ライバル。それは何に替えても絶対に負けられない存在。そして同じ時を戦ってきた憎き戦友。
ポケモンに「ライバル」という歌があるのですが、その中に私の大好きな一節があります。
「選んだ道が おなじ道だから
”負けないぞ!”って いいながら
おなじ夢を 語り合う」
いいですよね。ライバルとはかくあるべきです。
そこで今回は、スポーツには欠かせない野球、サッカー、バスケットボールのライバルを集めてみました。バチバチぶつかりあう熱いバトルをお楽しみください。
(なお今回は日本に限ることにします。クラシコとかも含めたらきりがなくなっちゃうので^^;)
1.野球
伝統の一戦!巨人vs阪神
言わずと知れた日本を代表するダービーマッチ。東京vs大阪は永遠のライバルです。
巨人と阪神、この2チームはプロ野球最古のチームであるうえ、観客動員においても今なおずば抜けています。まさにライバルと呼ぶにふさわしい2チームでしょう。
なお、阪神ファンは相手が巨人でなくても「くた〇れ読売そーれいけいけ」と高らかに歌っていますが、巨人ファンはそんなことはしていません。もしかして阪神が勝手にかみついているだけなんじゃ
なお、2021年5月15日の試合をもって巨人阪神戦は通算2000試合を迎えました。戦績は巨人から見て1094勝835敗71引き分けとなっています。
永遠の三番手争い!埼玉vs千葉
関東において、まずトップは東京、2番は神奈川です。では3番目は?
それを争うのが埼玉西武vs千葉ロッテです!
ただこの2県のライバル関係は前からありましたが、この2球団がライバル的に扱われるようになったのは割と最近な気がします。
しかし千葉ロッテ側は「西武には負けられない」という応援歌を作れば、
19.9.15 西武には負けられない! 埼玉西武×千葉ロッテ
埼玉西武側もグッズを作っています。
歴史が浅いせいか、なんだかちょうどいいライバル関係に見えます。
日本最古のダービーマッチ!早稲田大学vs慶應義塾大学
プロ野球からは外れますが、やはり早慶戦を外すわけにはいきません!
その歴史はもはや度を越えているレベル(笑)初対戦はなんと1903年です。ライト兄弟が初めて空を飛んだ日より古いという…。
今でこそ存在感は薄くなってしまいましたが、長嶋茂雄が出てくるまでは長い間日本の野球人気、ひいてはスポーツ人気をけん引する存在でした。
そして今もなお早慶は良きライバルであり続けています。まあ、昔は色々あったようですが…(笑)
↓こういう記事も見つけました。本当に色々あったんですね…。
早慶戦が日本のスポーツ界にもたらした影響は大きく、特に日本の応援文化の基礎となるスタイル(応援団がいてそれに合わせてみんなで手拍子をしたり歌ったり)を作り上げたのはこの早慶戦です。
今ではプロ野球、高校野球、はたまたJリーグ、その他もろもろで当たり前となっている応援文化は早慶戦から始まっています。そう思うとなんだか身近な存在に感じますよね。
慶応た・お・せ!
早稲田を倒せ!
なお、通算成績は早稲田大学から見て233勝192敗10引き分けと勝ち越しています。確かに早稲田のほうがちょっと強いイメージはありますね。
2.サッカー
サッカー王国静岡の覇権を争う!清水vs磐田
私がサッカーで一番真っ先に思い浮かぶのが静岡ダービーです。Jリーグ初期からのライバル関係で、長い歴史があります。
その中でも特筆すべきは1999年Jリーグチャンピオンシップです。1stステージをジュビロ磐田、2ndステージを清水エスパルスが優勝したため、静岡の2チームで優勝を争うこととなりました。
第1戦を延長の末磐田が勝ち、第2戦を清水がまたも延長で勝つ大熱戦となりました。
結果PK戦までもつれ、磐田が優勝する形となりました。まさにライバルにふさわしい激闘と言えるでしょう。
なお静岡ダービーの中継の際には実況を2人に増やし、それぞれがそれぞれを応援する「ダブル実況」を行うそうです。是非見てみたい。
通算成績は、リーグ戦においては清水から見て19勝25敗6引き分けと磐田のほうが勝ち越しています。
サッカーの枠を超えた争い!浦和vs大宮
単なるライバルというだけで片付けられないのが埼玉ダービーです。
アジアチャンピオンズリーグでも優勝した名門浦和レッズと、J1で一桁順位に入ったのが一度しかない大宮アルディージャではクラブとしての実績では差があります。
しかし、浦和と大宮の溝は簡単に埋まるものではないのです。
県庁のある浦和、新幹線駅のある大宮は、お互い持たざる物を持っており相容れない存在です。実際のところ、持ちつ持たれつという風にも見えるのですが…。
最近では合併してさいたま市になりごっちゃになってきたため、少し薄れつつはあるようです。
それでもなお、ピッチ上においてはお互いはお互いのことを嫌いなようです(笑)
さいたまダービー専用チャント 浦和ぶちのめせ 大宮アルディージャチャント
なお、通算成績はJ1だけを抜き出すと浦和から見て9勝8敗7引き分けと案外拮抗しています。浦和にだけは負けられねえ!というところでしょうか? (カップ戦ではボロ負けですが…)
アルプスの因縁!松本vs長野
埼玉以上にクラブ同士の格差が大きいのが信州ダービーです。J1経験もある松本山雅FCと、J3から上がったことのないAC長野パルセイロでは天と地ほどの差があります。
しかしながら、この二つの街には大きな因縁があるのです。それについては過去アルウィンの記事でも触れているのでご覧ください。
地域リーグ時代からしのぎを削っていたこの両チームは、2011年にはJFLにもかかわらず1万人を超える人を集めました。普通にJ2上位クラスの集客です。
2011JFL信州ダービー松本山雅FCVSAC長野「大声援の応援合戦と選手チャント」
あまりの盛り上がりに映画まで作られました。
今では大きく差がついた2クラブですが、松本山雅FCの躍進の原点はここにあります。
長野も這い上がって欲しいところですが…。
おまけ・お下品なチャント集(良い子は閲覧禁止)
大の大人が何やってんだか(笑)
3.バスケットボール
スラムダンクの舞台!川崎vs横浜
スラムダンクの舞台である神奈川で行われるのが神奈川ダービーです。なんと実際に井上雄彦さんのイラストを使ってポスターを作っています!
ただ残念なことに、あまりに実力差があるためダービーとしての盛り上がりはイマイチ…。
川崎としても横浜にはもうちょっと強くなってほしいと思ってるでしょう。まあ、川崎が強すぎるともいえる。
琵琶湖は渡さん?京都vs滋賀
京都と滋賀は隣同士にあり、県庁所在地である大津と京都はわずか電車で10分であることから非常に交流が活発です。
しかしながら、どうしたって京都のほうが格上であることは否めません。滋賀もいい寺社はあるのですが、やっぱり地味です。
そんな滋賀のうっ憤を晴らすのが京滋ダービー(滋京ダービー)です!
おお、煽る煽る(笑)ダービーはこうでないとね!
なお、通算成績は滋賀から見て32勝37敗と少し負け越し始めています。今年こそはやり返したいところですね!
4.まとめ
やはりスポーツの盛り上がりにはライバルの存在は欠かせません。
しかし、スポーツは相手がいないと始まりません。過度な煽りで相手を傷つけると相手からも傷つけられ、誰も得しなくなってしまいます。
たとえ口では煽ろうとも心の中では相手へのリスペクトは忘れずに、互いに高めあう存在であってほしいと思います。
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