注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】
千葉マリンスタジアム(ZOZOマリンスタジアム)は、1990年開場、千葉県千葉市にある千葉ロッテマリーンズの本拠地。
球場の概要、および以前訪れた時の記事はこちら。
ここ最近の千葉マリンのトピックスと言えば、大規模改修・新球場建て替え構想の話が進んでいることだろう。
2020年時点で開場30年が経過し老朽化が進んでいることを踏まえ、千葉マリンの改修や新球場の話が持ち上がったのである。
まあそりゃ、こんな海風の強いところにあったらねえ…。
現在の有力候補は2023年に開業したばかりの幕張豊砂駅の近く、幕張メッセ駐車場用地に新球場を建てる計画。
広島のズムスタをお手本にして進めていく方針のようだ。ありゃー素晴らしい球場だから、実現したら最高だなあ。
話はまだ始まったばかりでこれから二転三転、四転五転するかもしれないが、しばらくは成り行きを見守るとしよう…。
(ちなみに以前はドーム化計画もあったようだが、今回はきっぱりと否定されている。ドーム球場も最近では流行らなくなったのかも…)
また野球の大きなトピックスとしては、佐々木朗希が2022年4月10日対オリックス戦にて史上16人目、そして史上最年少の完全試合を達成したことだろう。
次に登板した対日ハム戦でも8回までパーフェクトピッチングを見せ、危うく2試合連続完全試合という今後1000年くらいは出なさそうな記録を達成するところだった。
9回で降板させた井口監督の采配には賛否の声が上がったが、大船渡高校時代の監督もそうだけどあまりにも才能がありすぎて扱い方が分からないというのが本音ではないだろうか。
ある意味監督泣かせのピッチャーである…。
【アクセス】
最寄まで★★★☆☆
最寄はJR京葉線の海浜幕張駅。
幕張駅や幕張本郷駅など似たような名前の駅もあるが、マリンに行くならここなのでお間違えの無いよう。
また2023年3月にイオンモール幕張新都心に直結する幕張豊砂駅が開業。
マリンから遠い、イオンモールのお客さんで混む、快速が止まらないといったデメリットがあるのでわざわざ使う必要はないが、行き帰りにイオンモールに寄りたいときは便利。
最寄から★★★☆☆
駅からは徒歩20分弱。人工街の弊害か、殺風景で歩いていてあまり面白くはない。
スタジアムからも見える大きな建物はこちらのアパホテル。
試合が長引いて足がなくなった人の救世主だとか、そうじゃないとか。
もちろん駅からのシャトルバスも出ている。長い。
別用で飛行機から見たマリンスタジアム。見事な海っぺりだ。
【観戦環境】★★★★☆
今回は内野2階席から。このスタジアムは内野だけ2層式になっている。
チケット代もマリンの中ではそんなに高くないし、全体が見渡せて非常によい。
球筋や守備の動きもよく見える。
スタジアムに行くときは迷ったら一番上の席を取るべき!
スタジアム全景。
メジャーリーグで一時期嫌われていた「クッキーカッタースタジアム」(円形の均質な球場)の典型例であるが、周りを壁に囲まれた雰囲気は独特でこれはこれでアリ。
応援団の音も反射してよく聞こえてくる。
ビジョンにはスコアやメンバーはもちろん守備位置や球数なども表示され、過不足なく最適な情報量。
さすがプロ野球開催球場は一味違う。
外野後方にはそれぞれビジョンがあり、レフト後方のビジョンには応援歌の歌詞が映し出される。
にわかファンでもロッテの熱き応援に簡単に入れるようになっている。
外野には2019年からテラス席が設けられるようになり、ホームランも出やすくなった。
内野にもBOX席が設けられるなど、マリンも今なお進化し続けている。
ただ潮風を受けて屋根などは少し老朽化の跡も見える。不快なほどではないが…。
もちろんスタジアム内のどの席でも常に風がびゅうびゅう吹き付けるので、物が飛ばされないようにしたり寒さ対策をしたり十分に気を付けよう。
こちらが1階のコンコース。床が青に塗られ目にも鮮やか。
中には常設のグッズショップもある。こういうのがあると便利で嬉しい。
またコンコースは千葉ロッテマリーンズのギャラリーも兼ねており、
2005年の日本一や、
2018年の福浦和也2000本安打や(筆者も現地にいた)、
2022年の佐々木朗希完全試合など輝かしい歴史が飾られている。
というか佐々木くん画になりすぎだろう…。
佐々木くんはすでにプロ野球史の1ページに載るほどの大投手だ。
またここで音楽ライブを行ったアーティストもレリーフが飾られるらしい。
そういや東京ドームでコンサートをやったとんねるずもレリーフがあったんだっけ…。
こちらが2階部分のコンコース。1階に比べるとさっぱりしている。
でも海が見えるのは👍
ゲートはロッテのお菓子にならっていろんな名前が付けられている。それぞれのゲートで配ってくれればいいのに。
キシリトールゲートが人気なくなりそうだけど。
もちろん子供が遊べるスペースも色々あってお子様連れも安心。
【雰囲気】★★★★★
選手入場時には旗がひるがえり、火が噴き出し、LEDのライトはチカチカし、大満足の演出。
プロ野球ではこれくらいの派手な演出が当たり前になってきた。
ラッキーセブンにはバックスクリーン下にコアラが登場する。
これ以外にもイニング間にひっきりなしにイベントが行われ観客を飽きさせない。
しかしマリンの主役と言ったら、やはりライトスタンドの熱きロッテファン。
とにかく声がよく出る!その大声援は潮風にのってマリンを包み込み、相手チームを圧倒する。
やっぱりマリンの応援は12球団最強だ。
応援の圧もあって見事ロッテが勝利。
♪マリンズがーほんとーにすきだからー
みんなーでこのよろこびをわかちあおうー
バイバイマリンまた来るよ!
【グルメ】★★★★★
本日は肉バルと題したイベントが行われ、とにかくお肉のキッチンカーがずらっと並んだ。
肉!肉!肉!
イタリアの伝統料理である豚肉のポルケッタ。こんなに肉厚なのに歯で嚙み切れる柔らかさ。
日本で言う角煮。
ラム肉を使ったジンギスカン丼。普段食べる機会がなかなかないからこういうところで食べられると嬉しい。
長崎の佐世保バーガー。
前々から食べてみたいと思っていたのだがなかなか機会がなく初めて食べた。
とにかく具沢山でボリュームがあり大満足。
そして肉といえばやっぱり唐揚げ。ハズレのない美味しさ。
全体的に十分満足できるグルメがそろっていて、お腹も心も満たされた。
マリンのご飯がおいしいのはよく知っているので、時々こういうイベントをやってくれると楽しみが増えてよい。
球場内にももちろんロッテリアなど安心安全のグルメが並ぶ。
ロッテのお菓子も売ってるよ。
その中で私が推したいのがコンコースにある「つくたべキッチン」という千葉県産の食材を使ったお店。
もつ煮がとにかくおいしいのだが、今回食べた千葉ミルクソフトも大変美味しかった。
今度来たらまたここでもつ煮を食べよう。
【街との一体感】★★★★☆
駅を降りると早速佐々木朗希がお出迎え。
あの独特の脚を高く上げるフォームカッコいいんだよなあ…。
駅を出てすぐのアーケードの下にはマリーンズのバナーがある。
駅前にもモニュメントやフラッグなどがたくさん。
駅前にもグッズショップがある。
マリーンズ自販機もある。中身はコカコーラ。
ミニストップにもマーくん。
などなど、駅からスタジアムまではマリーンズがたくさんある。
が、幕張メッセやイオンモールもあるためいろんなイベントでごった返す駅でもある。
【満足度】★★★★★
コロナを経てもマリンの熱い雰囲気は変わっていなかったし、それをずっと待ち望んでいた人も大勢いたのであろう。私もその一人。
老朽化に関しては見た目的には特に大きな問題もなかったように感じたが、もしかしたらいろいろ細かいところで問題は出てきているのかもしれない。
やっぱり新球場ができるとなれば単純に楽しみではあるから、今後の動向をチェックしていきたいところだ。
とりあえず千葉市と強調していく姿勢が一致しているところはひとまず安心。
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