注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回はシーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの試合観戦のためにウィングアリーナ刈谷、ドルフィンズアリーナを訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
この旅では刈谷、笠松、そして名古屋とほぼ名古屋周辺から出ないスケジュールとなりました。
そのためほとんどすべて名古屋グルメ旅となっております(笑)
せっかくなので以前の名古屋旅もあわせてどうぞ。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・刈谷で試合観戦+名古屋グルメ
東海道新幹線の楽しみと言えば、やっぱり富士山でございます。おめでたいですね。
刈谷駅に到着しました。愛知を支える大産業都市ですが、新幹線駅はありません。
その代わりが三河安城駅なのかもしれませんが、普通に豊橋から快速に乗った方が早いという…。
元々刈谷は鉄道の線路があることで発展した街らしいのですが、今やむしろ微妙にアクセスしにくい街になってしまいました。時代ですね。
到着してまずは腹ごしらえ。こちらは名古屋を中心に展開している若鯱家のカレーうどん。
名古屋では味噌煮込みうどんが有名ですが、実はカレーうどんの方がおいしいと聞いていました。
その噂の通り、ちゅるちゅるマイルドでとてもおいしい!確かに味噌煮込みうどんよりおいしいかも…。
名古屋に来たら食べてみるのをおすすめします。
刈谷駅周辺をぶらぶら。基本的に産業の街なので特に観光するようなところはありませんが…。
スーパーの一角で五平餅を売っていたので買ってみました。
五平餅は中部地方に伝わる郷土料理で、粒の残ったお餅に甘辛のたれがかかっています。これがおいしい。
本当にいろんなところで売っているので、愛知や長野に浸透した食べ物ということが分かります。きっと中部にしかないって知らない人もいるんだろうなあ…。
刈谷には観光地はありませんが、見るところはいくつかあります。
その一つがここ。何の建物かというと、あの世界のデンソーの本社なのです。
さすがに本社の中を自由に見て回れるわけがありませんが、ギャラリーがありふらっと見ることができます。
デンソーの技術の高さ、幅の広さをまざまざと見せつけられました。こりゃ世界のトップになるわけです。
一時期将棋のプロとAIが戦う電王戦というのがあったのですが、AI側の指し手はこの電王手くんが指していました。
今もギャラリーの片隅でひっそりと将棋を指し続けています。ちょっとしたホラーだな…。
ふらっとトイレに入ったら、水が汚い!?流し忘れ!?
と思ったら、工業用水を使っているのでした。こういう表に出てこない情報がなんだかおもしろい。
続いて刈谷を支える大企業アイシンの本社に行きました。今日試合を観戦するシーホース三河の母体でもあります。
こちらも立派な建物がいくつもあります。
更にトヨタ紡織の本社もあります。トヨタ自動車とは別でニューイヤー駅伝に出場するなど、トヨタグループの一角を担う大企業です。
そんな刈谷一帯を形作ってきたトヨタの試作工場が、愛知製鋼の一角に残されています。
予約をすればツアーで見学させてもらえるのですが、なんとこの回で予約したのは私だけでした。
まだまだ知名度が低いのかな…?
貴重なトヨタの歴史、そして刈谷の歴史を学ぶことができてとても面白かったです。何しろマンツーマンで教えてもらえましたからね…。
お手間をかけさせてしまって申し訳ない。
でも刈谷で観光するなら一番面白いスポットだと思います。そもそも刈谷に観光しに来る人がどれほどいるのかという話ですが、お手すきの際はぜひ。
こちらが刈谷駅前。想像してたよりは何もない感じです。一応商業施設なんかもあるんですけどね。
あんまり住む街じゃないのかもしれないですね。この辺の会社の人は便利そうだけどなあ。
なんやかんやあって名古屋に到着。新幹線口の方は繁華街でまあまあ治安悪めです。
横浜駅西口にちょっと似てます。大都市には必ずどっかしらにこういう場所がありますよね。
そんな中にあるホテルに到着。古さはあるものの清潔感があってなかなかいいホテルでした。
何より1泊3000円台でしたからね。安い!
2日目・笠松競馬場+名古屋グルメ
朝の名古屋駅。名古屋駅の住所は名古屋市中村区名駅となっており、名古屋駅の略称である名駅がそのまま住所になっているという珍しい例。
近年は名古屋駅周辺の再開発が活発化しています。ビルもにょきにょき伸びてますね。
そんな中、名古屋駅の本体は実は地下にあります。名古屋の名物なんかは地下街を歩いていれば大体あります。
朝だったのでまだシャッターが空いていないですけどね。
名古屋と言えばモーニング!
と思ったのですが、名古屋駅の地下が広すぎて目当ての店が見つからず、見つかった時には行列ができていました。
いろいろ諦めて、プロントで朝食を頂きました。安定しておいしいけど、名古屋感はあんまりないな…。
名古屋駅の地下がこんなに広いとは。
今回の旅の楽しみの一つだったのが、こちらの名鉄名古屋駅。
普通の地下駅なのですが、少ないホームでいろんな方向に向かう電車をやりくりしていて、とにかくカオスなのです。
もっと人が多い時間帯だったらよりカオスだったかもしれませんね。
↓私はこの動画を見てそのカオスっぷりに感嘆しました。
到着したのは笠松駅。岐阜駅の一つ手前。
そして笠松競馬場の最寄り駅でもあります。漂う昭和の香り…。
笠松の郊外を散歩。こういう何でもない地方の道を歩くのが好き。
本当に地方感あっていいですなあ。
年末年始でどこもお休み。そこでスーパー銭湯でのんびりすることにしました。
私のイメージでは名古屋周辺ってスーパー銭湯がやたら多いイメージなんですよね。本当に多いのかは知りませんが。
ここはとにかく水風呂の種類が豊富で、温度の違いや天然水などいろんな水風呂があります。やっぱりこの辺のスーパー銭湯は全国でも先進的なのではないでしょうか?
スーパー銭湯から歩いて5分で最寄り駅につきました。
パッと見駅員さんがいないように見えましたが、名古屋と岐阜の間にも無人駅があるんでしょうか?
思ってたより田舎なのかも…。
車窓を流れる景色を見るのもまた良い。通勤型の車両でも景色は旅情があります。
まだ時間があるのでちょっと寄り道。いよいよコンビニすらない…。
駅の通路にウルフドッグス名古屋のポップがありました。清州なのに?
ウルフドッグス名古屋は元々豊田合成トレフェルサという名前でしたが、2019年に改名しました。地域密着を推し進めたいという意思が感じられて良いですね。
でもVリーグもなあ、面白いんだけどなんだか足並みがそろわない感じなんだよなあ…。
清州本陣の門がありました。ただし、中は普通のお宅なのであまりじろじろ見るわけにはいきません。のでそっと立ち去りました。
でも、こういうのって大概住んでる人もこのあたりの地主だったりするんですよね。周りに同じ苗字の商店があったりね。
そしてこちらが清州城です。織田信長がおよそ10年居城していたことで有名ですが、名古屋城の築城(1610年ごろ)とともに廃城されました。
すなわち栄えていた時期はかなり短かったということですね。
というわけで、今ある天守は鉄筋コンクリート製の模擬天守、しかも当時の資料が残っていないため想像で作ったようです。
まあ、清州城風博物館と考えれば特に問題ないでしょう。
とはいえ、普通に見た目もカッコいいですけどね。想像で作るしかなかったんだから、そりゃなるべくカッコよく作るか。
中も見てみたかったけど年末年始休暇でした。
近くに石垣の断面があって面白かったです。このあたりは地震が多かったり地盤が緩かったりしたため、枕木で地盤を固めていたようですね。
こういうのを作ってた人って本当頭いいなと思います。
夜は豪華にひつまぶし。
最初はそのまま、次は薬味と、最後はだしと一緒にお茶漬け風で。いろんなバージョンで楽しめます。
どれも美味しいですが、やっぱり感動したのはそのままと薬味を足して食べたバージョンでしょうか。お茶漬けにしちゃうとどうもうなぎの風味が感じられない気がして。
さらにもっと言うと、普通にうな重で食べてもいいかなっていう…。薬味ありは新しい食べ方でおいしかったですけどね。
いい勉強になりました。しめて4500円なり。
本日のお夜食。犬山の桃チューハイ、行列ができてた名古屋駅の喫茶店コンパルでテイクアウトしてきたミックスサンド、そして豊橋で買ったブラックサンダーあんまき。
個人的には、愛知県で一番おいしいお菓子はこのブラックサンダーあんまきだと思っています。
あんまきのしっとり感、ブラックサンダーのざくざく感が絶妙で、単なるコラボにとどまらないおいしさがあります。
名古屋でも売ってほしいんだけどな…。このおいしさはもっと広まるべき。
3日目・名古屋で試合観戦+名古屋グルメ
朝の名古屋駅。こちらでは、リニア新幹線駅の建設が始まっているようです。
名古屋駅って地下もだいぶ使われていると思うんですが、駅を作るスペースあるんでしょうかね?東京よりはマシか…。
そもそも、いつ開通するのかという問題もありつつ。
昨日のリベンジということで、コメダ珈琲に来ました。今や全国各地にあるコメダですが、とりあえず名古屋のモーニングを楽しむには絶対に間違いのないお店です。
地味にサラダのドレッシングがとてもおいしくてびっくりしました。これは家に一本欲しいぞ。
名古屋駅はこの二本のビルから開発が進んでいます。上ってみるのも楽しそうですが700円くらいかかります。
名古屋駅から、もう一つの繁華街栄の方に向かいます。SKE48、で有名な栄。
かつては栄が一番の繁華街でしたが、名古屋駅の発展でほぼ同じぐらいの規模になったでしょうか?
栄までは大通りが何本も通っていてまさに大都市という感じです。この間をつなぐ地下鉄はかなり混雑します。
途中になんだか味のある商店街がありました。
こちらの長者町繊維街は戦後問屋街として発展したそうですが、後継者不足のため一度は衰退。
しかしそのアクセスの良さもあってアートの街として発展するなど、再注目されている地域だそうです。
名古屋にもいろんな地域があるんだなあ。
ぶらぶら歩いていると観覧車が見えてきました。街中に突然観覧車が出てくるのが面白い。
またこの地域は蒲焼町というそうですが、由来は諸説あるんだとか。しかしなんともおいしそうな名前です。
上にシャチホコの電飾があるのがまた名古屋らしい。
栄の中心地に来ました。大型百貨店が立ち並び、見るからに圧倒されます。
中央の通りには名古屋テレビ塔…と思いきや、いつの間にか中部電力 MIRAI TOWERという名前に変わったようです。名古屋も従来のイメージを変えようといろいろ改革中なんですね。
バス停に金のシャチホコがあるのがまた良い。
横から見るとまた迫力があります。
しかし上るのに1300円くらいするのでやめました。た、高い…。
名古屋と言えばドラゴンズ。大きなボードがありました。
すっかり名古屋文化の一角を担っている感じがあります。
この建物は何かと思ったら、愛知県庁と名古屋市役所だそうです。どこからどう見ても名古屋城!
この建物については非常にセンスを感じます。どっちも国の重要文化財に指定されているようです。
最寄の市役所駅も名古屋城仕様になってます。
水こそありませんが、そのお濠も立派なものです。やっぱりどことなく皇居を思い出します。
そしてこちらが名古屋のシンボル名古屋城!って屋根しか見えないやないかーい。
こちらも年末年始で入場はできないのでした。その辺は織り込み済みなのでしょうがない。
また来よう。
こちらが最後の目的地、名古屋ダイヤモンドドルフィンズのホームドルフィンズアリーナ。
大相撲名古屋場所も行われる歴史あるアリーナです。
名古屋グルメ最後の締めはやっぱりきしめん。私はいつも新幹線のホームにあるお店で食べるのですが、これが非常においしいのですよ。
タモリさんもここがおいしいって言ってました。タモさんが言うんだから間違いない。
お土産も手当たり次第に買っときました。ういろうがおいしくて個人的に当たりでしたね。
でもブラックサンダーあんまきには勝てないかなあ…。
まとめ
以上、名古屋および名古屋周辺をぶらぶらする旅でした。
名古屋は確かに観光地こそ少ないものの、探せば面白みはいろいろ出てくる土地だなあと思いますね。何しろ日本三大都市の一つですから、何もないわけはないですよね。
しかし独特の食文化は合うかどうかがかなり分かれる気がします。旅行でたまに食べる分には良いんですけどね…。
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