注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回は阪神タイガース、ガンバ大阪、オリックスバファローズの試合観戦のために大阪を訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
大阪を代表するプロスポーツチームの試合をほぼすべて見るという強行軍で観光らしい観光はほとんどしていませんが、その分濃密なスポーツ観戦ができました。
これだけどっぷりスポーツばっかり見られるというのもなかなか幸せなことです…。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
1日目・阪神甲子園球場で試合観戦
富士山さんチッスチッス!
最近旅の度にたびたびお会いしますね。
新大阪に行くのももう慣れたもんです。でもホームに駅そばがあるのに食べたことがない。
ところで、たまには新大阪の歴史について調べてみましょうか。
東海道新幹線を敷設するにあたって大阪にはいくつかの候補地がありました。
大阪の交通の要衝と言えば大阪駅(私鉄で言えば梅田駅)。もちろんそこに新幹線駅を併設する案が有力でした。
しかし空き地がないこと、線路による道路混雑が見込まれること、そして山陽新幹線延伸を見越すと淀川を2回渡る必要があること。
こういった理由が重なり、大阪駅に新幹線を通すことは断念しました。
この他にもいくつか候補地がありましたが同様の理由で却下されました。
そんな中で白羽の矢が立ったのが宮原操車場周辺、現在の新大阪駅でした。
ここは空き地が広く残っていたこと、そして淀川を渡る必要がなかったことが大きな決め手となったようです。
そんなわけで大阪駅から電車で一駅離れた新大阪駅が作られることになりました。
もちろんその間にはJR京都線、大阪メトロ御堂筋線が通っていてアクセスの良さはちゃんと確保されています。
新横浜と横浜ももうちょっとアクセスどうにかならないかねえ…。
まずは新大阪にあるフードコートできつねうどんを。
こちらは道頓堀に本店がある今井さん。
とにかくあげにお出汁が染みてておいしい。フードコートながら本格的な料亭のような雰囲気。関西のうどん美味しいなあ。
ちなみに写真のおばちゃんはこの出汁を作った人らしいです。
今日の宿は道頓堀に取っているのでまずは荷物を置きに行きます。
安井道頓という戦国時代の商人が作ったことに由来する地名で、今や大阪の代名詞ともいうべき場所。
水質は微妙ですが、結構観光客を乗せた船が往来しています。
そんなわけで飛び込みは危ないので止めましょう。
最近旅先でポケモンセンターに行くのが趣味です。
サンダーファイヤーフリーザーかっこいい。
サンダーのしっぽにサインが。社長の石原さんかな?
表にも大きなディスプレイがあります。ミライドンのぬいぐるみ欲しいな。
そんなポケモンセンターが入る大丸は心斎橋筋商店街に接しています。
道頓堀が歓楽街、飲食店街なのに対し、心斎橋は高級なお店が多いです。
東の銀座、西の心斎橋と呼ばれることもあるそう。
改めて道頓堀。観覧車も回っています。
何度も大阪には来ていますが、道頓堀でご飯を食べたことはほとんどありません。
人も多いし店も多いし、まあそれならほかのところでいいかとなってしまいます。
道頓堀でここだけは行っておけというお店があったら知りたいです。
大阪難波駅は近鉄と阪神が共同で使っていて、近鉄の特急も色々見ることができます。
名古屋までつながっているので、新幹線を使わずに名古屋から大阪を経由して神戸や姫路まで行くことも可能。
さすが関西は私鉄王国です。
もちろん甲子園へも簡単。梅田からも難波からも乗り換えなしです。
コロナが明けて初めての甲子園。
甲子園歴史館もリニューアルされてよりパワーアップしていました。
小腹が空いたのでスーパーで買った関西風コロッケを食べます。
だいぶ芋が甘く感じられたのですが、これが関西風ということでしょうか?
関西風コロッケってあんまり聞いたことが無いのでよく分かりません。
やっぱり甲子園は最高!
ああ、またすぐにでも行きたいな甲子園…。
2日目・パナソニックスタジアム吹田で試合観戦
テレビを見るといきなり阪神戦を取り上げていました。左の人は元阪神の濱中さんです。
大阪と阪神タイガースはもう切りようがない運命共同体なのです。
一応オリックスの試合もやっていました。あんまりみんな興味なさそうだったけど…。
スーパーのパン屋さんで売っていたメロンパンとアップルパイを朝食に。
おいしかったー。
朝の道頓堀。
グリコのお馴染みの看板は今や外国人が多すぎて、こういう時間じゃないと落ち着いて見られません。
しかし外国人はこれ見て楽しいのかな…?楽しいならいいか…。
今日は大阪の大動脈である大阪メトロ御堂筋線に乗ります。
東京の山手線と形状が似ているのは大阪環状線ですが、大阪環状線は梅田と難波をつなぐアクセスとしてはかなり遠回り。
なので山手線と役割が近いのは梅田と難波を一直線で結ぶ御堂筋線の方です。
山手線と同じくひっきりなしに電車がきて、どんどん人が乗ったり降りたりします。
梅田駅はキレイでオシャレですね。
地下における世界最大のLEDディスプレーとしてギネス記録にのってるようです。だいぶ狭いところを付いてる感じだけど。
大阪モノレールに乗り継いで万博記念公園駅に来ました。
ホームから見える大阪のシンボル太陽の塔。
50年以上経った今も1970年の大阪万博を記念した幕があります。
それだけ日本にインパクトを残したイベントだったんでしょうね。
クレヨンしんちゃんのモーレツ大人帝国の逆襲も大阪万博をモチーフにしたものでした。
外に出ると太陽の塔がより大きく見えます。
時間の関係で園内に入ることはできませんでしたが、今度一日じっくり時間をとってみてみたいですね。
パナソニックスタジアム吹田に来ました。関西を代表するサッカースタジアムです。
とても素敵なスタジアム!
近くにあったら何度も行きたい。
帰りは公園東口駅からモノレールに乗りました。
混雑がひどいのは改善点ですね…。どうにかならないでしょうか。
3日目・堺観光+くら寿司スタジアム堺で試合観戦
テレビでも大阪ダービーを取り上げていました。
でもすぐさま阪神の話題に移動。本当に阪神好きだねえ…。
大阪市内ではセレッソ大阪の方が存在感大きい感じです。
ガンバ大阪のホームタウンは大阪の北の方なので致し方ないのでしょうが…。
3日目にしてやっと観光らしいことが出来そうです。
世界遺産である百舌鳥古墳群に来ました。
道すがら早速古墳を見つけました。
世界遺産にはこういうビジターセンターと呼ばれる施設があり、なぜ世界遺産登録に至ったかなどを学ぶことができます。
しかも大抵は無料です。人類の遺産は開かれたものであるべき、ということでしょうか。
この道の右側にあるのが最大の古墳です。
こちらが日本最大、そして世界でも最大級の墳墓と言われる大仙陵古墳です。仁徳天皇陵とも言います。
5世紀ごろに作られたと考えられていますが、あまりに昔過ぎて誰が葬られたのかも確定できていません。
名前の通り仁徳天皇が有力ではあるそうですが、わざわざ大仙陵古墳というようになったのはそのためです。
しかしその高さは凄いなと思うものの、横から見ても大きさはよく分からない…。
こちらには説明書きがあります。
試算によれば一日2000人、15年8カ月という膨大な労力をかけて作られたようです。
当時は食べ物もなくて生きていくのも大変だったでしょうが、それでも日本人はこの墓をどうしても作りたかったのでしょう。
今からするとその感覚はよく分かりませんが、このお墓を作ることになにかしらの大きな意味があったんでしょうね。
昔の人の方が純粋だったのかも。
こっちにも古墳があります。
小さい方がかえって全景が分かりやすい。
右に行っても左に行っても正面ってどういうこと?
と思いましたが、それだけこの古墳が大きいということを表したかったのでしょうか。
こっちにも説明がありました。
例えばピラミッドなどは発掘が進んでいますが、大仙陵古墳は現在も続く天皇家のお墓であるため発掘が進んでいないという事情もあるようです。
そりゃあ、あんまり先祖の墓を掘り返されたくはないですからね…。
それでも、宮内庁も協力して少しずつですが作業も行われています。
古墳からわきに向けて憩いの場みたいなのもありました。
さすがに古墳とつながっているわけではないと思いますが。
あちこちに古墳があります。
が、全部回るのはよっぽどの古墳好きだけでしょう、さすがに。
古墳に飽きて水鳥に見惚れる。
あ、逃げられた。
古墳は弔いと同時に生命をはぐくむ場所でもあるようです。
堺市役所に歩いて行けることが分かったので来てみました。
右の書は分解したら他の字にも見えるのか?
と思ったけどよく分かりませんでした。
堺市でもセレッソ大阪が目立っているほか、Vリーグの堺ブレイザーズなんかもあります。
堺市役所には展望台があり、無料で開放されています。
こちらは上から見た大仙陵古墳。大きいことは分かりますが、肝心の形が分からない…。
やはり空撮でないと見えないかもしれません。
堺は工場の街でもあります。
海に垂れるクレーンや煙突がたくさん見えます。
ゴルゴ13の作者、堺市出身のさいとうたかをさんの展示をやっていました。無料でこれが見られるのはすごすぎる…。
めちゃめちゃ面白かったです。
堺市役所からすぐの堺東駅前あたりが堺の中心地ということになるでしょうか?
深井駅に来ました。
なんかいい感じの商店街の横を通ります。
くら寿司は堺発祥のお店です。ここが本店というわけではないですが。
くら寿司スタジアム堺に来ました。
まさしく堺の球場ですね。
堺市初の本格的な野球場といううたい文句でした。
大阪は本当に球場が少ないんですね…。
バスに乗って帰ります。
難波に戻ってきました。
その中でもひときわ目を引くのが、南海電鉄のなんば駅です。なんと立派な駅舎でしょう…。
途中、明らかにヤバい雰囲気の建物を見つけました。落書きだらけでなんともサイケデリックな雰囲気です。
マンションのようですが、ここに現在も住んでいる人はいるのでしょうか?
普通にヒビとか入っているので入るのはおろか近づくのも怖いです。
耐震的にも取りこわしておいた方がいいと思うのですが…。
そんな雰囲気とはうって変わって、こちらは昔ながらのいいお店です。
こちらの北極星さんは1922年創業の老舗で、オムライス発祥を謳っています。
当時の常連に胃を痛めた人がいて、その人でも食べられるものをということで生まれたそうです。
なるほど全体的にとてもやさしい味です。これなら胃が弱っていても食べられそう。
奥にあるガリが今となっては珍しいですが、当時の和と洋がまじりあっていく食文化が垣間見えるようです。
ちなみに東京にもオムライス発祥を名乗るお店があるようですが、真相は闇の中です。
オムライスだけでは足りないだろうと思い、スーパーでちょい爆買いしました。
大阪と言えば豚玉、おいしそうなからあげ、だし巻き卵、そしていか焼きにはちみつロール。
個人的にいか焼きが一番のヒットでした。
梅田のイカ焼きまた食べたいなあ。
4日目・帰宅
近くにあったオリエンタルベーカリーというパンメーカーの工場直売所でパンを買ってきました。
おいしいのはもちろん、安いのが良いですね。珍しいパンの自販機なんてのもあり、300円で4つランダムで買えたりするようでした。
この日はたまたまたむけんの地上波最後の日でした。
特に思い入れはないけど、まあ頑張って来てや。オリックスのこと忘れるなよ。
最後もやっぱり新大阪のフードコートで。
ここ本当に安定して大阪グルメが食べられるので良いです。
またもオムライスを食べることにしました。
こちらのYOKOOもまた洋食の名店。とにかくバターの香りが強くとてもおいしかったです。
大阪は洋食も美味しいですね。食への探求心が強いのでしょう。
まさかカールが関西土産になる日が来るなんて、子供の頃は夢にも思いませんでした。
カールおじさんフォーエバー。
新大阪駅のコンコースで買える土産、中ノ島ビーフサンドに堂島ロールにりくろーおじさんのチーズケーキ。
全部安定したおいしさです。551はまた今度。
まとめ
今回は(今回も)スポーツ観戦が主になったため観光はほとんどできませんでしたが、やっぱり大阪はグルメが豊富でなんでもおいしいです。
さすが天下の台所は違いますね。
でもそろそろガッツリ大阪観光がしたいなあ…。せめて万博記念公園には入りたかった。
でも結局スポーツ見たくなっちゃうからな…。
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