先日ふと思い立ってサッカーのアディッショナルタイムがちゃんと測れてるのか自分で検証してみました。
↓こちらです。
その際コメントで、「アクチュアルプレーイングタイム」なるものがあることを教えていただきました。ありがとうございます!
ううむ、世の中には知らないことがいっぱいあるものだな…。
せっかくなので、そのアクチュアルプレーイングタイムとやらを調べてみました。
1.「アクチュアルプレーイングタイム」をググる
アクチュアルプレーイングを英語で書くと「actual playing time」、直訳すると「実際の試合時間」ということになります。なるはず。
えっ、サッカーって90分のスポーツじゃないの…。
早速ググってみると、Jリーグのサイトにアクチュアルプレーイングタイムのデータがあるのを発見。
どうやらJリーグでは2009年から計測を始めていて、アクチュアルプレーイングタイムを60分にするのが目標らしい。
えっ、サッカーって90分のスポーツじゃないの…。
2.「アクチュアルプレーイングタイム」を見てみる
とりあえずググって出てきたのが2017年のデータなのでこちらを見てみることにします。
このデータによれば、
アクチュアルプレーイングタイム最長試合
横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島 71分13秒(ルヴァンカップ)
アクチュアルプレーイングタイム最短試合
FC町田ゼルビアvsカマタマーレ讃岐 34分31秒(J2)
と、同じサッカーの試合なのに35分以上の開きがあることが判明。
えっ、サッカーって2倍もアクチュアルプレーイングタイムが違うの…。
更にチーム別の平均アクチュアルプレーイングタイムを見ても、最長のサンフレッチェ広島は58分27秒なのに対し、最短のFC町田ゼルビアは42分31秒しかありません。
えっ、これってもはや別の競技じゃん…。
3.「アクチュアルプレーイングタイム」をそろえて試合をすればいいのに
でやっぱり思ったのですが、「アクチュアルプレーイングタイム」をそろえて試合すればいいのに…と感じるのです。
これだけチームごとにアクチュアルプレーイングタイムが違うとなると、自分とこのプレイスタイル、そして相手のプレイスタイルに合わせてある程度試合時間をコントロールできるってことですよね。
例えば走り回るのが得意そうなチーム相手だったらなるべく試合時間を長くして疲れさせたり、カウンターが得意そうなチーム相手だったらダラダラ試合してチャンスを減らしたり…。
まあそういうとこも含めてフットボールだというのも真なりかもしれませんが、FIFAもJリーグも試合時間をきっちりしようとしてるっぽいですし、じゃあもうルールで縛っちゃえばいいのに、とは思います。
そういや野球でも一時期対戦相手に合わせてボールのメーカーを変えるなんてことをしてたチームもありましたね。
あのあと超低反発の統一球になって、それはそれで大変なことになりましたが…(加藤良三め…)。
4.まとめ
少し話が脱線したりもしましたが、結局言いたいことは前回の記事とほぼ同じ、時間をきっちり測ればいいのにな、というところです。
私はただの部外者なので面白い試合が見られれば別にいいんですけど、現場レベルでは試合時間が下手すると2倍以上違うって結構大変じゃないかなって思います。
データを見るとそれを含めて戦術を作ってるっぽいチームもありそうですしね…。これ自体は5年前のデータなのでもう少し事情は変わっているでしょうが。
次ぐらいのワールドカップではまたいろいろ変わっているかもな…。
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