注:本記事は新型コロナウイルス感染拡大後の情報を元にしています
【概要】
東伏見アイスアリーナ(ダイドードリンコアイスアリーナ)は、1984年開業、東京都西東京市にあるアイススケートリンク。
開業以来アイスホッケー、フィギュアスケートの大会でしばしば使用されている。
西武グループが所有するレジャー施設の一つであるが、かつてアジアリーグアイスホッケーに所属していたSEIBUプリンスラビッツが本拠地としていた。
ラビッツは日本リーグ、アジアリーグ、日本選手権合わせて26のタイトルを保持した強豪チームであったが、プリンスホテルの業績不振を理由に廃部となってしまった。
ある意味、バブル期を象徴するチームだったのかもしれない…。
その後はアイススケートリンクとしては屈指のアクセスの良さを誇るものの、家主のいないまま今回のように時々試合が行われるのみとなっている。
今回試合を主催した東北フリーブレイズは、そんな中でSEIBUプリンスラビッツの廃部とほぼ同時、2009年に生まれたアイスホッケークラブである。
ラビッツの選手も受け継いだことから、実質的な後継クラブ、と言っても過言ではないのかも(中身は全く違うけど)。
そんなラビッツの実力も受け継いでおり、すでにアジアリーグでも3度の優勝に輝いている。
アジアリーグにおける日本の代表格として輝きを放っている。今回の東京開催も凱旋試合とでも言えるものだろう。
【アクセス】
最寄まで★★★★☆
最寄は西武新宿線東伏見駅。
新宿から一本ではあるが、新宿駅と西武新宿駅は結構離れているので使いにくいと言えば使いにくい。
山手線から乗り換える時は新宿ではなく高田馬場で乗り換える方がオススメ。
最寄から★★★★★
駅を降りると、これでもかというほどアイスアリーナへの案内がある。これでは迷いようがない。
そして階段を降りるとこの風景である。これでなお迷える人は方向音痴世界選手権に出場できるだろう。
【観戦環境】★★★☆☆
以前行った新横浜スケートセンターと同じく、一番選手に近い席にしてみた。
するとやはり、ベンチにいる選手が邪魔でプレーが見えないという問題が生じた。
うーん、やっぱりスポーツを見るには上の方の席に限るな。アイスアリーナは下の方の席ほど安いという他のスタジアムとは違うジレンマがあるのだが…。
もちろん、その分プレーの迫力を一番感じやすい席ではある。
アリーナ全体。全体的になんだか暗く、老朽化も見え隠れしている。
以前行った新横浜スケートセンター、あるいは日光霜降アリーナに比べても環境としてはよろしくはない。
またスペースも狭く、基本的には箱以外のコンコースなどはない。めちゃくちゃシンプルで分かりやすいと言えばわかりやすいけど…。
【雰囲気】★★★☆☆
普段使っているホームアリーナではないのである程度演出が簡略化されるのは仕方ないものの、それでも最低限の演出はできていたと思う。
ただ立地的に、相手の横浜グリッツとファンの数が大体同じになってしまいホームアリーナ感はあんまりなかった。
まあ、いろいろと仕方ないよな、という感じではある。八戸でのホームゲームではどんな感じなのかとても興味がわいた。
ちなみにであるが、今回の試合だけなのか、今後もなのかは分からないが、東京ヴェルディとのコラボを行い、緑色のユニフォームを着用していた。
今後もしかしたら東北フリーブレイズから東北ヴェルディにネーミングを変更する…なんてこともあるかもしれないし、ないかもしれない。
【グルメ】★★★★☆
外にキッチンカーが出ていた。おばちゃんと少しお話したが、こうやってキッチンカーを出せてもらえるのもなかなか珍しいことらしい。
混ぜそば900円。こういうとこのまぜそばは味が適当だったりするが、もやし、チャーシュー、煮卵、そしてチーズなど具沢山で味も良かった。
思ったよりちゃんとしたまぜそばを食べられて満足だ。
【満足度】★★★☆☆
というわけで東北フリーブレイズの東京凱旋試合を観戦したわけだが、環境・状況的にいろいろしょうがない面は多々感じられた。
お客さんもそんな多くは求めていないだろうから、東京で試合をできた、それだけでお腹いっぱいということだろう。
しかし一つだけ改善して欲しいことを上げるとしたら、やっぱり施設の改修かな…。
やはり施設全体の古さ、そして暗さはどうしたって気になるところだ。
これは東北フリーブレイズではなく施設の管理者(西武?)に向けて、ということになるが。
その余裕ももうあんまりないのかなあ…。
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