイで有名です。
ヤマハとは名前が近いので非常に混同しやすいのですが、ヤマハは1897年に創立された音楽関係を主に扱うメーカーで、ヤマハ発動機はそこから分離して生まれたメーカー。
ロゴも非常に似ていますが細かな違いがあり、れっきとした別会社なのです。
ではなぜヤマハ発動機が生まれたかというと、戦時中飛行機のプロペラなどを作っていた(作らされていた?)ヤマハの技術を平和利用しよう、ということになったのがきっかけ。
それぞれオートバイと音楽関係で世界的な企業に成長しましたが、業界の大きさの違いもあってかヤマハ発動機の方が売り上げが2倍以上多いそうです。
なんだかトヨタ自動車と豊田自動織機の関係にも似ている気がします。
とはいえ、どちらも日経平均株価の構成銘柄に入っている一流企業です。
そんなヤマハ発動機の地域貢献活動の一つが、本社内にあるヤマハコミュニケーションプラザ。
3階建てになっており、ヤマハ発動機の製品、そして企業の展示を見ることができます。
全て無料です。なんていい響き…。
バイク好きの人が行ったら丸一日いられるでしょうね。実際外にははるばるやってきたであろう人たちのバイクがずらっと並んでいました。
この建物の3階からはヤマハスタジアムの全景を見ることができます。
というわけでヤマハスタジアムに来ました。
3,4年ぶりに来ましたが、改めていいスタジアムだなあと思いました。
こんなスタジアムを作れるヤマハとジュビロはやはりすごいです。
帰る途中、東海道の宿場の一つ見附宿を通りました。
擬洋風建築で作られた旧見附学校などがあり見どころも多いのですが、今回は時間がなく断念。
また今度磐田に来た時に行ってみたいですね。
同じく擬洋風建築で作られた旧開智学校はこちら。
急いだ理由はこちら、静岡名物炭焼きハンバーグさわやか!
静岡限定のローカルチェーンで長年静岡県民に愛される存在だったのですが、磐田市出身の長澤まさみさんがテレビで紹介したのをきっかけに全国区に。
以来、店舗によっては6時間待ちになるほどの大人気チェーンになりました。
それでも静岡限定ののれんは外すことなく、静岡ローカルチェーンの王者として君臨しています。
試合が終わったら絶対混むと思っていたので急いで入店。なんとか15分待ちくらいで済みました。
お店には炭焼きのスモークが立ち込めなんとも香ばしいにおい。そして肝心のハンバーグは赤身も残っていてお肉の味を十分に楽しめます。やっぱうまいわ。
ただ今回改めて思ったのですが、さわやかってハンバーグ以外も一切手を抜いていないんですよ。
付け合わせの野菜もとてもおいしいし、しょっちゅう水を汲みに来てくれるし、ちょっと合図しただけですぐ注文を取りに来てくれるし、食後にはお口直しの飴をくれるし。
おまけにこれが2000円せずに食べられるという価格破壊。いいハンバーグ屋さんって3000円超えることもざらですからね。
とにかく細かい気配りがめちゃくちゃすごいのです。そのあたりが人気の理由なのかなと思いました。
あんなに忙しいのに、よくやりますねえ…。
ちなみに予想通りすぐにサッカーのユニフォームを着た人であふれかえり、1時間待ちを超えました。
静岡県豪雨の影響で近くの商業施設は休業していました。
この災害ではけが人こそそれほど多くはありませんでしたが、長期間断水が続くなど大きな被害がありました。
今の日本ではいつどこでこういう災害があるかわかりませんし、非常時に日本全体で助け合える環境を作らなきゃですね。
ジュビロロードを通って駅に戻ります。
静岡県第二の都市浜松に到着。本日はこれにてお開き。
夜の浜松ってちょっと歩くのおっかないんだよなあ…。
2日目・Honda都田サッカー場で試合観戦+静岡グルメ
朝の浜松は夜に比べれば安全。
朝少し早起きしてきたのは、浜松市楽器博物館。東洋で最大規模の楽器博物館とのことで、世界中の楽器が展示されています。
浜松は日本の三大楽器メーカーと呼ばれるヤマハ・亀井・ローランドのすべての本社がある楽器の街。
ピアノや管楽器などの生産で世界シェア1位を誇ります。
浜松には木綿づくりのための織機職人が集まっていたこと、空っ風が木材の乾燥に適していたことから楽器作りが盛んになったのだそうです。
楽器博物館はその象徴と言え、様々な楽器を見ているだけでとても楽しいです。
世界中にこれだけの楽器があるんだから、人間って本当に音楽が好きなんでしょうね。
もちろんピアノコーナーもあります。ピアノの仕組みや種類がわかる展示もあるほか、すごく貴重そうなピアノがずらっと並んでいます。
なんでも鑑定団に出したら何千万とかするのかな。
浜松駅からバスでHonda都田サッカー場に向かいます。これが遠いのなんの…。
50分バスに乗った後15分歩いてようやく到着。こりゃ気軽にはいけないや…。
でもなかなか面白い経験になりました。
浜松駅前にはアーケード街など商業施設が多いですが、ビジネス街の側面もあります。
かなりごちゃごちゃになっていて、雑多な街という印象。
帰りは駅弁を買って新幹線で食べる予定でしたが、寒かったので温かい浜松餃子を食べたくなり街を探索。
しかし行きたいお店が定休日だったり混んでいたりで時間と体力を消耗…。
やはり旅行は準備をしないと無駄ができることを改めて実感しました。まあ当日気分で行動を変えたんだから当たり前なんですけどね。
それでも餃子が食べたかったので探してみると、フードコートに浜松餃子のお店があることを発見。
空いてたのでサクッと食べてみたところ、なかなかどうしてこれがおいしかったのです。新しいお店だったのでまだ世間に見つかってなかったのかも。
これだけでもいろんな発見がありました。人生は経験。
お土産は静岡名物こっこ、浜松名物うなぎパイ。
静岡県の東西で全国区のお土産がそれぞれあるってすごいですよね。もちろん、味は確かです。
まとめ
観光らしい観光はしてませんが、割と静岡グルメの要所は抑えられたし、楽器博物館やヤマハの展示を見ることができて案外中身の濃い旅行になりました。
そしてもちろんさわやかのハンバーグは美味しかったのですが、そのホスピタリティの高さに気付けたのはいろんなスタジアムに行って注意深く観察するようになったからな気がします。
人生の経験値が増えていくといろいろなことに気付けるようになって、どんどん面白くなっていくんですよね。その代わりいろんな能力は落ちていきますが…。
今後もスタジアム、観光、グルメなど旅行を通していろんな経験を積み、よりいろんなところに気付けるようになりたいです。
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