突然ですが、この日本という国がどうやってできたのかご存じでしょうか?
まず、昔々あるところにイザナギとイザナミという神様がいました。
その二柱の神様が交わると、なんと淡路島ができました。そして四国や九州、本州が次々にできました。
その後、なんやかんやあってイザナミは死んでしまいますが、イザナギが海で左目を洗うと、太陽をつかさどるアマテラスオオミカミが生まれました。
その後またなんやかんやあってアマテラスオオミカミの子孫である神武天皇が生まれ、それがなんやかんやあって現代にいたるまでの天皇家となったのでした。
めでたしめでたし。
ってそんなバカな!?
そう、現代の常識から考えれば、古事記に書かれている日本の成り立ちというのはまるでわけが分からないのです。
だって大昔の大陸は元々一つだったのが移動してできたのが今の日本列島のはずだし、天皇はきっと昔々に日本を収めていた偉い人の末裔でしょう。
でも、科学がない時代にはきっとこれが「真実」だったんですよね。
なんで陸があるのかとか、なんで太陽があるのかとか、なんで人は死ぬのかとか、そしてなんで天皇は偉いのかとか、昔の人には説明する術がなかったのでしょう。
だから全部神様のおかげということにして納得していたのでしょう。
今だって自分にはどうしようもないことには「OH MY GOD!」と叫んだり、「困ったときの神頼み」をしたりしています。
人間は科学をもってしても中身はさほど変わらなかったということです。
そしてもう一つ大事なこと。こういうことにしておけば、「日本」という国がとても面白くなるのです。
だって経過はどうであれ「天皇」は今もいるし、誰も見たことはないけど勾玉、草薙の剣、八咫の鏡の三種の神器はあると言われているし、日本各地には長年信じ続けられている寺社やお宝がいっぱいあります。
それらがすべて古事記に書かれる日本神話につながっていると思うと、なんとロマンがあることでしょう。
真実がいつも正解とは限らないんですよね。空想こそ人間が持つ唯一にして最大の武器。
この前奈良のシカがあまりに人間に守られすぎて他のシカと違う独自の遺伝子を持つようになったというニュースがありましたが、まさに人間が信じ続けることで現実となってしまったいい例です。
そしてきっと世界中にいろんな宗教があるし、そんなような話が世界中にいっぱいあるんでしょうね。
是非ともそういうのをたくさん勉強してみたいけど、なかなかいい教材が無くて困ってます。
まあ本読めってだけですけどね。
でも最近メッカの様子を永遠に生中継しているYouTubeライブを見つけてすごく楽しくなりました。
いつ見てもずーっと柱の周りをぐるぐる回ってるんですよ。めっちゃ面白いのでオススメです。
そんな感じで、最近やたら神話にハマっているという話でした。めでたしめでたし。