注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
今回はフレッシュオールスターゲーム観戦のために富山市民球場(アルペンスタジアム)を訪れた時の遠征記を紹介します。
試合観戦の模様はこちらをどうぞ!
後半となる今回は、暑い夏だったゆえ主に美術館・博物館めぐりに注力することにしました。
金沢・富山ともに美術館や博物館が多く、北陸の美に対する意識の強さ、文化への関心の強さを感じることができました。
前編はこちらをどうぞ。
以前北陸に行った時の記事も併せてどうぞ。
簡単な旅程は下記のとおりです。
それではごゆっくりどうぞ!
3日目・金沢グルメ+金沢観光+富山グルメ
前田利家を祀る尾山神社から。この和洋折衷な感じの門がいつ見てもギョッとしてしまいます。
でも階段を登るのがめんどくさいのでまだ境内に入ったことはありません。罰当たりだ…。
金沢城、そして兼六園はこのあたり。
でも今回は暑すぎるのでその辺の散策はすっ飛ばします。
いい感じの千本鳥居があったのでパチリ。
やってきたのは金沢21世紀美術館。現在では兼六園と並ぶほどの人気がある金沢屈指の観光スポットです。
2004年に開館した美術館で、「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトにしています。
いろいろ斬新な美術館で面白かったのですが、いかんせん前衛的過ぎて中身についてはほとんど理解することができませんでした。
周りの人も首をかしげるばかりでよくわかっていなさそうでした。21世紀の芸術って難しいんだなあ…。
でもなんだかよくわかりませんでしたが、妙に心にひっかかったのは事実です。
続いてやってきたのは鈴木大拙館。
鈴木大拙は哲学者ですが英語にも長けており、禅文化を海外に紹介したという功績があります。
ノーベル平和賞の候補にもなったことのある隠れた偉人です。
中には展示もありますが説明書きはそれほど多くなく、鈴木大拙の思想を肌で感じられる施設になっています。
水音だけが心地よく聞こえる中央の空間では、じっくりと思索にふけることができます。
日本人だけでなく海外の観光客にも人気のスポットのようです。
外の散歩道は出入り自由です。ここもいい感じです。
坂を上ってきました。金沢の街が一望できます。
石川県立歴史博物館に来ました。
元々は陸軍で使われていた建物を金沢美術工芸大学が使い、それを県が譲り受ける形で博物館になっているとのことです。
旧石器時代から現代までの金沢の歴史を一気に学ぶことができます。
武士だった人が北海道の開拓に駆り出されたとか、金沢に伝承される神事の様子を見ることが出来たり興味深かったです。
その隣には国立工芸館があります。
元々は東京にあったものが金沢に移転してきたもので、日本唯一の工芸を専門に扱う美術館です。
まさに美と職人の街、金沢という感じです。
ポケモン×工芸展という展示をやっていた影響か、ポケモンのマンホールがここにあります。
ポケモン×工芸展はめちゃくちゃ行ってみたかったのですがタイミングが合わず残念…。常設でやってもいいのに。
この時は水をテーマにした展示になっていました。
暑い夏にぴったりの涼しげな感じで楽しかったです。
金沢市役所もなんだかオシャレ。
金沢で一番の繁華街、香林坊に来ました。金沢駅からは若干離れたところにあります。
香林坊は僧侶の名前で、目薬屋さんに転身してから繁栄したのがそのまま地域の名前になったとのことです。
江戸時代にはすでに栄えていたらしいので、かなり歴史の長い繁華街ですね。
現在では大人の街という側面が強くなっているらしいです。銀座みたいなものですかね。
商業施設がひしめき合う北陸でも屈指の繁華街です。
そんな中カレーでもお寿司でもなく、金沢のソウルフード?と呼ばれるお店に来ました。
こちらの宇宙軒食堂(宇宙感は皆無)の名物はトンバラ定食。
豚の焼き肉にご飯味噌汁がついたシンプルな定食です。
コスパがいいし、何よりおいしくてガッツリ食べられます。タレも飲み干したいくらいおいしい。
確かにこの店が近くにあったら通いたいですね。「こういうのでいいんだよ」の最高峰。
金沢の締めにポケモンセンターに来ました。
ここにはミロカロスが。金沢の優美なイメージですね。
このピカチュウはしっぽがギザギザしてるからメスだな。
金沢駅には工芸品の展示なんかもあります。さすがですね。
ここだけで十分楽しめます。
ぶらぶらしていると日本酒の自販機を発見。未練と酒は残さない。
超オススメ!と書いてあった大吟醸を。
なるほど、これはうまいな…。金沢に来たら是非。
金沢から富山へ。のんびりした景色が続きます。
車内からSLがあるのが見えたので記念に。
意外といろんなところにSLがありますね。
富山では北陸の味8番らーめんを食べます。
北陸を中心に展開しているチェーン店で、海外進出も果たしているようです。
なんかこう、素朴な味って感じでふらっと入るには最適のお店ですね。
餃子は意外とパンチがあって、ラーメンと対照的です。
本日のお宿はこちら。2泊で7000円という安さ。
もう外には出たくなかったので食料を買い込み。七越焼と土久のたい焼きはそれぞれ富山と金沢のおやつ。
あとは富山のスーパーアルビス限定品っぽいとりからといかからとおはぎ、そして石川のミルクを使ったバターチキンカレーおにぎり、そして富山の牛乳。
全部おいしくいただきました。
4日目・富山観光+富山で試合観戦+富山グルメ
バスケのスーパースター八村塁は富山出身です。
富山市電に乗ってみました。
車内もレトロな感じでオシャレですね。
市電のある風景はとても好きです。
富山も金沢もそれぞれ違った良さのある街ですね。
さて、まずは富山市ガラス美術館に来ました。
国立競技場なども設計した隈研吾さんの設計です。なんだかんだ言われるけど隈研吾さんの建物は結構好きです。
富山では前編でも紹介した通り売薬が盛んでしたが、明治になってそれを入れる容器がガラスからプラスチックに代わっていきガラス工場が廃業するようになりました。
絶滅の危機に瀕した富山のガラス文化を守るため、1985年には富山市民大学にガラス工芸コースを設置、さらに1991年には富山ガラス造形研究所を設立。
そういった流れの中で2015年、ガラス美術館が開館しました。
中には図書館なども併設され、市民が自由に使える建物になっています。
この日も小学生の団体が見学に来ていたようです。
個人的にこの美術館は本当に素晴らしいと感じました。どれもこれももう見るからにキレイなのです。
研究所に通っている学生の作品も置いてあって、富山のガラス文化の発展にも一役買っています。
富山のガラス育成、かなり本格的です。
アーケードをぶらぶら。
北陸の百貨店大和も少し見てみました。富山の人に愛され続ける百貨店のようです。
ちなみに先ほどのガラス美術館は大和の旧建物があった場所だそうです。
続いて富山城に来ました。
1954年に行われた富山産業大博覧会の記念に作られた模擬天守で、現在は富山市郷土博物館として利用されています。
元々あった富山城については資料もあまり残っておらず、謎も多いようです。
天守からの眺め。出来た当初より周りに高いビルも増えたんでしょうね。
この門は現存する数少ない富山城の遺構だそうです。
ぼてやんというお好み焼き屋さんに行くつもりでしたがお休みでした。残念。
そのすぐ近くに富山ブラックのお店があったのでここで食べることにします。
富山ブラックと言えばめちゃくちゃ味が濃いというイメージですが、ここのお店はだいぶマイルドな味付けです。
炭鉱で働く人たちのご飯のおかずとして味濃く作られた富山ブラックですが、このラーメンならご飯なしでもいけますね。
スーパーで富山のご当地パンである昆布パンとコーヒースナックを購入。
味は…まあご想像にお任せします。
富山アルペンスタジアムに来ました。
今日は年に一度のお祭り、フレッシュオールスターゲームが行われます。
やっぱりオールスターは楽しいっすね!
帰りには何もなくなりました。
5日目・富山グルメ
旅の最後に富山駅の立山そばで食べることにします。
いかにも観光客向けの白エビ天そば。白エビが香ばしくておいしいです。
白エビの本数がすごい。
では北陸新幹線で帰宅。
お土産はやっぱりますのすし。
ます寿司とぶりのお寿司がいっぺんに食べられるセットが好きです。
北陸新幹線は車内もオシャレ。東海道新幹線は味気なくて…。
車窓も楽しんで帰りました。日本海も見られて最高です。
まとめ
だいぶ長い旅になりましたが、美術館博物館めぐりや北陸のグルメも織り交ぜて大変満足度の高い旅になりました。
北陸はまだまだ行きたい場所があるので、これからも何度でも行きたい場所ですね。
白エビ亭にも行きたいなあ…。
その他の遠征記についてはこちら!↓