注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大前の情報を元にしています
【概要】
神奈川県立保土ケ谷公園硬式野球場 (サーティーフォー保土ケ谷球場)は、1949年開場、神奈川県横浜市にある球場。球場上部にあるマークは神奈川県の県章で、県営の球場だ。
ロバートの秋山が「都か区か」なんて歌出してるけど、気になる人は気になるのよね。
高校野球熱の高い神奈川県においては、この球場で行われる1回戦からの全ての試合をtvk(テレビ神奈川)で生中継している。当たり前に思ってたけど、相当珍しい事らしい…。
横浜スタジアムで行われる試合も中継されるが、そちらは開幕戦かベスト8以上の試合しか中継されないので、「普通の」高校球児にとってはこの球場でテレビに映る可能性の方が高い。
神奈川県の高校球児にとっては、テレビに映ることができる数少ない機会であり、憧れの球場なのだ。
私の母校も野球は全然強くないので、保土ヶ谷球場での試合をテレビで応援するのがやっとだ。大概負けるけど…。
準々決勝以降は、横浜DeNAベイスターズのホーム横浜スタジアムで行われる。
ちなみに、1950年と1951年にはプロ野球が開催されたことがある。
逆に言えばそれ以降は行われておらず、夏の高校野球のイメージがすっかり定着している。そのおかげで、神奈川を舞台としている「ドカベン」にもこの球場が度々登場していたりする。
神奈川県の高校野球=保土ケ谷球場、と思っておけば間違いはないだろう。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄は相鉄線星川駅、
もしくは和田町駅。
名前の通りJR保土ヶ谷駅からも行けなくはないが、基本的にはバスに乗る必要があるので注意。
最寄から★★☆☆☆
和田町駅からは徒歩20分弱。かなりの急坂を歩くことになるので注意。
道中にはハングリータイガー1号店がある。
ハンバーグのローカルチェーンと言えば静岡のさわやかが有名だが、ハングリータイガーは神奈川のローカルハンバーグチェーン。
すかいらーくの前年に店を始めたことから日本のファミレスの先駆けと言われている。
値段の安さではさわやかに軍配が上がるが、味でいえばどちらも同等においしいと思う。
さわやかが肉のレア度が高いのに対してハングリータイガーは良く焼かれていて香ばしい。この辺は好みだろう。…いかんいかんハンバーグは関係なかった。
また星川駅からも徒歩20分弱で、こちらも急坂。横浜で海沿い以外を歩く時は坂を覚悟しなければいけない。
そのおかげで景色は良い。ランドマークタワーも見える。
歩くのがきついという人は保土ヶ谷野球場前というバス停を目指してバスに乗ればよい。横浜駅からもバスが出ている。
【観戦環境】★★★★☆
古さは隠せないが、芝がキレイでいい球場だ。ただ屋根が小さいので日差しがキツかったり雨が降ってたりすると屋根の下の奪い合いになるかも。またビジョンは昔ながらな感じだ。
しかし地方球場あるあるでファールゾーンが広い。そのため地方球場の場合フェンスが高いか低いかで臨場感が全然違う気がする。保土ケ谷球場は標準的かな。
コンコースは広くて割とキレイ。地方球場でこういうとこは珍しいので嬉しい。
【雰囲気】★★★★☆
地方球場あるあるで周りを木々に囲まれているが、奥にひょこっと見えるランドマークタワーから辛うじて横浜を感じられる。そのアンバランス加減がなんだか面白い。
ちなみにこの日はプロ注の星槎国際湘南の本田投手が出場していた。素人目に見ても明らかに質の違うボールを投げていて、やっぱりプロに入る選手は違うなあと感じた。
その後オリックスにドラフト4位で無事プロ入りした。高校時代から見ている選手が活躍してくれたら嬉しいもんだ。
【グルメ】
ちょっとした売店コーナーがあるので、焼きそばみたいな定番のものは買える。普通の高校野球だとあんまりないイメージなので、それなりにお客さんが来る球場って事かな?
私はせっかく横浜なので家系ラーメンを。夏汗かいた後に塩分補給のために食べる家系ラーメンはマジうまいっす。
【満足度】★★★★☆
設備としては普通の地方球場だけど、ドカベンで描写されているとか、テレビ中継されているとかで付加価値があるというか、聖地感が増している。
聖地ってのは歴史が作るんだなあ、と改めて感じる。今後も神奈川県高校球児の憧れの地として、様々なドラマを見せてくれることだろう。
索引を作りました!
他のスタジアム・アリーナは↓からどうぞ