スタ辞苑〜全国スタジアム観戦記〜

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八王子市総合体育館(エスフォルタアリーナ八王子)~噛めば噛むほど味の出る街・八王子~

注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大の情報を元にしています

【概要】

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八王子市総合体育館(エスフォルタアリーナ八王子)は、2014年開館、東京都八王子市にある東京八王子ビートレインズのホームアリーナ。

2018年には八王子市出身のファンキー加藤がライブを行ったこともある。

 

ここをホームとする東京八王子ビートレインズは、2015年にリーグに加盟したプロバスケチーム。

トレインズという名前には、八王子が交通の要衝であることに加え、チームとファンの結束を、という願いが込められている。

 

ここにバスケットボール、あるいは八王子からとった蜂を意味するビーをつけて現在の名前になっている。

どうやらトレインズという名前は権利がすでにとられていたので、無理やり回避した模様。

 

そんなビートレインズが生まれたきっかけは、なんとこのエスフォルタアリーナなのだという。

八王子がもともとバスケが盛んであるのに加え(そうなの?)、2014年にエスフォルタアリーナが開館すると聞いた八王子出身の川井明氏が、それならばいいきっかけだからチームを作ろうということで作ったのがこのチームなのである。

 

B3リーグに参入してから2シーズン目となる2017‐18シーズンには、岩手ビッグブルズとの入れ替え戦を制し見事B2リーグ昇格を決めた。

がB2リーグはそう甘くなく、翌年には越谷アルファーズとの入れ替え戦に敗れB3降格。

以降再度B2昇格を目指す戦いを続けている。

 

そんな中で面白い活動なのは、八王子エフエムという地元のラジオ局で放送されている「はなわとビートレインズの八王子だヨ!全員集合」という番組である。

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その名の通り芸人のはなわとビートレインズがコラボした番組とのことだが、果たしてどんな内容なのか皆目見当がつかない(笑)

それだけ八王子に密着した活動をしようと取り組んでいる証だろう。

【アクセス】

最寄まで★★★☆☆

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最寄は京王高尾線狭間駅。

時間こそかかるものの、新宿から一本で来られるためそこまでアクセスが悪いわけではない。

ただ、肝心の八王子からは乗り換え必須なのが何とも…。

 

最寄から★★★★★

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なんと、アリーナの中から駅が見えるほど近い。ここまで駅に近いアリーナは他に見たことがない。

おかげで全く運動にならなかった。筋トレしないと…。

 

【観戦環境】★★★★☆

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二階席でも高さがそれほどなく、選手との距離も非常に近く感じる。

やっぱりアリーナスポーツは野球やサッカーに比べて格段に快適で見やすいのが利点。

 

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ただし、コートの中央付近で見ようとすると得点板が見えないという大きな弱点がある。

なんとかしたいけど、位置的になかなかなんとかならなそうな感じなんだよなあ…。どうすりゃいいのかね。

 

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全景はこんな感じ。高さがあまりない弊害で、端っこの席からだとコートが見えにくいという問題もある。

使い勝手がいいような、悪いような、なんとも言えないアリーナ。

 

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新築のアリーナであるため、キレイで快適であることは間違いない。ガラス張りの解放感もいいね。

イベントや物販、グルメ販売などのスペースも充実している。この日は射的なんかもやっていた。

 

【雰囲気】★★★★☆

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炎が吹き上がったり、リボンビジョンがきれいだったり、演出面はB3ということを考えればなかなか頑張っている様子がうかがえる。

財政的にも苦しい状況のようだが、その中でもこういった努力ができるのは素晴らしいことだ。

 

また八王子というとなぜかやたらご当地ソングが多い土地、という印象があるのだが、それらも演出にうまく組み込まれている。


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このへんてこな歌とか。

 


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ファンモンが作詞した歌とか。

 


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ヒロミさんが作詞した哀愁たっぷりの八王子のうたもある。

これらを聞けば、東京なのに東京じゃない、八王子の魅力が大体伝わるんじゃないかと思う。何もないけど愛すべき街、八王子。

 

一方で「トレインズ」というチーム名を意識してか、アリーナのことを「車内」と呼んだり、「来場」を「乗車」と言い換えるなどもしていたが、これに関しては少し中途半端と感じたかな。

 

もし本気でやるなら、

・スタッフに駅員の格好をしてもらう

・アリーナの入り口に電車のドアを模したパネルを設置する

・選手入場時に「まもなく選手が参ります。勝利へ向けて出発進行!」などとアナウンスする

・応援や得点時に警笛を鳴らす

ぐらい徹底的に作りこまないと、少し冷めてしまう感がある。

 

私の持論としては、ふざけるなら本気でふざけないとお客さんはついてこない、と思っている。なかなか人間っていうのは難しい生き物でしてね…。

 

そうでなければせっかく八王子は魅力ある街なんだから、別にトレイン要素は無理に入れなくてもいいかな、という感じもある。

でもシーズンチケットのことを「定期券」と呼ぶのはいいアイデアだなと思いました。

 

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それでも、タオルを掲げたり回したり(この日はタオルが配布された)、

 

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ハーフタイムにはラジオ体操もしたり、イベントは盛りだくさん。

お客さんを楽しませたいという気持ちは十分に伝わってきましたよ。

 

【グルメ】★★★☆☆

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外にキッチンカーが出ていて、お肉のどんぶりを購入(名称は失念)。

味はなかなか悪くなかったし、野菜も多くてヘルシー。でももうちょっとだけお肉が食べたかったかな。

 

【街との一体感】★★★☆☆

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街中にはポスターが貼ってあったり、

 

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最寄の狭間駅にはずらっと幕が下がっていたり。

 

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また八王子駅近くにはビートレインズの自販機なんかもある。

 

今回観戦してコアなファンはそれなりにいると感じたし、八王子市民の中でも好きな人は好き、というポジションは取れているように感じた。

あとはもうちょっと来場者数が増えるといいね。

 

【満足度】★★★★☆

東京なのに東京じゃない、どこか哀愁漂う街八王子の魅力はこのアリーナで十分伝わると感じた。

八王子出身の芸能人も、才能はあるのにどこか一癖も二癖もある人たちばかりなのは八王子という街ゆえなのかなとも思うし(ex.ファンキー加藤、アンジャッシュの2人、フワちゃん)。

 

後は本当に、お客さんを何とか増やしたいな…。

果たして八王子市民はこの八王子という街が本当に好きなのか、そこに大きなポイントがあるような気がしている。

 

もし地元愛があんまりない街なんだとしたら、もっと「トレイン」の方に寄せていってもいいかもなあ…。その辺は私には判断しかねますかね。

私個人としては八王子のちょいダサ要素がどんどん強くなった方が好きです。

 

 

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